エールフランス・KLMのマイレージプログラム「Flying Blue」で、日本居住者向けの有料ステータスマッチが再び始まりました。
今回の対象には、ANA Mileage ClubとJAL Mileage Bankの上級会員も含まれています。
ANAのスーパーフライヤーズ会員、いわゆるSFCからはFlying Blue Platinum、JAL Global Clubの通常会員からはFlying Blue Goldへのステータスマッチが可能です。
私は以前、ANA SFCからFlying Blue Platinumへ実際にステータスマッチし、その後のエールフランス利用で座席指定、SkyPriority、ラウンジなどの特典を使ってきました。
今回は、2026年7月時点の対象ステータス、申請費用、注意点に加え、実際に取得して感じたメリットと、以前から変更された座席指定ルールまで整理します。
この記事の結論
- 日本居住者向けFlying Blueステータスマッチが再開
- ANA SFC、ANAプラチナ・ダイヤモンドも対象
- JAL JGC、JGCサファイア・プレミア・ダイヤモンドも対象
- 申請費用はSilver 99米ドル、Gold 299米ドル、Platinum 399米ドル
- 付与されたステータスは承認から12カ月間有効
- 過去に承認された人は再度ステータスマッチできない
- キャンペーンは予告なく終了する可能性がある
※本記事は2026年7月11日時点の公式情報をもとに作成しています。対象航空会社、費用、条件は変更される可能性があるため、申請前に必ず公式ページをご確認ください。

- エールフランスFlying Blueステータスマッチが日本向けに再開
- 日本居住者の申請費用
- ANAからFlying Blueへステータスマッチする場合
- JALからFlying Blueへステータスマッチする場合
- ステータスマッチの申請条件
- 承認後のステータスは12カ月間有効
- ステータスマッチは1人1回|SFC利用後にJGCで再申請できる?
- 私はANA SFCからPlatinumを取得|承認は約30分だった
- Flying Blue GoldとPlatinumの主な違い
- Platinumを実際に使って得られたメリット
- 注意|現在はBusiness SuiteをPlatinumでも無料指定できない
- 399米ドルを払ってPlatinumを取る価値がある人
- ビジネスクラス利用者は特典が重複する点に注意
- ステータスマッチはいつ申請するのがよい?
- 申請方法
- Flying Blueステータスマッチのよくある質問
- まとめ|初回申請者で利用予定があるなら検討価値あり
- 公式情報・参考資料
エールフランスFlying Blueステータスマッチが日本向けに再開
Flying Blueのステータスマッチは、他社航空会社の上級会員資格をもとに、Flying BlueのSilver、GoldまたはPlatinumを有料で取得できる制度です。
今回、日本が対象地域として追加され、ANAとJALのステータスも対象一覧に掲載されました。
以前も日本居住者向けに実施されており、私も2024年にANA SFCからFlying Blue Platinumを取得しました。その後、日本向けの受付は終了していましたが、2026年7月に再び申請できる状態となっています。
ステータスマッチの申請ページでは、日本を居住国として選択できます。
日本居住者の申請費用
2026年7月時点の日本居住者向け申請費用は以下のとおりです。
| 取得するFlying Blueステータス | 申請費用 |
|---|---|
| Silver | 99米ドル |
| Gold | 299米ドル |
| Platinum | 399米ドル |
料金は日本円ではなく米ドル建てです。実際の支払額は、決済日の為替レートやクレジットカードの海外事務手数料によって変わります。
また、申請料を支払えば必ず承認されるわけではありません。保有ステータス、本人確認書類、Flying Blue会員情報などの審査があります。

ANAからFlying Blueへステータスマッチする場合
ANA Mileage Clubの対象ステータスと、Flying Blue側の対応は以下のとおりです。
| ANA側のステータス | 取得できるFlying Blueステータス |
|---|---|
| ANAブロンズ | Silver |
| ANAプラチナ | Gold |
| ANAダイヤモンド | Platinum |
| ANA Super Flyers/SFC | Platinum |
今回特に注目したいのは、ANA SFCがFlying Blue Platinumへの対象として明記されている点です。
SFCは、現在ANAのプラチナやダイヤモンドではない場合でも、対象ステータスとして掲載されています。
ANAダイヤモンドやSFCなど、Platinumへの対応資格を持つ人は、申請時にFlying Blue GoldまたはPlatinumを選べる場合があります。それぞれ申請費用が異なります。
