【マリオットボンヴォイ】規約変更でプラチナ会員への影響と、リッツカールトンでのアップグレードについて【2025年5月】

マリオットボンヴォイのエリート会員向け特典に、2025年に重要な変更
特に注目すべきは、リッツ・カールトンにおけるスイートルームアップグレードの対象が拡大された一方で、全体のアップグレード特典についてはやや後退する内容となっている点です。
一見すると矛盾するこれらの変更ですが、その背景にはマリオットのエリート特典全体の再整理と、インフレが進む会員特典の調整意図がうかがえます。本記事では、最新の利用規約改定のポイントをわかりやすく整理し、実際に何が変わったのか、そしてプラチナエリート会員にとっての影響について考察します。
リッツ・カールトンのスイートアップグレードがプラチナ会員にも開放

マリオット・ボンヴォイはこれまで、リッツ・カールトンにおけるスイートルームのアップグレードを、原則としてチタンエリート以上の会員に限定していました。しかし、2025年の利用規約の更新により、プラチナ会員もリッツ・カールトンでのスイートアップグレードの対象となることが明文化されました。
具体的には、従来の文言であった
「ザ・リッツ・カールトンでは、スイートはチタンエリート会員とアンバサダーエリート会員のみに提供され…」
という表現が削除され、**「クラブラウンジアクセス付きの客室は除外される」**という内容のみに簡素化されました。
これは、アップグレードポリシーの整合性という観点では歓迎すべき変化です。すでに一部のリッツ・カールトンでは、形式的には制限があるにも関わらずプラチナ会員へのアップグレードを行っていたケースもありました。今回の改定により、公式にもアップグレード対象に含まれるようになった点は、前向きな一歩といえるでしょう。
とはいえ、アップグレードの提供はあくまで空室状況とホテルの裁量に委ねられるため、実際にスイートにアップグレードされるケースが大きく増えるとは考えにくいのが現実です。
一方で利用規約はダウングレード。スイートへのアップグレードは保証されない。

今回のもう一つのポイントは、エリート会員向けのアップグレードに関する文言も変更されてます
従来の規約では、
「ご到着時の空室状況に応じて、ご滞在期間中、**利用可能な最高の客室(スイート含む)**へのアップグレードをご利用いただけます」
と明記されていました。
これが新しい規約では、
「ご到着時の空室状況に応じて、ご滞在期間中、アップグレードをご利用いただけます」となり、
「最良の客室」「スタンダードスイート」などの文言が削除されました。
これは、アップグレードに対する「暗黙の期待値」を下げるための変更と見ることができます。マリオットは引き続き「空室状況に応じて」アップグレードを行うとしていますが、その判断は完全にホテルの裁量に委ねられる形です。
エリートアップグレード特典の「実質価値」は変わるのか?

文言が変更されたとはいえ、実際のアップグレード運用において大きな変化があるとは限りません。これまでも、アップグレードは基本的にチェックイン前に内部的な優先順位(アンバサダー>チタン>プラチナなど)に基づいて割り当てられてきました。
また、マリオット・ボンヴォイの課題として、会員数の増加による「特典インフレ」が進んでいることが挙げられます。アップグレード資格を持つ会員が増えた結果、実際にスイートに空きがあっても提供されないケースも少なくありません。
つまり今回の文言変更は、「アップグレードできるのに断られた」というクレームを軽減するため、期待値の調整を目的とした内容である可能性が高いといえます。
実際に以前からも空室があっても、アップグレードをしてもらえないケースもありましたし、私も何度も体験したことありますが…
実際のところ、マリオットはどう変わったのか?

結論として、今回の利用規約変更は次のように整理できます。
- リッツ・カールトンのスイートアップグレードがプラチナ会員にも開放された(建前上の改善)
- 全ブランド共通で「最良の客室へのアップグレード」の記述が削除された(建前上の後退)
- 実際の運用には大きな変化はないと予想される
したがって、プラチナエリート会員としての立場からすれば、今回の変更を過度に悲観する必要はありません。今後もホテルごとの対応に差があることを理解しつつ、柔軟に期待値を調整していくことが重要かなと。個人的には思います
単純にマリオットへの熱が冷めているといえば聞こえは良いですが、マリオットグループホテルの価格は安くはないので、これくらいをサラッと支払いをできる所得層にいないと厳しいなーと最近は思っております。
とはいえ過去に結構お得に泊まってます

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旅行記にはしていないのですが
北海道ですとルスツでヘリに乗ったり
京都ではリッツカールトン、翠嵐、ホテルザ三井
沖縄ではリッツカールトン、シェラトン
などにもお世話になっており、日に日に進むマリオットの改悪前に素敵な体験をさせてもらっているのも事実で、改悪は単純に悲しいですが世の中そういうものですね
マリオットだけではないしANAもJALもマイル数変更したり適正価格を見直してますよね
結論|プラチナ会員にとって今回の改定は「限定的な改善」

今回のマリオットボンヴォイの利用規約改定は、表面的には一部改善が見られるものの、実際の特典価値が劇的に向上したとは言いがたい内容です。
ただし、リッツ・カールトンのスイートアップグレードが公式にプラチナ会員にも開放されたことは、ポリシーの一貫性という観点では前向きな動きです。もしかしたら、良い担当者にあたれば特別な日のステイは考慮してもらえるのかな?
と思ったり、思わなかったり。私はこの辺の期待はしていませんが…
引き続きマリオットを利用する上では、「アップグレードはあくまで空室とホテルの裁量に左右されるもの」と認識し、過度な期待を避けつつ、柔軟に対応していくことが求められます。
上記でも個人的なスタンスを少し書きましたが、最近は単純にマリオットへの熱はありません。特にホテル価格が高騰しており、庶民には厳しいものがあるからですね。
ここをエリート会員パワーでお得に使える。ってとこが今までだったかもしれませんが、会員数が増えどっかのホテルではエリート会員で溢れかえってる的なことも目にします。
総じて、以前と比べるとマリオット会員である「コスパ」という部分は激減していると感じますし、そもそもプラチナ程度ではあまり意味がないと言いますか、まぁ無料朝食あったらいいよね。くらい
ラウンジの内容もしょぼくなり、会員数も多いのでまともに使えないこともありますからね
なんだかディスってしまうような書きっぷりではありますが、引き続きプラチナは継続していきます。タイミングによってはまだお得に泊まれる日もあるでしょうし、ライフタイムの年数はクリアしておきたいなーという願望もありますし、素敵なホテルに滞在してみるのも人生の楽しみの一つです。
それではみなさま、素敵な旅を!
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