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夫婦2人でマイルを使い毎年ヨーロッパへ|ビジネスクラス特典航空券の現実

夫婦2人でヨーロッパへ行くビジネスクラス特典航空券の現実 マイルその他
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「マイルを貯めて、夫婦2人でビジネスクラスの海外旅行をしたい」と考えても、何のマイルを貯めればよいのか、そもそも2名分の特典航空券が取れるのか分かりにくいと思います。

私たちは、コロナ禍による渡航制限の時期を除き、夫婦2人でヨーロッパへ出かけてきました。利用するのは主にビジネスクラス、一部はファーストクラスです。海外旅行の大半で、ANA・JALだけでなく、海外航空会社のマイルやAviosも使っています。

先にお伝えすると、夫婦2人分のヨーロッパ行きビジネスクラス特典は、簡単ではありませんが取れないわけでもありません。ただし、「ANAマイルだけ」「東京発の直行便だけ」「この日だけ」と条件を重ねるほど難しくなります。

この記事では、特典航空券全般を「取れない」と一括りにせず、長距離国際線・人気路線・ビジネスクラス以上・2名分という条件に絞って、実際に続けてきた方法と現実をまとめます。

この記事の結論

  • 国内線や国際線エコノミーまで、すべての特典航空券が取りにくいわけではない
  • 難しいのは、長距離の人気路線でビジネスクラス以上を同じ便に2席確保する場面
  • 貯めやすいマイルではなく、行き先と使い道から貯めるマイルを決める
  • ANA・JALの一社だけに絞らず、提携航空会社や海外マイレージも候補にする
  • バイマイルは、空席・使い道・総費用を確認してから不足分を補う
  • SFCやJGCには別の利点があるが、2名分の特典航空券を保証するものではない

※この記事は2026年8月時点の実体験をもとにしています。必要マイル数、手数料、予約・変更・キャンセル条件は航空会社や搭乗日によって変わります。発券前に各社公式サイトで最新条件を確認してください。

すべての特典航空券が取りにくいわけではない

「マイルを貯めても特典航空券が取れない」という話を見かけますが、対象を分けずに語ると誤解が生まれます。

比較的選択肢を見つけやすい場面難しくなりやすい場面
国内線日本発ヨーロッパなどの長距離国際線
国際線エコノミークラスビジネスクラス・ファーストクラス
短距離路線のビジネスクラス人気の直行便
1名分同じ便の2名分以上
日程・空港・便を動かせる繁忙期や日程を動かせない旅行

もちろん国内線やエコノミークラスでも、繁忙期や人気便なら満席になります。反対に、ヨーロッパ線のビジネスクラスでも空席が見つかることはあります。難易度を決めるのは、路線、時期、人数、搭乗クラス、直行便へのこだわりなどの組み合わせです。

この記事の「難しい」という表現は、主に夫婦2人が同じ便で、ヨーロッパへビジネスクラス以上で移動する場合の話です。

エールフランス新型ビジネスクラスでヨーロッパから帰国した際の座席
実際に利用したエールフランスの新型ビジネスクラス

私たちがマイルでビジネスクラス海外旅行を続けてきた実績

私たちは2018年以降、ハワイ、フィンランド、フランス、スイス、スペインなどへ、主にマイルを使って渡航してきました。コロナ後は毎年ヨーロッパへ行き、年によっては2回出かけています。

使ってきたのは、ANAマイルとJALマイルだけではありません。

  • ANAマイルでANAやスターアライアンス便
  • JALマイルでJALやエールフランス便
  • LifeMilesでANA便
  • Finnair PlusやBritish AirwaysのAviosでワンワールド便
  • Flying Blueでエールフランス・KLM便

発券ごとの必要マイルと諸費用は、夫婦2人分のビジネスクラス・ファーストクラス発券実績にまとめています。なお、同記事の集計には、後述する2026年夏の旅程変更分を今後反映する予定です。

2026年夏はエールフランス予定からJALファーストクラス往復へ変更

複数のマイルを持つ意味が最も分かりやすかったのが、2026年夏のヨーロッパ旅行です。

当初は、JALマイルを使ったエールフランスのビジネスクラスを2名分予約していました。その後に旅程を組み直し、往路はJALマイルで従来型のJALファーストクラス、復路はBritish AirwaysのAviosでJAL A350-1000の新型ファーストクラスを2名分発券しました。

一つのマイレージだけを見ていたら、この組み替えはできませんでした。行きと帰りで使うマイルを分ける、当初の予約に固執しない、取れる選択肢を見て旅程を考え直す。これは、私たちが2名分を確保するときに実際にしていることです。