JALからFlying Blueへステータスマッチする場合
JAL Mileage Bankについては、公式の対応表で以下のように案内されています。
| JAL側のステータス | 取得できるFlying Blueステータス |
|---|---|
| JMB Crystal | Silver |
| JAL Global Club/JGC | Gold |
| JGC Crystal | Gold |
| JGC Sapphire | Platinum |
| JGC Diamond | Platinum |
| JGC Premier | Platinum |
通常のJGC会員はFlying Blue Gold、JGC Sapphire以上はPlatinumへの対象です。
ここはANA SFCとの違いがあります。
ANA SFCはPlatinumへの対象ですが、通常のJGCはGoldへの対応です。そのため、両方を持っている人が初めて申請する場合は、SFCを使った方が高いステータスを取得できます。
注意点
公式表ではJAL側の資格が「Global Club」系を中心に記載されています。JGCに加入していないJMB Sapphire単体など、表に明記されていない資格については、申請画面またはサポートへ確認してください。
ステータスマッチの申請条件
主な申請条件は以下のとおりです。
- 日本など対象地域の居住者であること
- 対象航空会社の有効な上級会員資格を保有していること
- 既存のFlying Blueアカウントを持っていること
- 航空会社の会員資格を証明できること
- 必要に応じて日本の公的身分証明書を提出できること
- Flying Blueと申請者の氏名が一致していること
- 所定の申請費用を支払うこと
航空会社のステータスカードや会員画面のスクリーンショット、パスポートや運転免許証などの提出を求められる可能性があります。
また、他社のステータスマッチだけで取得した一時的な資格や、チャレンジ中の仮ステータスなどは否認される場合があります。
承認後のステータスは12カ月間有効
ステータスマッチが承認されると、Flying BlueのSilver、GoldまたはPlatinumが承認日から12カ月間付与されます。
12カ月を超えてステータスを維持するには、通常のFlying Blueプログラムで必要なXPを獲得し、更新条件を満たす必要があります。
公式FAQでは、申請に必要な情報と書類を提出したあと、原則3営業日以内に承認可否が案内されるとしています。
承認後、Flying Blueアカウントへ新しいステータスが表示されるまで、さらに最大5営業日かかる場合があります。
旅行直前に申請すると間に合わない可能性があるため、実際に使う予定がある場合は余裕を持って申請する必要があります。
ステータスマッチは1人1回|SFC利用後にJGCで再申請できる?
今回、私自身ももう一度ステータスマッチできないかと考えました。
私は2024年にANA SFCを使ってFlying Blue Platinumへステータスマッチしています。現在はJGCも保有しているため、SFCではなくJGCを使えば再度申請できるのではないか、と考える人もいると思います。
しかし、現行の利用規約には以下の趣旨が明記されています。
- ステータスマッチは1人につき1回のみ
- 一度Flying Blueへのステータスマッチが承認された会員は、将来のステータスマッチ対象にならない
つまり、対象にする航空会社をANAからJALへ変えても、同じ本人が2回目の申請をすることは原則としてできません。
Flying Blue番号を作り直す、別のメールアドレスを使うといった方法も、氏名や本人確認書類で過去の申請と紐づく可能性があります。規約に反する申請は避けるべきです。
私の場合
私は以前のANA SFCによるステータスマッチが承認済みです。そのため、今回JGCを使って申し込み直す方法も、現行規約では対象外と考えています。
私はANA SFCからPlatinumを取得|承認は約30分だった
私が前回申し込んだ際は、平日の昼間に申請し、約30分で承認メールが届きました。
Flying BlueアカウントへPlatinumが実際に反映されたのは、申請から約5営業日後です。その翌日にはFlying Blueからもステータス変更の案内が届きました。

申請画面や実際の流れ、承認までの日数については、以下の記事にまとめています。
ANA SFCからFlying Blue Platinumへ実際にステータスマッチした記録

Flying Blue GoldとPlatinumの主な違い
| 主な特典 | Gold | Platinum |
|---|---|---|
| SkyPriority | 利用可能 | 利用可能 |
| SkyTeamラウンジ | 本人+条件を満たす同伴者1名 | 本人+条件を満たす同伴者1名 |
| 標準座席指定 | 無料 | 無料 |
| 一部座席オプション | 出発72時間前から無料 | 予約時から無料 |
| 追加手荷物 | 1個 | 1個 |
| 専用サービスライン | - | 24時間対応のPlatinum Service Line |
