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海外決済、どこまで最適化するべきか。Revolut・IDARE・Wise・クレカの使い分けと、私の考え方

海外旅行情報ろぐ

海外旅行の費用が上がり続けています。

円安、インフレ、クレカ改悪。 このあたりが重なって、「海外決済をもっと最適化しよう」という話題をよく見かけるようになりました。

Wise、Revolut、IDARE。 「手数料ゼロ」「リアルレート」「海外でも損しない」。

気になりますよね。私もそうです。

ただ、正直に言うと、私はWiseを持っていますが旅行ではほとんど使っていません。

なぜそうなったのか。 Revolut・IDAREは使っているのに、Wiseは使っていない理由って何なのか。

この記事では「どのサービスが最安か」ではなく、「自分はどこまでやるべきか」という問いに向き合ってみます。

海外旅行10回以上、フランスだけでも7回。そのなかで出てきた、今のところの結論です。


海外クレカの手数料が高すぎる|三菱UFJ系4.5%時代の海外決済

ニュースのレートと、カード決済のレートは違う

ひとつ前提として共有しておきたいのですが、「今日のユーロは180円」というニュースのレートと、クレカで実際に決済されるレートは少しズレています。

カード会社のレートにはスプレッドが乗っていて、そこに海外決済手数料が加算されます。 体感では5円以上ズレることもあって、ユーロが180円台に入ってからは、私自身は実質200円として計算するようになりました。

同じタイミングにAmex・VISA・Mastercardのレートを比較した記事も書いているので、気になる方はこちらも。 → 【実体験で比較】クレジットカードの海外レートと手数料|ユーロ払いでここまで差が出る!

三菱UFJ系は4.5%はかなり重い

公式より:https://www.cr.mufg.jp/member/new/20260515_02.html

三菱UFJ系のカードは、海外ショッピング手数料が4.5%になると発表されてましたね。

100ユーロ(約20,000円)の買い物で900円。 旅行中にこれが10回あれば9,000円が手数料になります。じわじわ効いてくる数字ですね。

私の使っているJALカードも含まれますので、今後の海外旅行でJALカード決済はしないと思います。

JCBは1.6%だけど、ヨーロッパでは弱い

JCBの海外手数料は1.6%で、主要ブランドのなかでは低い部類です。数字だけ見れば魅力的。

ただ、ヨーロッパではJCBが使えない店舗が結構ある印象。 私は使える店の少なさが気になって、そもそもヨーロッパへはJCBを持参していません。 代わりにVISA・Mastercard・Amexの3ブランドを持っていっています。

手数料率より「確実に使えること」を優先した結果です。

海外クレカの手数料と付帯保険については、こちらにまとめています。 → 【海外旅行前に知っておきたい】主要クレジットカードの海外手数料&海外旅行保険まとめ


海外決済を最適化しすぎると「管理コスト」が増える

ここがこの記事で一番言いたいことかもしれません。

管理コスト、という考え方

Wiseのレートが良いのはわかっています。

ただ、年1回の旅行のために、

  • 口座を開いて
  • 渡航前に円をチャージして
  • 残高を管理して
  • 帰国後に円転する

この手間と、手数料の差額が見合うかどうかは、人によって違うと思っています。

差額が年間数百〜数千円だとしたら、そのために口座を1つ増やすのがコスパの良い行動かどうか。 私にとっては「そこまでやらなくていいかな」という結論になりました。

最適化できる対象が増えすぎている

海外旅行まわりで最適化できるものって、今けっこう多いです。

クレカの手数料、為替タイミング、マイルの使い方、eSIM選び、空港ラウンジ、ポイ活との連携…。

全部やろうとすると、旅行前に疲れます。

私はわりと仕組み化するのは好きです。

ただ、陸マイラーあるあるでクレカは増えました。
正直、管理はかなり雑です。

「ここまでやれば十分」という線引きを持っておくこと。それが最終的には一番ラクだと感じています。


海外旅行の決済方法|私のクレカ・Revolut・IDARE使い分け

メイン:クレジットカード(VISA・Mastercard・Amex)

画像内Revolutの項目の訂正。リアルレートではなく私は「リアルレートに近いレート」という認識で使ってます。

ヨーロッパへはVISA、Mastercard、Amexの3ブランドを持参します。

理由は2つ。

1つはブランドによって使えない場面があるから。ヨーロッパではAmexを断られる店もありますし、VISAでもマスターでも弾かれることもあります。複数あると安心です。

