【ヨーロッパ旅行】ヨーロッパの航空会社 遅延・欠航ランキング|旅行前に知っておきたい信頼度とは【2025年上半期】
これからヨーロッパ旅行を計画している方にとって、航空会社の遅延や欠航情報は重要な判断材料となるかと思います。特に近年はストライキや人手不足、運航体制の不安定さにより、フライトのスケジュール変更が頻発していますからね。
本記事では、2025年1月1日~5月17日の間におけるヨーロッパ主要航空会社20社の遅延率・欠航率ランキングをまとめてる面白い情報がありましたので記事にしました。航空会社選びの参考にしていただければ幸いです。
2025年上半期|遅延が多かったヨーロッパの航空会社ランキング
以下は、到着が15分以上遅れた便の割合に基づく遅延率のランキングです。
ランク | 航空会社 | 遅延率 | 遅延便数 | 総フライト数 |
---|---|---|---|---|
1 | TAPポルトガル | 37.14% | 15,615 | 42,047 |
2 | エールフランス | 22.65% | 23,109 | 102,008 |
3 | スイスインターナショナル | 22.42% | 11,523 | 51,396 |
4 | フィンエアー | 20.95% | 9,063 | 43,253 |
5 | ライアンエア | 20.73% | 77,019 | 371,471 |
6 | イージージェット | 20.63% | 39,871 | 193,277 |
7 | KLMオランダ航空 | 19.68% | 26,626 | 135,296 |
8 | バズ | 17.41% | 6,869 | 39,446 |
9 | ブリティッシュ・エアウェイズ | 16.91% | 18,876 | 111,655 |
10 | ブエリング航空 | 16.71% | 12,898 | 77,177 |
※ 遅延便=到着が15分以上遅れた便
※ 出典:Flightright
2025年上半期|欠航が多かったヨーロッパの航空会社ランキング
こちらは、期間中にキャンセルとなった便の割合に基づく欠航率のランキングです。
ランク | 航空会社 | 欠航率 | 欠航便数 | 総フライト数 |
---|---|---|---|---|
1 | フィンエアー | 3.35% | 1,448 | 43,252 |
2 | KLMオランダ航空 | 2.04% | 2,760 | 135,296 |
3 | ブリティッシュ・エアウェイズ | 1.58% | 1,763 | 111,655 |
4 | エアリンガス | 1.29% | 486 | 37,804 |
5 | スイスインターナショナル | 1.29% | 615 | 51,396 |
6 | TAPポルトガル | 1.08% | 456 | 42,047 |
7 | ルフトハンザ航空 | 1.00% | 1,757 | 175,641 |
8 | エーゲ航空 | 0.94% | 342 | 36,345 |
9 | エールフランス | 0.88% | 896 | 102,008 |
10 | ノルウェー・エアシャトル | 0.65% | 219 | 33,675 |
※ 欠航=フライトが運航されなかった場合
※ 出典:Flightright
2025年初頭におけるJALとANAの運航実績
以下は、2025年1月と2月におけるJALの運航実績です。
日本航空(JAL)の運航実績(2025年1月・2月)
月 | 運航便数(合計) | 欠航便数 | 欠航率 | 定時出発率 | 定時到着率 |
---|---|---|---|---|---|
1月 | 30,666便 | 328便 | 約1.07% | 83.65% | 80.79% |
2月 | 27,313便 | 542便 | 約1.98% | 76.06% | 71.80% |
※欠航率は、欠航便数を運航便数で割った値を基に算出しています。
ANAの最新の運航実績については、2025年のデータが公開されていないため、2024年の情報を参考にします。
全日本空輸(ANA)の運航実績(2024年)
年度 | 定時運航率 | 欠航率 |
---|---|---|
2023年度(2023年4月~2024年3月) | 83.47% | データなし |
※定時運航率は、出発予定時刻より15分以内に出発した便の割合を示しています。(タビリス)
日本とヨーロッパの航空会社の運航信頼性の比較
上記のデータから、日本の主要航空会社であるJALとANAは、ヨーロッパの主要航空会社と比較して、定時運航率が高く、欠航率も低い傾向にあることがわかります。(Aviation Wire)
例えば、JALの2025年1月の定時出発率は83.65%、欠航率は約1.07%であり、ヨーロッパの航空会社では、TAPポルトガルの遅延率が37.14%、フィンエアーの欠航率が3.35%と高い数値を示しています。(JAL)
このように、日本の航空会社は運航の信頼性が高く、旅行者にとって安心して利用できるっていうのは数字でも見て取れますね。
実体験:私が搭乗した際のフライト状況
これまでに私自身が実際に搭乗した際の経験も参考までにご紹介します。
- フィンエアー:最近はストライキの嵐ですが、数年前に利用した際は問題なく運航されました。
- ルフトハンザ航空:フライトは遅延し、到着後はバゲージが遅れて到着しました(ディレイドバゲージ)。たまたまかもしれませんが、過去に利用した5回中4回は人種差別、圧倒的な態度が悪い空港職員でして最悪。それ以来ルフトハンザもドイツも利用してません。
- スカンジナビア航空(SAS):ストライキの影響によりフライトがキャンセルに。この時はANAマイルを使っており、SFC効果もあったのかANAさんにとても助けてもらいました。
- スイスインターナショナル:フライト遅延により乗継に間に合わなそう!という不安を感じました。
- エールフランス:比較的軽度の遅延が発生。
なお、今後再びエールフランスを利用予定です。欠航などがないことを願うばかりです。
【結論】
フライトの信頼性は航空会社によって大きく異なります。特にTAPポルトガルやエールフランス、スイスインターナショナルといった航空会社は遅延率が高く、注意が必要です。
さらに、EUでは2025年にEC 261/2004(航空機遅延時の乗客補償規則)の改正が予定されており、補償までのハードルが上がる可能性が報じられています。これにより、旅客が補償を受けるまでの時間や条件が厳しくなることが懸念されています。
日系のANA、JALに乗れるのが一番良いのですが、どうしてもお値段が高いことが多いです。その際に行き先の現地の航空会社であれば直行便もあるしお値段も安かったりもしますが、遅延や欠航。その際の対応の違いなど諸々見えにくい部分ではリスクやトラブルもあるんですよね。
私の場合はそんなトラブルもトラベルの楽しみ方。と思えることもあるし、ドイツのように許せんこともありますし、まぁその辺は許容範囲との相談と経験と割り切るかなどなどですかね。
以上!旅行前には、遅延率・欠航率を踏まえた航空会社選びが、トラブル回避に役立つかと。
それではみなさま、素敵な旅を!
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