【JL045搭乗記】JAL羽田→パリ ビジネスクラスを本音レビュー|SKY SUITE 777・座席・機内食

JALろぐ

2024年8月、JALのJL045便に乗り、羽田空港からフランス・パリのシャルル・ド・ゴール空港へ向かいました。

搭乗したのは、ボーイング777-300ERに搭載されているビジネスクラス「JAL SKY SUITE」です。

最新のドア付き個室ではありませんが、全席から直接通路へ出られるフルフラットシートで、約14時間半の長距離フライトを快適に過ごせました。

一方で、アメニティの簡素化やWi-Fiの不安定さ、最後列12H・12Kの収納スペースなど、実際に乗って初めて分かった注意点もあります。

この記事では、JL045便のチェックイン、座席、機内食、ドリンク、アメニティ、Wi-Fi、フライトルートまで、実体験をもとに正直にレビューします。

この記事の結論

  • 777-300ERのSKY SUITEは、2-3-2配列ながら全席通路アクセス
  • フルフラット、広い足元、23インチモニターで長距離便でも快適
  • 窓側席は個室感が高く、H・Kのペアは2人旅でも使いやすい
  • 12H・12Kでは頭上収納が使えなかったため、荷物が多い場合は注意
  • 機内食とアラカルトは充実している一方、アメニティはやや簡素
  • 2026年現在はA350-1000運航日もあるため、予約時の機材確認が必要

JAL JL045便のフライト概要|羽田発パリ行き

項目搭乗時の内容
航空会社日本航空(JAL)
便名JL045
出発地東京・羽田空港(HND)
到着地パリ・シャルル・ド・ゴール空港(CDG)
搭乗時期2024年8月
機材Boeing 777-300ER
座席ビジネスクラス「JAL SKY SUITE」
利用座席12H・12K
飛行時間約14時間30分

2026年現在はA350-1000運航日もある

この記事は、2024年8月にボーイング777-300ERで運航されたJL045便の搭乗記です。

その後、羽田〜パリ線にはJALの新型機材A350-1000が導入されました。2026年7月時点では、日付によってA350-1000と777-300ERが使い分けられています。

搭乗予定日によって座席仕様が大きく異なるため、予約前後にJALの空席照会画面または予約詳細画面で機材を確認してください。

JAL公式|羽田〜パリ線A350-1000運航スケジュール

新型A350-1000の座席については、以下の記事でもまとめています。

JAL A350-1000の新型ビジネスクラス・ファーストクラスを解説

同じJL045・777-300ERのファーストクラスは、2026年に妻と2人で利用しました。ビジネスクラスとの座席の広さやサービスの違い、中央席1D・1Gと窓側1Kの使い勝手は、JL045旧型ファーストクラス搭乗記で紹介しています。

JL045ビジネスクラスの総合評価|旧型でも十分に快適

先に結論をいうと、JAL SKY SUITEは登場から年数が経っているものの、長距離フライトで必要な快適性は十分に備わっています。

良かったところ

  • 全席から直接通路へ出られる
  • 水平になるフルフラットシート
  • 足元と収納スペースが広い
  • 23インチの大型モニター
  • 和食・洋食・アラカルトが充実
  • 日本語で安心してサービスを受けられる

気になったところ

  • ドア付き個室ではない
  • 通路側席は窓側席より開放的
  • アメニティの中身は簡素
  • 12H・12Kの頭上収納が使えなかった
  • 飛行ルートによってWi-Fiが不安定

