※最終更新:2026年6月28日
ANA SFCやANAプラチナ、JGCなどを持っている方の中には、「スカイチームの上級会員資格を取る方法はないのか」と考える方もいると思います。
ベトナム航空(Vietnam Airlines)のマイレージプログラム「Lotusmiles」では、条件を満たす他社上級会員向けに、有料のステータスマッチが提供されています。
うまく使えば、ベトナム航空の上級会員資格を通じて、スカイチームの優先チェックイン、追加手荷物、ラウンジ利用などを受けられる可能性があります。
ただし、この制度は費用・対象国・対象ステータス・申請条件が変わる可能性があります。この記事では、2026年6月時点で公式ページを確認した内容と、私自身がエールフランスKLMの有料ステータスマッチを使ってスカイチーム上級会員を利用した実体験を分けて整理します。
結論|スカイチームを使う予定がある人向け
最初に結論です。
- ANA SFCなどの上級会員から申請できる可能性がある
- ただし、承認可否や付与ティアはStatusMatch.com側の審査次第
- スカイチーム共通のラウンジ利用を重視するなら、基本的にはPlatinum狙い
- 費用は安くないため、今後1年以内にスカイチーム国際線を使う予定がある人向け
- 制度変更リスクがあるため、申請前に公式ページで確認必須
私の判断としては、ベトナム航空やエールフランス、KLM、大韓航空、デルタ航空、チャイナエアラインなどを今後1年以内に使う予定があるなら検討余地があります。
逆に、「いつか使うかもしれない」くらいなら、費用倒れになる可能性があります。
ベトナム航空ステータスマッチとは?

ベトナム航空ステータスマッチは、他社航空会社や一部ホテルなどの上級会員資格を持っている人が、有料でLotusmilesの上級会員資格に申請できる制度です。
申請・審査は、ベトナム航空本体ではなくStatusMatch.com経由で行われます。
承認された場合、LotusmilesのTitanium、Gold、Platinumのいずれかが付与されます。どのティアになるかは、申請元のステータスや審査条件によって変わります。
公式申請ページはこちらです。
Vietnam Airlines Lotusmiles Status Match 公式ページ
ANA SFCでもベトナム航空ステータスマッチに申請できる?
公式FAQ上では、ANA Mileage ClubやANA Super Flyersが対象リストに含まれています。
そのため、ANA SFC保有者がベトナム航空ステータスマッチを検討する価値はあります。
ただし、ここは過度に断定しない方がよいです。対象リストに表示されていても、最終的な申請可否、必要書類、付与されるLotusmilesティアは、申請時点の条件とStatusMatch.com側の審査によります。
特に注意したいのは、申請は基本的に1人1回限りという点です。
もし今後、ANAプラチナやANAダイヤモンドなど、より上位のステータスに上がる予定がある場合は、上位ステータスが反映されてから申請する方が安全です。
費用と有効期間
2026年6月時点で、航空会社ステータスからのマッチにおける申請料の目安は以下です。
| Lotusmilesティア | スカイチーム上の扱い | 申請料の目安 |
|---|---|---|
| Titanium | SkyTeam Elite | USD 129 |
| Gold | SkyTeam Elite | USD 219 |
| Platinum | SkyTeam Elite Plus | USD 359 |
費用は地域・対象ステータス・申請条件によって変わる可能性があります。為替の影響も受けるため、日本円換算では申請時点のレートで変動します。
また、承認された場合のステータス有効期間は12ヶ月です。継続したい場合は、通常のLotusmiles基準で再資格取得が必要になります。
重要|GoldとPlatinumではスカイチーム特典が違う

ここは特に重要です。
ベトナム航空のLotusmiles GoldとPlatinumは、どちらも上級会員ではありますが、スカイチーム上の扱いが違います。
| Lotusmilesティア | スカイチーム相当 | 主な意味 |
|---|---|---|
| Titanium | SkyTeam Elite | 優先チェックイン、追加手荷物など |
| Gold | SkyTeam Elite | ベトナム航空側の特典はあるが、SkyTeam Elite Plusではない |
| Platinum | SkyTeam Elite Plus | スカイチーム国際線利用時のラウンジアクセスなどが期待できる |
つまり、スカイチーム加盟航空会社でのラウンジ利用を主目的にするなら、基本的にはPlatinumを前提に考えるべきです。
Goldにもベトナム航空側のラウンジ特典などはありますが、スカイチーム共通特典としてのElite Plusとは別に考えた方が安全です。
スカイチームエリートプラスの主なメリット