JAL国際線ファーストクラスの座席
過去に利用したJAL国際線ファーストクラスの座席

夫婦2人分のビジネスクラス特典が難しい理由

1名なら選べる便が、2名にすると表示されなくなることがあります。同じ便に、特典として予約できる上位クラスの席が複数あるとは限らないからです。

さらに私たちの場合は、ヨーロッパという長距離路線、夫婦2人、ビジネスクラス以上という条件があります。ここに「特定の日」「東京発の直行便」「往復とも同じ航空会社」まで加えると、選択肢はかなり狭くなります。

私たちが固定しないようにしている条件

  • 往路と復路の航空会社
  • 往路と復路で使うマイル
  • 日本とヨーロッパの発着空港
  • ヨーロッパ内の最終目的地まで一直線で行くこと
  • 最初に確保した航空券を必ず使うこと

一方で、公開される特典席の数や時期をすべての航空会社について断言することはできません。ルールは複雑で、提携先から見える空席が同じとも限らず、変更もあります。「必ずこの日に何席出る」と決めつけず、候補を複数持つ方が現実的です。

最初に決めるのは航空会社ではなく、行き先と使い道

初心者の頃は「ANAとJALのどちらを貯めるか」から考えがちです。しかし、私が先に決めた方がよいと思うのは次の項目です。

  1. どこへ行きたいか
  2. 何人で行くか
  3. どの搭乗クラスを希望するか
  4. 日程や発着空港をどこまで動かせるか
  5. 航空券以外に現金でいくらまで支払えるか

私の場合、目的地は主にフランスを含むヨーロッパで、夫婦2人、ビジネスクラス以上です。だからANA・JALに加え、エールフランス、フィンエアー、British AirwaysなどにつながるマイルやAviosも選択肢になります。

逆に、国内旅行が中心の人、1名でアジアへ行きたい人、エコノミークラスで日程を優先したい人では、適したプログラムは変わります。貯めやすさだけで選ぶより、使える可能性から逆算することが大切です。

まだ目的や条件を整理できていない方は、先にマイル初心者が最初に決める8つのことをご覧ください。この記事より手前の段階から、順番に整理しています。

ANA・JALだけに絞らない理由

ANAマイルとJALマイルは、日本で生活していると貯めやすく、国内線にも国際線にも使えます。一方で、夫婦2人のヨーロッパ行きビジネスクラスだけを考えると、どちらか一社に絞る必要はありません。

プログラム私が実際に考えている主な使い道
ANAマイルANA便やスターアライアンス便
JALマイルJAL便、エールフランスなどの提携航空会社便
Flying Blueエールフランス・KLM便
AviosJAL、フィンエアーなどのワンワールド便
LifeMilesANAを含むスターアライアンス便

海外プログラムには、マイルを購入できるもの、ポイントから移行しやすいもの、片道ずつ旅程を作りやすいものもあります。ただし、手数料、サーチャージ、変更・キャンセル、サポートなどは各社で異なります。

各プログラムの入口は、Flying Blueの基本と使い方、Aviosを相互移行して使う方法でまとめています。

私のマイルの貯め方は、特別な裏技ではない

私が使っているのは、日常のクレジットカード決済、ポイントサイト、ホテルポイント、海外キャッシュバック、必要に応じたバイマイルなどです。生活を大きく変えて、一つのキャンペーンを追い続ける方法ではありません。

  • 日常決済で無理なくポイントやマイルを貯める
  • 旅行予約や買い物をするときにポイントサイトを確認する
  • 移行先を固定しすぎず、使う可能性が見えてから交換する
  • 足りない分だけマイル購入を検討する

全体像は、クレジットカード・ポイントサイト・ホテルポイントでマイルを貯める方法にまとめています。

バイマイルは貯め方の主役ではなく、発券の調整手段

海外のマイレージには、マイルを直接購入できるプログラムがあります。私は実際にFlying BlueやLifeMilesなどでマイルを購入してきましたが、安そうに見えるセールが出るたびに買うわけではありません。

購入前に確認するのは、主に次の点です。

  • 使いたい特典航空券があるか
  • 必要マイル数と自分の残高
  • 購入代金、諸税、サーチャージを含む総費用
  • 同じ便の有償航空券との差
  • 変更・キャンセル条件
  • 購入後すぐに使う予定があるか

空席が見つかってから不足分を買うのが基本です。将来使うつもりで大量に保有すると、必要マイル数の引き上げ、ルール変更、為替変動、有効期限などの影響を受けます。

購入できる主なプログラムと判断基準は、バイマイルとは?購入方法・注意点・実際に使った航空会社で詳しく解説しています。

SFC・JGCがあれば特典航空券を取りやすいのか

私はSFCとJGCを保有していますが、ステータスがあるから夫婦2人分の国際線ビジネスクラス特典を簡単に取れる、という感覚はありません。

SFCやJGCには、ラウンジ、優先搭乗、手荷物、専用カウンターなど、旅行当日の利点があります。会員制度やステータスごとに特典航空券に関する扱いが設けられる場合もありますが、それと「希望便に2席あること」は別の問題です。

