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【2026年最新】クレジットカードの海外手数料を比較|旅行保険の利用付帯も確認

主要クレジットカードの海外事務手数料と海外旅行保険を比較 クレカろぐ

海外旅行でクレジットカードを使うときは、ポイント還元率だけでなく、海外事務手数料海外旅行保険の適用条件を確認しておく必要があります。

同じVisaやMastercardでも、海外事務手数料はカードを発行する会社によって異なります。また、旅行保険が付いているカードでも、航空券や空港までの交通費などを対象カードで支払っていなければ、補償されないことがあります。

この記事の結論

  • 今回比較するカードでは、JCB発行のJCB CARD Wが海外事務手数料1.60%で最も低い
  • アメックス発行カードは3.5%、三井住友・JAL・楽天系は3.63%、セゾン・エポス系は3.85%
  • 決済時は、原則として「日本円」ではなく「現地通貨」を選ぶ
  • 現地決済に使うカードと、海外旅行保険を有効にするカードは分けて考えてよい
  • 死亡・後遺障害よりも、傷害治療費用と疾病治療費用を重点的に確認する

本記事では、私が実際に保有・利用しているカードを中心に、主要クレジットカードの海外事務手数料と海外旅行保険を、2026年7月時点の公式情報に基づいて整理します。

カード会社ごとの実際の換算レートについては、以下の記事で明細を使って比較しています。

海外利用時の実際の換算レートをアメックス・Visa・Mastercard・セゾンで比較

クレジットカードの海外事務手数料とは

海外事務手数料とは、外貨で利用した代金を日本円へ換算するときに、カード会社が上乗せする手数料です。

海外での請求額は、一般的に次の要素で決まります。

海外で使った外貨額 × 国際ブランドの基準レート + カード会社の海外事務手数料

注意したいのは、海外事務手数料が同じでも、Visa・Mastercard・JCBなどの基準レートや売上処理日が異なるため、最終的な請求額まで完全に同じになるとは限らない点です。

また、海外事務手数料は「Visaだから何%」と一律に決まるものではありません。同じVisaでも、三井住友カード、楽天カード、エポスカードなど、発行会社によって料率が異なります。

主要クレジットカードの海外事務手数料比較【2026年7月】

今回比較するカードの海外事務手数料は以下のとおりです。

カードブランド海外事務手数料発行会社
JCB CARD WJCB1.60%JCB
マリオットボンヴォイ・アメックス・プレミアムAmerican Express3.50%American Express
ANA VISA SFCゴールドVisa3.63%三井住友カード
JAL JGC CLUB-AカードMastercard3.63%三菱UFJニコス/DC
楽天プレミアムカードVisa・Mastercardなど3.63%楽天カード
セゾンプラチナ・アメックスAmerican Express3.85%クレディセゾン
JQ CARD エポスゴールドVisa3.85%エポスカード

※2026年7月26日時点。カード名称や発行会社、提携先によって条件が異なる場合があります。渡航前には必ず各カードの公式サイトをご確認ください。

今回の比較では、JCBが直接発行するJCB CARD Wの1.60%が最も低くなっています。

ただし、JCBブランドならすべて1.60%になるわけではありません。提携カードの場合は、カード発行会社が独自の手数料を上乗せすることがあります。

各社の条件は以下の公式ページで確認できます。

10万円・30万円利用した場合の手数料差

海外で10万円または30万円を利用した場合、海外事務手数料部分だけでも次の差が発生します。

手数料率10万円利用30万円利用
1.60%1,600円4,800円
3.50%3,500円10,500円
3.63%3,630円10,890円
3.85%3,850円11,550円

30万円を決済した場合、1.60%と3.85%の差は6,750円です。

ブランド品の購入やホテル代など、海外で高額決済をする場合は無視できない差になります。

一方で、カードによってポイントやマイルの還元率が異なるため、手数料率だけで判断するのではなく、獲得できるポイントの価値も含めて比較する必要があります。

三菱UFJニコスは2026年11月に一部カードを値上げ予定

三菱UFJニコスは、2026年11月から一部カードの海外事務手数料を改定する予定です。

  • Visa・Mastercard:3.85%から4.50%
  • JCB:2.04%から4.34%
  • American Express:4.30%

ただし、JALカードのVisa・Mastercardは従来どおり3.63%と案内されています。JALアメリカン・エキスプレス・カードは3.43%へ改定される予定です。

三菱UFJニコスの2026年11月改定内容を確認する

海外では日本円ではなく現地通貨で決済する

海外の店舗や決済端末では、日本円と現地通貨のどちらで支払うか選択を求められる場合があります。

基本的には、ユーロ圏ならユーロ、アメリカなら米ドルというように、現地通貨建てを選択します。

日本円建てを選ぶと、DCC(Dynamic Currency Conversion)と呼ばれる仕組みによって、店舗や決済事業者が設定した独自の換算レートが適用されます。金額をその場で円に確定できる反面、カード会社の換算レートより割高になることがあります。