Lotusmiles Platinumを取得できた場合、スカイチームではElite Plus相当になります。
主なメリットは以下です。
- スカイチーム国際線利用時のラウンジアクセス
- 同伴者1名のラウンジ利用
- 優先チェックイン
- 優先搭乗
- 優先手荷物取扱い
- 追加手荷物許容量
- 一部長距離路線での予約優先
個人的に価値が大きいと思うのは、ラウンジアクセスと優先チェックインです。
特にヨーロッパ旅行では、空港での待ち時間や混雑がストレスになりやすいです。エールフランスやKLM、大韓航空、デルタ航空などのスカイチーム国際線を使う予定があるなら、Elite Plusの価値はそれなりにあります。
ただし、ラウンジ利用条件は航空会社・空港・搭乗便・国際線/国内線の扱いで変わることがあります。必ず搭乗前に公式条件を確認してください。
日本人が使いやすいスカイチーム航空会社
日本在住者が現実的に使いやすいスカイチーム航空会社は、主に以下です。
- エールフランス
- KLMオランダ航空
- 大韓航空
- デルタ航空
- チャイナエアライン
- 中国東方航空
- ベトナム航空
- ヴァージン・アトランティック航空
- SAS
私の場合は、フランス・ヨーロッパ旅行が多いため、特にエールフランスとKLMとの相性を重視しています。
実際に私は、ANA SFCからエールフランスKLMのFlying Blueプラチナへ有料ステータスマッチを行いました。
そのときの話はこちらにまとめています。
ANA SFCからフライングブルー プラチナへステータスマッチした話
申請方法の流れ
ベトナム航空ステータスマッチの申請は、大まかには以下の流れです。
- Lotusmilesに無料登録する
- StatusMatch.comの申請ページにアクセスする
- 居住国を選択する
- 対象ステータスの情報を入力する
- ステータス証明や身分証明書を提出する
- 申請料を支払う
- 審査結果を待つ
- 承認後、Lotusmilesアカウントへ反映される
公式FAQでは、申請完了後3営業日以内に結果通知、承認後5営業日以内にアカウント反映とされています。
ただし、書類不備や条件不一致があると承認されない可能性があります。
ベトナム航空ステータスマッチが向いている人
この制度が向いているのは、次のような人です。
- 今後1年以内にスカイチーム国際線に乗る予定がある人
- エールフランス、KLM、大韓航空、デルタ航空などを使う予定がある人
- ラウンジや優先チェックインに明確な価値を感じる人
- 同伴者と海外旅行に行く機会がある人
- ANA SFCやJGCなど、他社上級会員資格をすでに持っている人
特に、夫婦や家族でヨーロッパ旅行に行く場合、同伴者1名のラウンジ利用ができるかどうかは大きいです。
ビジネスクラスに乗らない場合でも、空港ラウンジや優先チェックインが使えるなら、旅行全体の快適度はかなり変わります。
おすすめしにくい人
一方で、以下のような人にはおすすめしにくいです。
- 今後1年以内にスカイチームを使う予定がない人
- 国内線中心の人
- ラウンジ利用にあまり価値を感じない人
- 申請料を払ってまで上級会員を取りたいわけではない人
- 制度変更を自分で確認するのが面倒な人
ステータスマッチは「取れば得」ではありません。
使う予定があって初めて価値が出ます。
私もエールフランスKLMの有料ステータスマッチをしたときは、「この先エールフランスに乗る」「座席指定やラウンジで使う」と決めてから申し込みました。
私の実体験|有料ステータスマッチは使う予定がないと元を取りにくい
私はベトナム航空のステータスマッチを申請したわけではありません。
ただし、エールフランスKLMのFlying Blueプラチナへ有料ステータスマッチを行い、実際にスカイチーム上級会員としてエールフランスを利用しました。
その経験から言うと、有料ステータスマッチは「使う予定」がないと元を取りにくいです。
私の場合は、エールフランスのビジネスクラス座席指定、CDG空港でのラウンジ、SkyPriorityなど、使う場面が明確にありました。
逆に、ステータスだけ取っても、対象航空会社に乗らなければほとんど意味がありません。
フライングブルー プラチナを実際に使って得をしたのか、途中経過はこちらにまとめています。
フライングブルー プラチナ会員は本当にお得だったのか?実体験レビュー
エールフランスやCDG空港を使う人には相性が良い