そのため私は、ステータスを特典航空券確保の決定打とは考えず、空席、旅程、使えるマイル、総費用を見て判断しています。SFCやJGCに意味がないのではなく、期待する役割を分けて考えた方がよい、という立場です。

マイルが向いている人・有償航空券が向いている人

マイルと相性がよい人有償航空券も優先したい人
日程を前後に動かせる出発日・帰国日を動かせない
空港や経由地を変えられる特定の直行便だけを使いたい
往復で航空会社が違ってもよい家族全員が必ず同じ条件で移動したい
空席を見ながら旅程を組める早い段階で予定を確定する必要がある
マイルと現金の総額を比較できる手間を減らすことを最優先したい

マイルを使うこと自体が目的になる必要はありません。特典の諸費用が高い、希望便が取れない、有償運賃が安いといった場合は、現金で航空券を買う方がよいこともあります。

スイス航空ビジネスクラスのウェルカムシャンパンと機内食メニュー
ANAマイルで発券したスイス航空ビジネスクラス

夫婦2人で特典航空券を使うための初心者ロードマップ

これから始める場合、最初から複数の海外マイレージを覚える必要はありません。次の順番で十分です。

  1. 目的地・人数・搭乗クラスを決める
    「いつか海外」ではなく、できる範囲で具体化します。
  2. 必要マイルと諸費用を調べる
    マイル数だけでなく、サーチャージと税金も見ます。
  3. 候補となる航空会社とマイレージを2つ以上持つ
    最初から入会や購入を急がず、使える経路を把握します。
  4. 実際の空席を検索する
    1名と2名、直行便と経由便、前後の日付で違いを確認します。
  5. 続けられる方法で貯める
    クレジットカード、ポイントサイト、ホテルポイントなどから選びます。
  6. 不足分だけバイマイルを検討する
    空席と総費用を確認する前に大量購入しません。
  7. 発券後も変更条件を確認しておく
    よりよい旅程が見つかったときに動けるか把握します。

まず何から考えるか迷う場合は、マイル初心者ロードマップへ進んでください。具体的なマイル購入を考えている方は、次にバイマイルの基礎と実体験を読む流れがおすすめです。

よくある質問

夫婦2人分のビジネスクラス特典航空券は本当に取れますか?

取れます。私たちもANA、JAL、エールフランス、スイス航空などを2名で利用してきました。ただし、長距離の人気直行便を特定の日に2席、という条件では難しくなります。日程、空港、航空会社、経由地、使うマイルのいずれかを動かせると選択肢が増えます。

ヨーロッパのビジネスクラスには何マイル必要ですか?

航空会社、マイレージ、時期、区間、変動制か固定制かによって異なるため、一つの数字では答えられません。往復だけでなく片道ごとに別のマイルを使うこともできます。実例は2名分の発券実績と費用一覧をご覧ください。

ANAマイルとJALマイルはどちらがおすすめですか?

一律には決められません。目的地、人数、使いたい航空会社、貯め方によって変わります。私たちは両方を使い、さらに海外航空会社のマイルやAviosも組み合わせています。先に使い道を決めてから選ぶ方が失敗しにくいです。

SFCやJGCがないと特典航空券は取れませんか?

そのようなことはありません。制度上の扱いは各社・会員資格で異なりますが、ステータスが2名分の希望便を保証するわけではありません。まずは実際の空席と発券条件を確認する方が重要です。

マイルは買った方がよいですか?

使い道が決まっておらず、空席も確認していない段階での大量購入はおすすめしません。使いたい便があり、購入費と諸費用の合計が有償航空券より納得できるときに、不足分を補う方法として検討します。

まとめ|マイルは旅を実現する手段として使う

夫婦2人でヨーロッパのビジネスクラス特典航空券を取ることは、簡単ではありません。それでも私たちは、行き先から逆算し、一つの航空会社やマイレージに固執せず、往路と復路を分けて考えることで旅を続けてきました。

大切なのは、「マイルを貯めれば無料で希望便に乗れる」と期待することではありません。空席、必要マイル、諸費用、有償運賃、自分たちの柔軟性を比べたうえで、そのとき最も納得できる方法を選ぶことです。

取れる特典航空券の中から旅を考える。ただし、マイルだけに旅を支配されない。これが、私たちが夫婦2人でマイルと長く付き合ってきた結論です。

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