決済端末で「JPY」か「EUR・USDなどの現地通貨」を聞かれたら、原則として現地通貨を選びます。

海外での支払い方法やRevolut・Wiseなどを含めた対策は、以下の記事で詳しく解説しています。

海外旅行保険は自動付帯と利用付帯を確認する

海外旅行保険には、大きく分けて「自動付帯」と「利用付帯」があります。

区分主な条件注意点
自動付帯対象カードを保有し、条件を満たす旅行を開始すると適用補償対象者や期間はカードごとに異なる
利用付帯対象となる航空券、公共交通機関、募集型企画旅行などをカードで支払う対象外の支払いでは保険が有効にならない

利用付帯で特に注意したいのは、単に海外でカードを使えばよいわけではない点です。

対象となる支払いはカードごとに異なります。航空券、電車、バス、タクシーなどが対象になるカードがある一方、ホテル代、レンタカー代、空港使用料、ラウンジ代などは対象外になる場合があります。

主要カードの海外旅行保険を比較

死亡・後遺障害の最高額だけでは、旅行中に実際に使いやすい保険かどうかは判断できません。

海外旅行では、病気やケガで病院を受診したときに使う傷害治療費用・疾病治療費用を重点的に確認します。

カード付帯条件傷害治療疾病治療主な注意点
JCB CARD W利用条件あり最高補償額2,000万円。詳細は補償規定を確認旅行代金等の利用条件を確認
ANA VISA SFCゴールド利用付帯150万円150万円出国前に対象となる交通費・募集型企画旅行代金の決済が必要
JAL JGC CLUB-A自動付帯150万円150万円補償期間は原則90日。家族特約なし
マリオットボンヴォイ・アメックス・プレミアム利用付帯300万円300万円旅行代金のカード決済が必要
セゾンプラチナ・アメックス利用付帯300万円300万円対象カード決済後に保険適用。家族特約あり
楽天プレミアムカード自動付帯と利用条件付き補償の組み合わせ補償項目ごとに条件が異なる利用付帯部分と自動付帯部分を分けて確認
JQ CARD エポスゴールド利用付帯200万円270万円募集型企画旅行または公共交通乗用具の料金を決済

※補償額は本会員を基準とした概要です。家族カード、家族特約、旅行開始日、カード決済日などによって条件が異なります。実際の適用可否は保険会社の約款・審査に基づきます。

ANA VISA SFCゴールドは出国後の決済では有効にならない

ANA VISA/Mastercard SFCゴールドは、2025年10月16日以降に出発する旅行から利用条件が変更されています。

海外旅行保険を有効にするには、日本出国前に次のいずれかを対象カードで決済する必要があります。

  • 航空機、電車、船舶、タクシー、バスなどの公共交通乗用具
  • 宿泊を伴う募集型企画旅行の旅行代金

以前のように出国後の公共交通機関の支払いで保険を開始することはできません。

ANAカードの付帯保険を公式サイトで確認する

JAL JGC CLUB-Aは自動付帯だが治療費は150万円

JAL CLUB-Aカードの海外旅行保険は、旅行代金をカードで支払っていなくても適用される自動付帯です。

傷害死亡は最高5,000万円ですが、旅行中に利用する可能性が高い傷害治療費用と疾病治療費用は、それぞれ150万円です。

自動付帯は扱いやすい一方、渡航先や旅行内容によっては、治療費用150万円だけでは不足する可能性があります。

JAL CLUB-Aカードの付帯保険を確認する

マリオット・アメックス・プレミアムは利用付帯

マリオットボンヴォイ・アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードは、旅行代金をカードで決済した場合に海外旅行保険が適用されます。

