※最終更新:2026年7月
飛行機の座席を指定するとき、航空会社の予約画面だけを見て決めていませんか。
公式のシートマップは空席状況を確認するには欠かせませんが、窓と座席の位置、翼のかかり方、トイレやギャレーとの距離、同じ機種に複数の座席仕様があるかまでは分かりにくいことがあります。
そこで私は、座席を詳しく見るときはAeroLOPA(エアロロパ)、最近の使用機材や飛行ルートを確認するときはFlightAware(フライトアウェア)を使っています。
この記事では、AeroLOPAとFlightAwareで何が分かるのか、実際の見方、私が座席指定前に確認している順番、利用時の注意点をまとめます。
この記事の結論
- AeroLOPAは、窓・翼・トイレ・ギャレーを含む詳しい座席配置の確認に向いている
- FlightAwareは、直近の使用機材・飛行時間・飛行ルートの確認に向いている
- 同じ機種でも座席仕様が違うため、座席数や列番号を公式予約画面と照合する
- 機材も飛行ルートも変更されるため、外部サイトだけで断定しない
- 最終確認は航空会社公式サイトまたは公式アプリで行う
AeroLOPAとFlightAwareで確認できること
| 確認したいこと | 主に使うサイト | 確認できる内容 |
|---|---|---|
| 詳しい座席配置 | AeroLOPA | 窓、翼、トイレ、ギャレー、座席列、座席仕様など |
| 同じ機種の別仕様 | AeroLOPA | 座席数、クラス構成、列番号が異なる機材バリエーション |
| 最近の使用機材 | FlightAware | 直近便で使用された機材コード |
| 飛行ルート | FlightAware | 実際に飛行した航跡、出発・到着時刻、飛行時間 |
| 現在の運航状況 | 航空会社公式・FlightAware | 遅延、出発、到着、運航状況 |
| 最終的な機材・座席 | 航空会社公式 | 予約中の便に設定された機材と選択可能な座席 |
重要なのは、どちらか1サイトだけで判断しないことです。
航空会社公式で予定機材を確認し、AeroLOPAで座席の詳細を見て、FlightAwareで最近の運航実績を確認する。私はこの3段階で見ています。
AeroLOPAとは|座席表を詳しく確認できるサイト
AeroLOPAは、航空会社ごとの機材と座席配置を詳しく確認できるサイトです。
航空会社公式の簡略化されたシートマップよりも、機内の形状を視覚的に把握しやすく、座席指定前の確認に向いています。
- 座席と窓の位置関係
- 翼の位置
- トイレやギャレーの位置
- バシネット設置位置
- 座席の列数とクラス構成
- シートピッチ、幅、リクライニングなどの情報
- 電源、USB、Wi-Fi、プライバシードアなどの設備
- 同じ機種に存在する複数の座席仕様
2026年7月時点では、便名と搭乗日から該当するシートマップを検索する機能も用意されています。

AeroLOPAの基本的な使い方
- AeroLOPAを開く
- 便名と搭乗日を入力する、または航空会社一覧から航空会社を選ぶ
- 搭乗予定の機種を選ぶ
- 予約画面の座席数、列番号、クラス構成と照合する
- 窓、翼、トイレ、ギャレーの位置を見ながら座席を選ぶ
便名検索で該当する座席表が表示されれば分かりやすいですが、便名だけで機材仕様を断定するのは避けた方が安全です。
運航日までに機材が変更されることもあるため、航空会社の予約画面に表示されている座席配置と必ず見比べます。
同じ機種でも座席配置が違うことがある
AeroLOPAを使う最大の理由は、同じ航空会社・同じ機種でも複数の座席仕様が存在することを確認しやすいからです。
例えばエールフランスでは、Boeing 777-300ERやAirbus A350-900に複数の客室仕様があります。機種名だけを見て「新型シートだ」と判断すると、想定と違う座席になる可能性があります。

照合するときは、次の部分を見ます。
- ファーストクラスの有無
- ビジネスクラスの座席数
- プレミアムエコノミーの有無と座席数
- ビジネスクラスが何列目まであるか
- 客室の途中にトイレやギャレーがあるか
- 予約画面とAeroLOPAで列番号が一致しているか
私はエールフランスの新型ビジネスクラスを選ぶときも、機種名だけではなく座席表を見て判断しています。
AF187便の新型ビジネスクラス搭乗記では、後方区画の最前列にあたる9列目を利用しました。こうした「区画の最前列」がどこにあるのかも、詳しい座席表があると理解しやすくなります。
窓側席は「窓の数」だけで選ばない
窓側席を指定しても、窓が座席の真横にあるとは限りません。
座席によっては窓が前寄り・後ろ寄りになっていたり、窓が少なかったり、翼で地上が見えにくかったりします。