GoldでもSkyTeam Elite PlusとしてラウンジやSkyPriorityを利用できるため、空港での優先サービスを目的とするなら十分な場合があります。
一方、エールフランスの有料座席オプションを早い段階から無料で選びたい場合や、専用サービスラインを利用したい場合はPlatinumの方が有利です。
Platinumを実際に使って得られたメリット
私が前回Flying Blue Platinumを取得したあと、実際に利用した主な特典は以下です。
- エールフランスの事前座席指定
- SkyPriority専用チェックイン
- 優先保安検査
- 優先搭乗
- SkyTeamラウンジ
- 同伴者1名のラウンジ利用
- Platinum Service Line
- 追加手荷物
特に金額面で大きかったのは、エールフランスのビジネスクラス座席指定です。
エールフランスでは、ビジネスクラスでも事前の座席オプションが有料になる場合があります。私が利用した東京~パリ線では、1席あたり数万円の座席指定料金が表示されていました。
また、JALマイルでエールフランス便を発券した際も、JAL側では座席指定できず、エールフランス側では有料表示となりました。
その後、Flying Blue Platinum番号を予約へ紐づけてもらうことで、対象座席を無料で指定できました。
JALマイルでエールフランスを発券し、Platinumで座席指定した実体験
前回は座席指定料、ラウンジ、変更時の対応などを含め、申請費用を大きく上回るメリットを得られました。
ただし、変更手数料などの対応は、すべてのPlatinum会員に常に保証される特典とは限りません。私の利用時に受けられた個別対応として考えてください。
Flying Blue Platinum取得後に実際に得られた恩恵と費用対効果
注意|現在はBusiness SuiteをPlatinumでも無料指定できない
前回のステータスマッチ時と現在では、エールフランスの座席指定ルールが一部変更されています。
以前は、Flying Blue Platinumであれば、新型ビジネスクラス最前列の広い座席も無料で指定できました。
現在は、この最前列が「Business Suite」として別の商品に位置づけられ、Platinum会員でも有料です。無料対象となるのはFlying Blue Ultimateです。

Platinumの公式特典には、標準座席やPreferred Seat Optionsの無料化がありますが、すべての座席を無条件で無料指定できるわけではありません。
私が以前試算した「約25万円相当の恩恵」には、当時無料だった最前列座席の料金も含まれています。そのため、現在も同じ金額分の価値を得られるとは限りません。
一方、Boeing 777の9列目やA350の後方セクション最前列など、Business Suite以外でも足元が広い座席が残る場合があります。
Business Suite有料化と、Platinumでも無料指定できる座席の解説
399米ドルを払ってPlatinumを取る価値がある人
Platinumへのステータスマッチは、次のような人であれば検討する価値があります。
- 今後12カ月以内にエールフランスやKLMを複数回利用する
- 長距離便で有料の座席オプションを複数区間指定する
- エコノミーやプレミアムでSkyTeamラウンジを利用したい
- 同伴者1名とラウンジを利用したい
- ヨーロッパ内でもエールフランスやKLMを使う
- SkyPriorityや追加手荷物を何度も使う
- Flying Blueの専用問い合わせ窓口を使いたい
反対に、利用予定がない状態で「とりあえず上級会員になっておく」ためだけに399米ドルを払うのはおすすめしません。
特典を使う便、座席指定料金、ラウンジ利用回数を確認し、申請費用を回収できる見込みがあるかを判断する必要があります。
ビジネスクラス利用者は特典が重複する点に注意
エールフランスのビジネスクラスに搭乗する場合、ステータスがなくても以下のサービスを利用できることがあります。
- ビジネスクラスラウンジ
- SkyPriority
- 優先チェックイン
- 優先搭乗
- ビジネスクラスの手荷物枠
そのため、ビジネスクラスしか利用しない人は、GoldやPlatinumの特典と重複する部分が多くなります。
一方、事前座席指定、同伴者の扱い、別区間のエコノミー利用、専用サービスラインなどには、ステータス独自の価値があります。
私は2025年7月にエールフランスのビジネスクラスで羽田~パリを往復し、SkyPriorityや座席指定を実際に利用しました。
パリ・シャルル・ド・ゴール空港でのSkyPriorityやラウンジ利用については、以下の記事で詳しく紹介しています。
CDGターミナル2EのSkyPriority・免税手続き・ラウンジ利用
またフライングブルーの制度は度々変更されてますので、その辺りも記事にしています。
フライングブルー特典航空券の必要マイル数|2025年改悪後も使う価値はある?【2026年版】
ステータスマッチはいつ申請するのがよい?
