【有償150万円!?】JALマイルでエールフランス ビジネスクラス特典航空券をキャンセル・再予約|必要マイル数や諸税も詳しく解説【実体験2025年】

ヨーロッパ行きの特典航空券を発券する際、「どの空港を出発地にするか」「何マイル必要か」といった判断に迷う方は多いのではないでしょうか。特にJALマイルを使った提携航空会社の予約では、空席状況・必要マイル数・諸税のバランスを考慮する必要があります。
今回は、エールフランスのビジネスクラス特典航空券を一度キャンセルし、東京発着の往復便に取り直した実体験をもとに、実際にかかったマイル数・諸税・変更理由などを詳しくまとめました。
またエールフランス新型ビジネスクラス(ドア付き個室)にも搭乗しましたので最後にご紹介もあります。
もともとの予約内容|ソウル発 → パリ → 東京(羽田)
予約当初の経路と選択理由
当初は、韓国・ソウル発 〜 パリ経由 〜 東京(羽田)行きというルートでエールフランスのビジネスクラスを2名分予約しました。この経路を選んだ理由は、東京発着よりも空席が多く、必要マイル数も少なかったためです。
必要マイル数と諸税(2名分)
- 必要マイル数:100,000マイル(2名分で50,000マイル×2)
- 諸税・手数料:35,990円 × 2名 = 71,980円
東京発と比較してマイル数の使用も少なく空席の確保がしやすい一方、ソウルまでのポジショニングフライト(自費)が必要で、時間的にもコスト的にも負担がかかる点が課題でした。
ポジティブに捉えると、ソウル旅行を1~2泊楽しめる点でもありますが。

キャンセルと再予約の理由|旅程のシンプル化を優先
変更を決めた背景
この時点では、ANAの直前解放便に切り替える可能性も視野に入れていたため、できるだけ複雑な旅程は避けたいという思いがありました。
加えて、JAL側の予約関連トラブル(※詳細は以下の記事をご参照ください)もあり、より柔軟に動ける旅程に変更する必要がありました。
【エラー】JALマイルで発券したエールフランス便、Webで変更できない?原因と対応方法を解説【国際線提携航空会社】
キャンセル時の対応とマイル返還
JALマイルでの提携会社の国際線特典航空券だとしても、所定の手数料を支払えばキャンセル・払い戻しが可能です。
今回も特に問題なくマイルは全額すぐ払い戻しされまして、次の発券時にマイルを使えました。諸税も全額払い戻しですが、カード会社のタイミングで戻ってくる予定です。
また通常キャンセル手数料は1名につき3100円です。ANAのようにマイルでもっていかれるのは辛いので、ここはJALの方が圧倒的に良いと思っています。
新しく予約した航空券|東京(羽田)発着の往復便
再予約したルートの概要
最終的に選んだのは、東京(羽田)⇄パリ(CDG)往復のエールフランス ビジネスクラス特典航空券です。東京発着であるため、ポジショニングフライトの必要がなく、旅程が大幅にシンプルになりました。
新たな必要マイル数と諸税(2名分)
- 必要マイル数:110,000マイル(2名分で55,000マイル×2)
- 諸税・手数料:37,910円 × 2名 = 75,820円
2名分のトータルとしてマイル数は+20,000マイル、諸税は+3,840円となりましたが、韓国までのフライトや乗り継ぎの手間を考えると、十分に許容できる範囲です。

再予約してよかった?費用面・旅程面のバランスを考察
マイル数・コストの比較
比較項目 | 旧予約(ソウル発) | 新予約(羽田発) |
---|---|---|
必要マイル数 | 100,000マイル(2名分) | 110,000マイル(2名分) |
諸税・手数料 | 71,980円(35,990円×2名) | 75,820円(37,910円×2名) |
ポジショニング | ソウルまで自費移動が必要 | 不要 |
1名分あたり1万マイルと数千円の追加で、出発地・帰着地ともに日本国内で完結するシンプルな旅程を実現できたのは、大きなメリットだったと感じています。
マイルの消費数のみで言えば別でポジショニングフライトをとった方が良いのですが、別切りにすると時間的なロスやトラブル時の対応が複雑になり、旅程の柔軟性が少なくなるので、今回はトータル的には良しとしてます。
有償航空券との比較とマイルの単価

同日のフライトを有償で発券するとなると150万円と驚愕のお値段
付近で安い日程で発券できたとしても120万円以上です
今回利用したJALマイル特典航空券(エールフランス ビジネスクラス)は、同便の有償航空券と比較して、どれほどお得だったのでしょうか?以下の表にまとめました。
有償航空券との比較(2名分)
比較項目 | 特典航空券(JALマイル) | 有償航空券(同便) |
---|---|---|
必要マイル数 | 110,000マイル(55,000×2名) | ― |
諸税・手数料 | 75,820円(37,910円×2名) | 含まれる |
実質支払い額 | 約7.5万円+マイル | 約1,500,000円(2名合計) |
マイルの使い道 | 東京⇄パリ 往復ビジネスクラス | 同便(ビジネスクラス) |
1マイルあたりの価値 | 約12.95円/マイル | ― |
発券の柔軟性 | 日程変更・キャンセル可能(規定あり) | 運賃条件により制限あり |
特典航空券で発券した今回のケースでは、1マイルあたり約13円相当の価値を引き出すことができました。これは、一般的な「1マイル=1.5〜2円」とされる目安を大きく上回る結果です。
マイル単価の算出方法
- 有償航空券の参考価格:1,500,000円(2名分)
- 実費負担:75,820円(諸税等)
- 差額:1,424,180円 → マイルによってカバーされた価値
- 1,424,180円 ÷ 110,000マイル ≒ 12.95円/マイル
エールフランス特典航空券の活用Tips
エールフランスはビジネスクラスでも座席指定が有料
こちらはご存知の方も多いかもしれませんが、基本的には有料です。
またJALマイルで発券した場合は、そのまま座席指定することができませんので要注意
【JALマイル】エールフランスのビジネスクラス特典航空券を発券!事前座席指定や予約方法など解説

空席状況は日々変動
今回の経験から、エールフランスのビジネスクラス特典は日々開放されたり、空席がなくなったりと変動多いという印象を受けました。最初に「とりあえず押さえる」という戦略も有効ですが、変更の可能性がある場合はキャンセル可能な旅程を選ぶのが安心です。
ちなみにJAL便の場合は変更ができませんが、JALマイルで提携航空会社の特典航空券を発券した場合は便や日付の変更が可能なので、キャンセルしなくても済むケースもあります。
ANA便との比較と使い分け
ANAの特典航空券と比較すると、SkyTeam(エールフランス)は空席の開放が比較的多い反面、必要マイル数はANAよりもやや多めです。とはいえ、最近の改訂でANAマイルも少なくはなくなってしまいましたけが、片道発券もできるようになったので個人的にはANAマイルとの向き合い方も修正しました
【改善!?改悪!?】ANA国際線特典航空券が大きく変わる!片道発券可能に、必要マイル数も変更!
おわりに|複雑さより「旅程のシンプルさ」を優先

結果的に、2万マイルと約4,000円の追加で、旅程が格段にシンプルになり、柔軟に行動できるようになったことに満足しています。
JALマイルを活用した提携航空会社、エールフランスの特典航空券予約では、「安く取れた」だけではなく、実際の移動にかかる手間やストレスも考慮した判断が重要だと再認識しました。
これから特典航空券でヨーロッパ旅行を計画している方の参考になれば幸いです。
それではみなさま、素敵な旅を!
エールフランスの新型ビジネスクラスにも先日搭乗できました!
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