私がAeroLOPAで特に見るのは、次の3点です。
- 窓と座席の位置:景色や写真撮影を重視する場合
- トイレ・ギャレーとの距離:人の往来や明かり、物音を避けたい場合
- 翼の位置:景色を重視するか、機体中央付近を選びたいか
サイト上の座席評価も参考にはなりますが、最適な席は人によって違います。
私は静かさや人の往来を気にするため、単に「前方だから良い」「窓側だから良い」とは判断せず、周囲の設備も確認します。
FlightAwareとは|飛行ルートと最近の機材を確認できるサイト
FlightAwareは、便名や路線からフライトを検索し、運航状況や飛行ルートを確認できるフライト追跡サイトです。
座席そのものを見るサイトではありませんが、搭乗前の事前調査では次の情報が役立ちます。
- 直近便で使用された機材
- 実際の出発時刻と到着時刻
- 飛行時間
- 過去の飛行ルート
- 現在飛行中の便の位置
- 遅延や欠航などの運航状況
FlightAwareの履歴ページには、2026年7月時点で、無料のBasicユーザーは3か月分の履歴を閲覧できる旨が表示されています。閲覧範囲や条件は今後変わる可能性があります。
FlightAwareの基本的な使い方
- FlightAwareを開く
- 検索欄にNH215、AF187、JL45などの便名を入力する
- 該当便の運航状況または履歴ページを開く
- 機材コード、出発・到着時刻、飛行時間を確認する
- 確認したい日付を開き、地図上の飛行ルートを見る
検索後の画面では、NH215がANA215、JL45がJAL45のように、航空会社の識別コードを使った表記になる場合があります。
機材欄に表示される「B789」はBoeing 787-9を表します。このコードを手掛かりに、航空会社公式サイトやAeroLOPAの座席表と照合します。
実例|ANA NH215の飛行ルートを見て座席を決めた
私は2026年1月にANA NH215便で羽田からパリへ向かう前、FlightAwareで直近便の航跡を確認しました。
当時の運航実績から北回りのルートを想定し、オーロラが見える可能性を少しでも上げるため、右側の窓側席を指定しました。