  • 傷害治療費用:300万円
  • 疾病治療費用:300万円
  • 救援者費用:400万円
  • 基本カード会員の傷害死亡・後遺障害:最高1億円

なお、アメリカン・エキスプレスでは、2026年7月1日以降に旅行期間が始まる旅行から、海外旅行傷害保険の携行品損害補償が終了しています。

アメリカン・エキスプレスの旅行傷害保険を確認する

セゾンプラチナ・アメックスも利用付帯

セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードの海外旅行保険は利用付帯です。

日本出国前に航空券や公共交通乗用具、募集型企画旅行などの代金をカードで支払うと、旅行開始時から保険が適用されます。

出国後に初めて対象となる海外の公共交通機関を支払った場合は、その決済時点から保険が適用されます。ただし、ホテル宿泊代やレンタカー代などは対象外です。

  • 傷害治療費用:300万円
  • 疾病治療費用:300万円
  • 救援者費用:300万円
  • 傷害死亡・後遺障害:最高1億円
  • 家族特約あり

セゾンプラチナ・アメックスの保険案内を確認する

現地決済用カードと保険用カードは分けてよい

海外事務手数料が最も安いカードと、海外旅行保険が最も充実しているカードが同じとは限りません。

そのため、次のように役割を分ける方法があります。

カードの使い分け例

  • 現地での決済:海外事務手数料が低いカード
  • 航空券・空港アクセス:海外旅行保険を有効にしたいカード
  • ホテルのデポジット:利用枠と信用力に余裕があるクレジットカード
  • 予備:異なる国際ブランドのカードをもう1枚

たとえば、利用付帯のANA SFCゴールドやマリオット・アメックスで対象となる交通費を支払い、現地では手数料の低いJCB CARD WやRevolutを使うという考え方です。

ただし、すべての加盟店でJCBが利用できるとは限りません。VisaまたはMastercardも予備として持っていく方が安心です。

クレジットカード付帯保険だけでは不足する場合もある

クレジットカード付帯保険だけで十分かどうかは、渡航先、旅行期間、同行者、健康状態によって異なります。

特に次のような旅行では、別途加入する海外旅行保険も検討した方がよいでしょう。

  • 医療費が高額になりやすい国へ渡航する
  • 90日を超える長期滞在や留学
  • カードの家族特約に含まれない同行者がいる
  • 傷害・疾病治療費用が100万円から300万円程度しかない
  • 既往症、妊娠、危険を伴うスポーツなど、補償対象外になりやすい事情がある
  • キャンセル補償や手厚い航空機遅延補償が必要

複数のカードを持っている場合、死亡・後遺障害以外の治療費用などは、契約内容に応じて複数の保険から支払われることがあります。ただし、実際に発生した損害額を超えて受け取れるわけではありません。

海外旅行前のクレジットカード確認リスト

  • 海外事務手数料を確認する
  • 利用付帯か自動付帯か確認する
  • 利用付帯の場合は対象となる支払いを確認する
  • 傷害・疾病治療費用を確認する
  • 家族カード・家族特約の対象者を確認する
  • 補償期間が旅行日数をカバーしているか確認する
  • キャッシュレス治療の連絡先を保存する
  • 暗証番号を確認する
  • 海外利用通知や利用制限の設定を確認する
  • 異なる国際ブランドのカードを2枚以上用意する
  • 決済時は現地通貨を選ぶ

よくある質問

VisaとMastercardでは海外手数料が決まっていますか?

国際ブランドだけでは決まりません。同じVisaやMastercardでも、三井住友カード、楽天カード、エポスカードなど、カード発行会社によって海外事務手数料が異なります。

海外では日本円と現地通貨のどちらを選べばよいですか?

原則として現地通貨を選びます。日本円建てを選ぶと、店舗や決済事業者が設定した独自レートが適用され、割高になる可能性があります。

今回比較した中で海外事務手数料が最も低いカードはどれですか?

2026年7月時点では、JCBが直接発行するJCB CARD Wの1.60%が最も低くなっています。ただし、JCBブランドの提携カードすべてが1.60%になるわけではありません。

ホテル代をカードで払えば海外旅行保険は利用付帯になりますか?

カードによって異なります。ホテル代が対象外となるカードも多いため、航空券、電車、バス、タクシー、募集型企画旅行など、公式規定で対象とされている支払いを確認してください。

クレジットカードの海外旅行保険は複数枚分を合算できますか?

傷害死亡・後遺障害は、原則として最も高い保険金額が上限となり、単純には合算されません。傷害・疾病治療費用などは、契約内容に応じて複数保険から支払われる場合がありますが、実際の損害額が上限です。

まとめ|海外手数料と旅行保険は別々に確認する

海外旅行で使うクレジットカードは、ポイント還元率だけで選ぶと、海外事務手数料や旅行保険の利用条件を見落とす可能性があります。

  • 海外事務手数料は国際ブランドではなく発行会社・カードごとに確認する
  • 高額決済では1%前後の差でも数千円の負担差になる
  • 日本円建てではなく現地通貨建てで決済する
  • 利用付帯の場合は、出国前に対象となる交通費などを支払う
  • 死亡補償よりも傷害・疾病治療費用を重視する
  • 現地決済用と旅行保険用のカードを分けてもよい

旅行代金を支払ったあとでは、海外旅行保険の利用条件を変更できない場合があります。航空券や空港アクセスを予約する段階で、どのカードの保険を有効にするか決めておくことが重要です。

海外での実際の換算レートや、手数料を抑える支払い方法については、以下の記事もあわせてご覧ください。

それではみなさま、素敵な旅を!

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