スカイチーム上級会員の価値を感じやすいのは、やはりエールフランスやKLMを使ってヨーロッパに行く人だと思います。
私自身も、エールフランスの新型ビジネスクラスや、パリ・シャルルドゴール空港のラウンジを利用してきました。
実際の搭乗記はこちらです。
エールフランス AF186 パリ〜羽田 新型ビジネスクラス搭乗記
CDG空港T2Eのチェックイン、免税手続き、ラウンジまわりはこちらにまとめています。
パリCDG空港T2Eガイド|免税手続き・SkyPriority・ラウンジ
フライングブルー特典航空券の必要マイル数や改悪についてはこちらです。
よくある質問
ANA SFCでもベトナム航空ステータスマッチに申請できますか?
公式FAQ上では、ANA Super Flyersが対象リストに含まれています。ただし、申請可否や付与されるLotusmilesティアは、申請時点の条件とStatusMatch.com側の審査によります。
ANA SFCなら必ずPlatinumになりますか?
必ずPlatinumになるとは断定できません。公式の対象リストや申請画面での判定、StatusMatch.com側の審査によって変わる可能性があります。
ベトナム航空Goldでもスカイチームラウンジは使えますか?
Lotusmiles GoldはSkyTeam Elite相当、Lotusmiles PlatinumはSkyTeam Elite Plus相当です。スカイチーム共通特典としてのラウンジ利用を重視するなら、Platinumを前提に確認するのが安全です。
ステータスの有効期間はどれくらいですか?
承認された場合、ステータスの有効期間は12ヶ月です。継続するには、通常のLotusmiles基準で再資格取得が必要です。
申請は何回でもできますか?
基本的に1人1回限りです。あとから他社ステータスが上がっても、再申請やアップグレードができない可能性があります。
申請してから何日くらいで反映されますか?
公式FAQでは、申請完了後3営業日以内に結果通知、承認後5営業日以内にアカウントへ反映されるとされています。ただし、書類不備などがあると遅れる可能性があります。
ベトナム航空に乗らなくてもメリットはありますか?
スカイチーム加盟航空会社の国際線を使う予定があれば、ラウンジや優先チェックインなどのメリットを受けられる可能性があります。ただし、航空会社・空港・搭乗便の条件で扱いが変わるため、事前確認は必要です。
デルタ航空やエールフランスでも使えますか?
SkyTeam Elite Plusとして認識される条件を満たしていれば、スカイチーム加盟航空会社で共通特典を受けられる可能性があります。ただし、ラウンジや手荷物などの扱いは航空会社ごとに細かな条件があります。
まとめ|SFCからスカイチームを使うなら候補。ただし慎重に判断
ベトナム航空のLotusmilesステータスマッチは、ANA SFCなどを持つ日本人にとって、スカイチーム上級会員を狙える数少ない選択肢のひとつです。
特に、エールフランス、KLM、大韓航空、デルタ航空などを今後1年以内に使う予定があるなら、検討する価値はあります。
一方で、申請料は安くありません。
さらに、制度内容や費用、対象ステータスは変更される可能性があります。
そのため、「とりあえず取る」のではなく、今後1年間でスカイチーム便に何回乗るのか、ラウンジや優先チェックインをどれくらい使うのかを考えたうえで判断するべきです。
私自身、有料ステータスマッチは使い方次第では価値があると感じています。
ただし、それは実際に使う予定がある場合に限ります。
スカイチームでヨーロッパ旅行を予定している方、特にエールフランスやKLMを使う方は、ベトナム航空ステータスマッチを選択肢のひとつとして確認してみてもよいと思います。
申請前には、必ず公式ページで最新条件を確認してください。



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