FlightAwareでは、直近1便だけでなく複数日の履歴を見比べます。

1日だけでは特殊なルートだった可能性がありますが、複数便を見れば、おおまかな傾向を把握しやすくなります。
実際にどのように座席を決めたかは、NH215の飛行ルートを見て座席指定した記録で詳しくまとめています。
FlightAwareで確認してもルートは確定しない
過去数日が同じルートでも、搭乗日も同じように飛ぶとは限りません。
飛行ルートは、天候、風向き、使用空域、航空管制、運航上の判断などで変わります。オーロラや景色を目的に左右を選んでも、期待した方向を通らない可能性があります。
そのため私は、FlightAwareを予測を当てるための道具ではなく、座席選びの判断材料を少し増やすための道具として使っています。
私が搭乗前に確認している順番
座席指定までの確認手順
- 航空会社公式で便名・予定機材・座席表を確認
- AeroLOPAで同じ座席仕様を探す
- 窓、翼、トイレ、ギャレー、区画の最前列を確認
- FlightAwareで直近の使用機材と飛行ルートを確認
- 自分が重視する条件に合わせて座席を指定
- 出発前に公式アプリで機材変更がないか再確認
予約直後
まずは航空会社公式の予約画面で、現在設定されている機材とシートマップを確認します。
この段階では、窓側・通路側だけで即決せず、座席数や列番号を覚えておきます。
座席指定前
AeroLOPAで同じ機材仕様を探し、窓、翼、トイレ、ギャレー、バシネット、客室の区切りを確認します。
特に同じ機種に複数仕様がある航空会社では、予約画面と座席数が一致しているかを確認します。
出発1〜2週間前
FlightAwareで直近の運航履歴を確認します。
使用機材が連日同じか、飛行時間がどの程度か、どの方向を飛んでいるかを見ることで、搭乗当日のイメージを持ちやすくなります。
前日・当日
最終的には航空会社公式サイトまたは公式アプリを優先します。
座席指定後でも機材変更は起こるため、シートマップが変わっていないか、指定席が維持されているかを確認します。
AeroLOPAとFlightAwareが特に役立つ人
- 長距離便で座席選びを失敗したくない人
- 有料で座席指定する前に周辺環境を確認したい人
- 同じ機種に新旧シートや複数仕様がある航空会社を利用する人
- トイレやギャレー付近の人通り、音、明るさを避けたい人
- 窓の位置や翼との関係を確認したい人
- オーロラや景色を期待して左右を選びたい人
- 直近の使用機材や飛行時間を確認したい人
反対に、座席を選べない航空券や、短時間のフライトで座席位置を気にしない場合は、ここまで調べる必要はありません。
事前調査に時間をかけすぎるより、長距離便、有料座席、複数の機材仕様がある便に絞って使う方が効率的です。
利用前に知っておきたい注意点
外部サイトの情報だけで確定と考えない
AeroLOPAもFlightAwareも便利ですが、航空会社の最終的な運航判断を保証するサイトではありません。
予定機材、座席、出発時刻、飛行ルートについては、航空会社公式の情報を優先してください。
機材変更で座席が変わることがある
同じ便名でも、運航日によって機材や座席仕様が変わる場合があります。
新型シートを狙って予約しても、当日まで確約されるわけではありません。座席指定後も定期的に予約画面を確認します。
「おすすめ座席」は人によって違う
トイレに近い席は、人の往来が気になる一方で、移動しやすいという利点があります。
翼付近は景色が遮られる一方で、機体中央付近を好む人もいます。前方席も、ギャレーやバシネットに近ければ静かとは限りません。
サイトの評価をそのまま受け入れず、自分が何を避けたいのかを決めてから選ぶことが重要です。
よくある質問
AeroLOPAは日本語で使えますか?
基本表記は英語ですが、座席表は図で確認できるため、機材コード、座席数、窓、翼、トイレ、ギャレーの位置を見るだけなら難しくありません。
AeroLOPAだけで搭乗便の機材を特定できますか?
便名と日付から座席表を検索できますが、機材変更の可能性があります。航空会社公式の予約画面と座席数・列番号を照合し、最終確認は公式サイトまたは公式アプリで行ってください。
FlightAwareで表示された飛行ルートと同じルートを飛びますか?
同じとは限りません。過去の航跡は参考になりますが、当日の天候、風向き、空域、航空管制などで変わります。
Flightradar24とFlightAwareはどちらがよいですか?
どちらもフライト追跡に使えます。私は、便ごとの履歴、使用機材、飛行時間、過去の航跡をまとめて確認するときにFlightAwareを使っています。この記事では、私が実際にNH215の座席選びで使ったFlightAwareを中心に解説しました。
座席指定後も確認した方がよいですか?
確認した方がよいです。機材変更で座席表が変わったり、指定席が別の席へ移動したりすることがあります。特に長距離便や有料座席は、前日と当日にも確認します。
関連する搭乗記・座席選びの実例
- NH215の飛行ルートを確認して右側の窓側席を指定した記録
- ANA NH215 羽田〜パリ ビジネスクラス搭乗記
- エールフランスAF187 新型ビジネスクラス搭乗記
- エールフランスBusiness Suiteと最前列座席のルール
- エールフランス欧州内路線A220の座席指定・予約レビュー
まとめ|公式サイトと2つの外部サイトを使い分ける
AeroLOPAとFlightAwareは、飛行機に乗る前の確認作業を補ってくれる便利なサイトです。
- AeroLOPAで座席配置、窓、翼、トイレ、ギャレーを確認する
- FlightAwareで最近の機材、飛行時間、飛行ルートを確認する
- 航空会社公式で予定機材と現在の座席表を確認する
- 出発前に機材変更や座席変更がないか再確認する
ただし、詳しく調べても機材やルートが確定するわけではありません。
それでも、14時間前後の長距離便や、有料で座席を指定する場面では、事前に確認しておく価値があります。
私は今後も、まず公式予約画面を確認し、AeroLOPAで座席を見て、FlightAwareで最近の運航実績を見る。この順番で座席を選ぶつもりです。


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