ANAが2025年10月22日、プレミアムメンバーおよびスーパーフライヤーズ(SFC)本会員向けの特典「アップグレードポイント」の提供を2026年度で終了すると発表されてます。
上級会員向けサービスとして長年親しまれてきた制度ですが、自分も含めて全然使えてなかった人、知らなかった人すらいたので記事にしてみました。
私はSFC会員ですが、正直ここ数年はANA便にほとんど乗っていません。
実際には乗ってますがマイルのため、プレミアムポイントやアップグレードポイントはもらえません。
そのためアップグレードポイントの恩恵を受けたことは一回もなくて、「自分にはあまり関係ないかな」という立場です。
それでも、多くの方にとっては大事な制度変更なので、ここで概要と今後の対応を簡潔に整理しておきます。
アップグレードポイントとは?

アップグレードポイントは、前年(1~12月)にANAグループ便で獲得したプレミアムポイント(PP)数に応じて翌年度に付与される特典ポイントです。
主な用途
- 座席クラスのアップグレード(国内線はプレミアムクラスへ、国際線はビジネス/ファーストへ)
- ラウンジ利用(ブロンズメンバー・同行者などの入室)
- ANA SKY コインへの交換(1ポイント=1,000コイン)
スーパーフライヤーズ(SFC)会員は、通常の付与ポイントに一律4ポイントの上乗せがありました。
ただし、ANA便の搭乗実績がない年は付与されません。
自分の場合はほぼこれで、毎年0ポイントでした。
提供終了のスケジュール
ANAによると、アップグレードポイントの提供は2026年度分をもって終了します。
利用可能期間などを整理すると、以下のような流れです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 2025年1月~12月 | 2026年度分のプレミアムポイント算定期間 |
| 2026年2月頃 | 最後のアップグレードポイント付与 |
| 2026年4月1日~2027年3月31日 | 最後の利用可能期間 |
| 2027年3月31日 | 制度終了(ポイント失効) |
つまり、2027年3月末までにすべて使い切る必要があります。
翌年度への繰り越しはできません。
終了の背景と今後の代替手段
ANAは制度終了の理由として、「マイルでのアップグレード機能を国内線にも拡大する」ことを挙げています。
2026年5月19日搭乗分から、これまで国際線限定だったマイルによる座席アップグレードが国内線でも可能になります。
これにより、アップグレード関連の仕組みは「マイル」に一本化される方向です。
また、これまでアップグレードポイントでしか利用できなかったラウンジ入室も、今後はマイルでの利用が可能になります(開始時期は未定)。
ダイヤモンドメンバー向けの特別措置
ダイヤモンドサービスメンバー限定の「2倍ポイントで対象外クラスをアップグレードできる特典」も、2027年3月31日で終了します。
代替措置として、2027年度のダイヤモンドメンバーには50,000マイルを付与するとのことです(2027年4月頃予定)。
SFC会員はどうすべきか?
私自身は「アップグレードポイントを使いこなせなかった派」ですが、保有している方にとっては残り1年半が勝負です。
やるべきことはシンプルです👇
- 残高を確認する
→ アップグレードポイント残高確認ページ(要ログイン) - 2027年3月31日までに使い切る
→ 座席アップグレードが最も価値が高い使い方です - 使い切れない場合はSKYコインへ交換
→ 1ポイント=1,000コイン、交換期限は12か月
参考:国際線アップグレード必要ポイント(目安)
| 路線 | エコノミー→ビジネス |
|---|---|
| ハワイ | 8ポイント |
| 東南アジア | 8ポイント |
| 欧米路線 | 10ポイント |
まとめ|「乗る人ほど影響大」な制度終了
- 2026年度がアップグレードポイント最後の付与
- 2027年3月31日で完全終了
- 国内線もマイルでアップグレード可能に
- ラウンジもマイル利用に移行予定
私は個人的に「影響なし」ですが、毎年ポイントを貯めて上手に使っていた方には大きな変化だと思います。
まだ1年半の猶予がありますので、早めに計画的に使っておくのがベストです。
それではみなさま、素敵な旅を!



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