A350-1000やエールフランスの新型ビジネスクラスと比べれば、座席の新しさや個室感では見劣りします。

それでも、寝心地、食事、サービス、機内での安心感を含めた総合力は高く、「旧型だから避けるべき」とまでは感じませんでした。

羽田空港でチェックイン|優先保安検査からラウンジへ

2024年8月の搭乗時は、羽田空港第3ターミナルにあるJMB会員向けのカウンターで手続きをしました。

空港内のカウンター運用や自動手荷物預け機の利用方法は変更されることがありますが、この日は有人カウンターでスムーズに荷物を預けられました。

羽田空港第3ターミナルのJAL国際線チェックインカウンター
羽田空港のJALビジネスクラス優先手続き

チェックイン後は、ファーストクラス・ビジネスクラス利用者向けの専用出発口を利用しました。

この専用出発口は、少なくとも搭乗時には上級会員資格ではなく搭乗クラスを基準に案内されていました。一般の保安検査場よりも混雑が少なく、ラウンジまで移動しやすかったです。

羽田空港第3ターミナルでは、JALサクララウンジとキャセイパシフィックラウンジの両方を利用しました。食事、シャワー、混雑状況などは別の記事で比較しています。

羽田空港のJALサクララウンジとキャセイラウンジを比較

JL045に搭乗|ウェルカムドリンクと機内食メニュー

優先搭乗で機内へ入り、指定していた12H・12Kへ向かいます。

着席後はウェルカムドリンクと機内食のメニューが配られました。

JAL JL045ビジネスクラスのウェルカムドリンクと機内食メニュー

今回は最後列だったため、希望するメニューが品切れになる可能性も考え、機内食を事前予約しておきました。

実際に以前搭乗したスイス航空では希望メニューを選べなかったことがあるため、食べたいものが決まっている場合は、事前予約が利用できるか確認しておくと安心です。

スイス航空LX160ビジネスクラス搭乗記|王様シートと機内食

JAL SKY SUITE 777の座席をレビュー

ボーイング777-300ERのビジネスクラスには、「JAL SKY SUITE 777(SS7)」が搭載されています。

項目JAL SKY SUITE 777
座席配列2-3-2
座席数49席
シート幅約52cm
ベッド幅最大約65cm
ベッド長最大約188cm
モニター23インチ
通路アクセス全席から直接アクセス可能

2-3-2配列と聞くと、窓側や中央席から通路へ出る際に、隣の人をまたぐ必要があるように見えます。

しかし、JAL SKY SUITEでは座席を前後にずらして配置しており、それぞれの席に通路へつながる専用の動線があります。

窓側席でも隣の人を起こさずに移動できるため、長距離便では非常に大きなメリットです。

JAL SKY SUITE 777ビジネスクラスの座席
JAL SKY SUITE 777のフルフラットシートと足元
JALビジネスクラスのオットマン下収納スペース

窓側席は個室感が高い

SKY SUITEにはドアはありませんが、窓側席と中央席は座席を囲む壁が高く、通路からの視線が入りにくい構造です。

プライバシーパーティションを閉じれば、旧型シートとしては十分な個室感があります。

一方、通路に直接面している席は、窓側席よりも開放的です。一人旅でプライバシーを重視する場合は、A席またはK席を優先した方がよいと思います。

2人旅ならH・Kなどのペア席が使いやすい

今回は右側の12H・12Kを指定しました。

H席とK席の間にはパーティションがありますが、開けておけば同行者と会話できます。必要なときは閉じられるため、夫婦や家族での旅行にも使いやすい組み合わせです。

12H・12Kは頭上収納が使えなかった

12H・12Kで気になったのが、座席上の収納スペースです。

搭乗した機材では、非常用設備と思われる物が収納されており、座席上の荷物入れを利用できませんでした。

往路だったため機内持ち込み荷物が少なく、大きな問題にはなりませんでした。ただし、帰国便や買い物後など手荷物が多い場合は不便になる可能性があります。

同じ座席番号でも機材や運用によって状況が異なる可能性はありますが、荷物の収納を重視する場合は、最後列以外も検討した方が安心です。

アメニティキットはHERALBONY|中身はやや簡素

ビジネスクラスでは、JALオリジナルのHERALBONY(ヘラルボニー)アメニティキットが配られました。

JALビジネスクラスのHERALBONYアメニティキット

ポーチのデザインは特徴的ですが、中身については正直なところ期待ほどではありませんでした。

以前のビジネスクラスでは、有名ブランドの化粧品やリップクリームなどが入っていた印象があります。今回の内容は必要最低限で、プレミアムエコノミーとの差もあまり感じませんでした。