ステータスの有効期間は承認から12カ月間です。
そのため、使う予定がまだ先なら、できるだけ遅く申請した方が有効期間を無駄にしません。
ただし、今回のキャンペーンには明確な終了日の案内がありません。Flying BlueとStatusMatch.comは、予告なくキャンペーンを終了または変更できるとしています。
したがって、最適な申請時期には正解がありません。
私が初回申請者なら、次のタイミングで判断します。
- エールフランスまたはKLMの利用予定を確定する
- 航空券を発券する
- 座席指定料金や利用予定の特典を確認する
- 申請費用を回収できそうなら申し込む
- 出発まで最低でも2週間程度の余裕を持つ
私は2026年7月にもエールフランスのビジネスクラスを利用し、その次は冬のヨーロッパ旅行を予定しています。
できれば再びPlatinumを取得したいところですが、すでに一度承認されているため、現行規約上は再申請できません。
初めて申し込む人で、今後12カ月以内に複数回利用する予定があるなら、今回の再開は検討する価値があります。
申請方法
- Flying Blueの会員登録を行う
- ステータスマッチ公式ページを開く
- 居住国として日本を選択する
- Flying Blue会員番号を入力する
- 保有している航空会社とステータスを選択する
- ステータスを証明する画像を提出する
- 必要に応じて本人確認書類を提出する
- 申請費用を支払う
- 承認結果を待つ
詳しい制度全体の解説については、既存のステータスマッチ記事もあわせてご覧ください。
Flying Blue有料ステータスマッチの制度・申請条件まとめ
Flying Blueステータスマッチのよくある質問
ANA SFCからFlying Blue Platinumになれますか?
はい。2026年7月時点の公式対応表では、ANA Super FlyersはFlying Blue Platinumへの対象です。
通常のJGCからPlatinumになれますか?
通常のJAL Global ClubはFlying Blue Goldへの対応です。JGC Sapphire、JGC Diamond、JGC PremierはPlatinumへの対象として掲載されています。
ステータスはいつまで有効ですか?
承認日から12カ月間です。以後も維持するには、通常のFlying Blue資格更新条件を満たす必要があります。
一度SFCで申請したあと、JGCで再度申請できますか?
現行規約ではできません。一度承認された会員は、その後のFlying Blueステータスマッチ対象にならないと明記されています。
ビジネスクラスの座席指定はすべて無料になりますか?
いいえ。Platinumは標準座席や対象となるPreferred Seat Optionsを無料で指定できますが、最前列のBusiness Suiteなど一部の座席は有料です。
Goldでもラウンジを利用できますか?
はい。Flying Blue GoldはSkyTeam Elite Plusとして、条件を満たすSkyTeam便利用時にラウンジを利用できます。同伴者についても、同じ対象便を利用することなどの条件があります。
キャンペーンはいつまでですか?
2026年7月時点で明確な終了日は案内されていません。ただし、予告なく終了または変更される可能性があります。
まとめ|初回申請者で利用予定があるなら検討価値あり
Flying Blueの有料ステータスマッチが、日本居住者向けに再び利用できるようになりました。
ANA SFCからPlatinum、通常のJGCからGold、JGC Sapphire以上からPlatinumを狙える内容です。
私は前回ANA SFCからPlatinumを取得し、エールフランスの座席指定、SkyPriority、ラウンジなどで実際に活用しました。利用予定が明確なら、399米ドルを上回る価値を得られる可能性があります。
ただし、現在はBusiness SuiteがPlatinumでも有料になるなど、以前から変更された点もあります。
また、ステータスマッチは1人1回です。私のように以前承認された人が、ANAからJALへ資格を変えて再申請することは、現行規約ではできません。
初めて申請する人は、今後12カ月の搭乗予定と、実際に使える特典を確認したうえで判断してください。
キャンペーンは予告なく終了する可能性があるため、利用予定が固まっている人は、公式条件を確認しながら申請時期を検討するのがよいでしょう。



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