もう1つは海外旅行保険の適用のため。クレカの付帯保険を有効にするには、旅行費用をそのカードで払う必要があるものが多いです。空港バスや電車など、出発前後の交通費をカードごとに分散して払うようにしています。

サブ:Revolut

フランスや韓国で実際に使いました。次のフランス、ヨーロッパでも使う予定です。

2026年1月のフランスでは、2万円を両替して108.56ユーロになりました。
手数料ゼロ。プレミアムプランにしたのか、平日の両替だったのが良かったんだと思います。

チャージは「使うタイミングで使う分だけ入れる」でやっています。残高管理が特別面倒という感覚はないです。

注意点としてはAmex含むAmerican Express、Cirrus、Discovery、Diners Club、JCB、Union Payからのチャージはできません。

Revolutの使い方やプラン比較はこちらにまとめています。 → 【海外旅行】両替・外貨決済のコストを減らすRevolutの使い方(注意点・プラン比較)

バックアップ:海外事務手数料0%のIDARE

IDAREを持つ理由は2つあります。

1つは海外手数料0。 もう1つはAmexでチャージできること。

Revolutへのチャージは基本的にMastercardかVISAですがAmexメインの方には辛いところ。IDAREはAmexでチャージできるので、Amexをよく使っている人には相性がいいです。

ただし、チャージ分のポイントは付かないはずなので、その点をどう扱うかです。

タックスフリー(免税)の還付金については、RevolutとIDAREで受け取り結果に差が出ることがわかりました。こちらで詳しく書いています。 → 【タックスフリー】Global Blueの免税還付はRevolutに3日で着金。IDAREは不可→Wise返金

Wise:持っているけど旅行ではほぼ使っていない

この話、次のセクションで書きます。


Wiseは海外旅行に必要ない?海外旅行で使っていない理由

ここが、この記事でいちばん「一次情報」な部分です。

そもそもWiseを作った理由

海外口座を持っておきたかったから、です。

外貨を受け取る口座として使ったり、Revolutに流したりという使い方はしています。

旅行でメイン決済にしていない理由

大きく2つあります。

1つ目は、日本のWiseはクレジットカードでチャージできないこと。

Revolutなら Mastercard・VISAでチャージできます。IDAREならAmexも使えます。 Wiseにはその選択肢がなく、チャージの手段が一段増えます。 これが個人的にはけっこうネックでした。

2つ目は、SNSで見かけるトラブル事例があること。

Xで口座凍結や入出金トラブルの報告を見かけることがあります。多くは特定の事情によるものだと思いますが、「旅を崩したくない」という優先順位がある私には、それが少しリスクとして映ります。

Wiseそのものを否定しているわけでは全然ないです。
むしろ使い道によってはWISEがないと困る場面もありますので、海外旅行では使わない。と用途はわけて、自分の中の最適化で使っています。

Wiseが向いていると思う人

長期滞在の方や、銀行口座にある円をまとめて外貨に移して使いたい方には強い選択肢だと思っています。

日本の銀行からチャージして現地で使う、そのときの為替レートと手数料がWiseの強みです。

年1回・短期旅行で支払い額もそれほど多くないなら、そこまでやる必要があるかは別の話かなと思っています。

「Revolut・Wise・IDAREはどんな人向け?」

簡単にまとめると、こんな感じでしょうか

サービス向いてる人向いてない人
Revolut海外旅行頻度高い管理増やしたくない
Wise長期滞在・海外送金年1回旅行
IDAREAmex活用したいシンプル重視
クレカのみ年1回旅行手数料最適化したい

Revolut・IDAREは必要?作る価値がある人・ない人

一言でいうと「旅行の頻度と、使う金額次第」です。

作っておいて良いと思う人

  • 年に複数回、海外へ行く
  • ヨーロッパ・北米など物価の高いエリアに行く
  • 旅行中の支払い総額が多い
  • チャージや残高管理を苦にしない

Revolutはこの条件なら持っておいて損がないと思います。

IDAREはAmexユーザーに特に相性が良いです。Revolutのチャージ方法が合わない場面をカバーしてくれます。

なくてもいいかもしれない人

  • 年1回、短期の海外旅行
  • 支払い総額がそこまで多くない
  • 口座やアプリはなるべく増やしたくない

手数料の差額を計算すると、年間で数千円の節約になる可能性はあります。

ただ、その数千円のために口座を開いて、チャージ方法を覚えて、アプリを管理するかどうか。 コスト感の問題なので、「やらない」という判断も全然合理的だと思っています。