アメニティを目的に搭乗するわけではありませんが、航空券価格を考えると、もう少し特別感があってもよいと感じます。

そのほか、機内ではカーディガンやパジャマの貸し出しも用意されていました。今回は普段から楽な服装で搭乗していたため利用していません。

JL045ビジネスクラスの機内食|洋食と和食を実食

JALのビジネスクラスでは、和食、洋食に加えて、短時間で食事を済ませたい人向けのEXPRESS MEALが用意されることがあります。

今回のEXPRESS MEALは「うなぎ」だったため少し迷いましたが、私は洋食、妻は和食を事前予約しました。

羽田を午前に出発する便だったため、離陸後はランチに近い時間帯で食事が始まります。

時間提供内容
12時ごろドリンク
12時15分ごろ前菜
12時35分ごろメイン料理
12時50分ごろデザート
食後ハーゲンダッツ

提供のテンポは比較的よく、長時間待たされる印象はありませんでした。

JALビジネスクラス機内食のアミューズ
JALビジネスクラス洋食の前菜とサラダ
JAL JL045ビジネスクラス洋食のメイン料理
JALビジネスクラス機内食のデザート
JALビジネスクラスで提供されたハーゲンダッツ
JAL JL045ビジネスクラスの和食

アラカルトの宮崎和牛カレーとカツサンド

コース料理以外にも、好きなタイミングで注文できるアラカルトメニューがあります。

今回は小腹が空いたタイミングで、宮崎和牛カレーとカツサンドも注文しました。

到着前の食事は全員一斉に始まるのではなく、自分の好きな時間にメニューから選んで頼む形式でした。睡眠や映画鑑賞の予定に合わせて食事時間を決められるのは便利です。

本日のジャパニーズウイスキーは山崎

今回、特にうれしかったのが「本日のジャパニーズウイスキー」です。

楽しみにしていた機内販売の森伊蔵は7月末で販売終了となっていましたが、代わりに山崎を楽しめました。

JALビジネスクラスで提供されたジャパニーズウイスキー山崎

機内食は時期によって内容が変わるため、搭乗前にJAL公式サイトのメニューを確認しておくことをおすすめします。

23インチモニターとWi-Fi|エンターテインメントは充実

JAL SKY SUITEには、23インチの大型個人モニターが装備されています。

JAL SKY SUITE 777の23インチ個人モニター

映画、ドラマ、アニメなど日本語で楽しめるコンテンツが多く、長距離フライトでも退屈しませんでした。

ノイズキャンセリングヘッドホンも用意されています。音質は十分ですが、個人的には長時間使うと耳の周辺が痛くなるため、途中から自分のイヤホンも使いました。

機内Wi-Fiも利用できますが、今回の飛行ルートは北極圏に近い区間を通ったため、接続できない時間が多かったようです。

仕事や連絡で常時接続を前提にするのではなく、「つながれば使う」程度に考えておいた方がよいと思います。

JL045のフライトルート|北米・カナダ経由でパリへ

今回のJL045便は、アメリカ・カナダ方面を通り、北極圏付近からヨーロッパへ向かうルートでした。

出発直後の機内モニターには別の経路が表示されていたため、ロシアとアラスカの間から北極圏へ向かうルートを想像していましたが、実際の航跡は異なりました。

JAL JL045羽田発パリ行きのフライトルート

飛行ルートは、天候、国際情勢、航空管制、使用機材などによって変わります。同じ便でも、毎回同じルートを飛ぶとは限りません。

777-300ERとA350-1000の違い

JL045便を予約する際は、777-300ERとA350-1000のどちらが使用されるかによって、ビジネスクラスの座席が大きく変わります。

項目777-300ERA350-1000
座席名称JAL SKY SUITE新型ビジネスクラス
座席配列2-3-21-2-1
ドアなしあり
通路アクセス全席対応全席対応
モニター23インチ24インチ
特徴足元が広く寝やすい個室感と最新設備を重視

新しさとプライバシーを最優先するならA350-1000が有利です。

一方、777-300ERのSKY SUITEも、フルフラット、全席通路アクセス、大型モニターを備えており、長距離フライトを快適に過ごすという基本性能は十分にあります。

JL045の777ビジネスクラスがおすすめな人

  • 羽田からパリまで乗り継ぎなしで移動したい人
  • マイルで長距離ビジネスクラスに乗りたい人
  • 全席通路アクセスのフルフラットシートを重視する人
  • 機内食やアラカルトをゆっくり楽しみたい人
  • 夫婦や家族で隣に近い座席を利用したい人
  • 退役が進むJALの777-300ERに乗っておきたい人

JALマイルを使ったパリ線の特典航空券については、以下の記事で空席の探し方や考え方をまとめています。

JALマイルで羽田〜パリのビジネスクラス特典航空券を取るコツ

JAL JL045ビジネスクラスのよくある質問

JL045便は必ず777-300ERですか?

必ず777-300ERになるわけではありません。2026年現在はA350-1000の運航日も設定されています。使用機材は変更されることもあるため、予約詳細画面で確認してください。

2-3-2配列でも全席から通路へ出られますか?

JAL SKY SUITE 777は、2-3-2配列ですが全席から直接通路へ出られる構造です。窓側席や中央席でも、隣の人をまたぐ必要はありません。

JL045のおすすめ座席はどこですか?

一人旅でプライバシーを重視するなら窓側のA席またはK席、2人旅ならA・CまたはH・Kのペアが候補です。12H・12Kでは頭上収納が使えなかったため、手荷物が多い場合は最後列以外も検討してください。

座席は完全なフルフラットになりますか?

水平になるフルフラットシートです。ベッド長は最大約188cmあり、長距離便でも横になって休めます。

ビジネスクラスの機内食は事前予約できますか?

対象便では、和食や洋食などのメイン料理を事前予約できる場合があります。受付期間や対象メニューは変わるため、予約後にJAL公式サイトで確認してください。

羽田空港ではどのラウンジを利用できますか?

利用条件を満たすJALビジネスクラス搭乗者は、羽田空港第3ターミナルのJALサクララウンジなどを利用できます。提携ラウンジの利用条件や営業時間は変更されることがあるため、搭乗前に確認してください。

まとめ|JAL SKY SUITEは旧型でも総合力が高い

2024年8月に搭乗したJAL JL045便のビジネスクラスは、約14時間半の長距離フライトを快適に過ごせる、満足度の高いサービスでした。

  • 2-3-2配列ながら全席通路アクセス
  • 最大約188cmのフルフラットベッド
  • 足元と収納スペースが広い
  • 23インチモニターで日本語コンテンツも充実
  • 和食、洋食、アラカルトを自由に楽しめる

アメニティやWi-Fiには改善してほしい部分があり、座席の個室感では新型A350-1000に及びません。

それでも、座席、食事、サービス、安心感を含めた総合力は高く、777-300ERでの運航日だからといって避ける必要はないと思います。

またJL045便に乗れるなら利用したいですし、マイルを使って長距離ビジネスクラスを体験する価値は十分にあります。


JAL・羽田〜パリ関連記事

※本記事は2024年8月搭乗時の体験をもとに、2026年7月時点の機材情報を追記しています。使用機材、座席、機内食、ドリンク、アメニティ、空港サービスは変更される場合があります。最新情報はJAL公式サイトおよび予約詳細画面でご確認ください。

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