年1回の海外旅行なら、クレカ+Revolutで十分かもしれない

最低限として、これだけあれば旅は崩れないと思っています。

VISAかMastercardのクレジットカード × 2枚以上(カード会社が違うもの)

これが前提です。1枚止まってももう1枚で対応できる。 深夜でも週末でも、クレカがあればたいていの場面はなんとかなります。

そこにRevolutを1枚加えると、手数料面での選択肢が増えます。 IDAREやWiseはその先にある、という感覚です。

通信のバックアップも合わせて考える

決済の話だけで終わらせたくないので、ひとつ加えます。

通信が死ぬと、決済も不便になります。

Revolutの認証もIDAREへのチャージも、スマホとネット接続が前提です。 私がeSIMを複数運用しているのも、そのためです。

円安とインフレが続いてから、「現地でなんとかする」よりも「出発前に全部整えていく」方針にシフトしました。 トラブルが起きると、時間と費用の両方が消えます。 限られた旅行日数で、それが一番もったいないと思っているので。


海外決済をどこまで最適化するべきか|私の結論

最終的な話をすると、「最安を選ぶ」よりも「旅を崩さない構成を選ぶ」が自分の判断軸になっています。

海外では「安全はお金で買え」という感覚に近いかもしれません。 トラブルが起きれば時間も費用も余計にかかります。インフレ・円安の今、予期しない出費はダメージが大きいです。

だから複数ブランドのクレカを持ち、RevolutとIDAREも持つ。 それぞれがバックアップでもあり、使い分ける道具でもある。

細かいことを言うと、クレカのポイント計算(1取引単位で切り捨てが発生するケースがある)を意識して、端数の出にくい金額でRevolutやIDAREを使う場面もあります。 こういう小さな話も、積み重ねると意外と効いてくるかなと思っています。

「最適化しすぎると旅行前に疲れる」というのはその通りで、私も全部を常に考えているわけではないです。ある程度仕組みが決まっていれば、あとは旅行を楽しめる。

昔より、海外旅行は「なんとかなる」ことは増えましたが、お金はかかる。

だからこそ私は、最安を追いかけるより

  • 決済
  • 通信
  • 保険

を含めて、「旅を崩さない構成」を先に作るようになりました。


よくある質問

Q. WiseとRevolutはどちらが良いですか?

A. 旅行スタイルによって変わります。ヨーロッパへ年複数回行くならRevolutの方が使いやすいと思います。長期滞在や銀行口座の円をまとめて外貨に移したい場合はWiseも有効です。ただし日本のWiseはクレカチャージができないため、チャージ手段を確認してから検討してください。

Q. JCBはヨーロッパで使えますか?

A. 使えない場所もあるという印象です。正直使ってませんので、どの程度かはわかりません。VISAかMastercardをメインに持参して、JCBはサブ扱いか、そもそも持参しないという判断もあると思います。

Q. Revolutのチャージは面倒ではないですか?

A. 慣れれば特に面倒ではないです。使う分を使う前に入れるだけです。ただしAmexでのチャージは手数料が発生するケースがあるので、プランと支払い方法は確認しておくと良いです。

Q. 年1回の旅行でRevolutは必要ですか?

A. 必須ではないです。VISAかMastercardのクレカを2枚以上持参できればたいていの場面は乗り切れます。ただ、作る手間もそれほど高くないので、使う意欲があれば持っておいて良いと思います。

Q. IDAREはRevolutと何が違いますか?

A. 最大の違いはAmexでチャージできることです。また、タックスフリーの還付金の受け取りについてはRevolutとIDAREで挙動が異なる場合があります。免税をよく使う方は関連記事を参照してください。


あわせて読みたい|ヨーロッパ搭乗記まとめ

この記事で触れた「旅を崩さない決済構成」は、実際のヨーロッパ旅行のなかで積み上げてきたものです。 搭乗記もあわせてどうぞ。

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決済まわりの詳細はこちら

この記事で触れたサービスや手数料の詳細は、以下の記事でまとめています。

【タックスフリー】Global Blueの免税還付はRevolutに3日で着金。IDAREは不可→Wise返金

【海外旅行】両替・外貨決済のコストを減らすRevolutの使い方(注意点・プラン比較)

【海外旅行前に知っておきたい】主要クレジットカードの海外手数料&海外旅行保険まとめ

【実体験で比較】クレジットカードの海外レートと手数料|ユーロ払いでここまで差が出る!

【保存版】海外旅行でのクレジットカード利用時の為替レート確認方法

それではみなさま、素敵な旅を!

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