2026年夏のフランス旅行は、当初、JALマイルで発券したエールフランスのビジネスクラスを利用し、パリとバルセロナを回る予定でした。
しかし、旅行全体を見直した結果、エールフランスの提携航空会社特典航空券を取り消し、往路を羽田発パリ行きのJAL JL045・旧型ファーストクラスへ変更。あわせて、バルセロナ旅行も取りやめました。
マイルを使った特典航空券でも、旅程変更に伴う負担がすべてなくなるわけではありません。今回はJALの払戻手数料に加え、別発券していたバルセロナ区間にも概算約3万円の損失が残りました。
この記事では、夫婦2名分の必要マイル、税金・諸費用、払戻手数料、払い戻しの扱い、そして負担が増えても旅程を変えた理由を整理します。ラウンジ、座席、機内食、サービスは別の搭乗記で詳しく紹介します。
この記事の結論
- 当初のエールフランス・ビジネスクラス特典は、2名合計220,000 JALマイル+税金・諸費用約90,000円
- 取り消しに伴うJALの払戻手数料は、1名3,100円、2名合計6,200円
- 今回、運航会社のエールフランスへ別途支払った取消手数料はない
- 別発券したバルセロナ区間は約35,000円。税金等の払い戻しを差し引いた実質損失は概算約30,000円
- 変更後の往路はJAL JL045旧型ファーストクラスで、2名合計280,000 JALマイル+税金・諸費用約140,000円
- 旅行期間は変えず、バルセロナを外してフランス滞在と夫婦2名での体験を優先した
注意:変更前の220,000マイル+約90,000円は当初の特典旅程全体、変更後の280,000マイル+約140,000円は往路片道の数字です。対象範囲が異なるため、単純な差額では比較できません。
当初はJALマイルでエールフランスのビジネスクラスを予約
当初は、夫婦2名でエールフランスのビジネスクラスを利用し、フランスとバルセロナを訪れる計画でした。JALマイルを使い、JALから発券した提携航空会社特典航空券です。
| 項目 | 当初の予約内容 |
|---|---|
| 利用者 | 夫婦2名 |
| 発券方法 | JALマイルを使った提携航空会社特典航空券 |
| 航空会社・クラス | エールフランス・ビジネスクラス |
| 旅行先 | フランス、バルセロナ |
| 必要マイル | 2名合計220,000 JALマイル |
| 税金・諸費用 | 2名合計約90,000円 |
| 数字の対象範囲 | 当初の特典旅程全体 |
エールフランスのWebサイトで購入した有償航空券でも、Flying Blueマイルで発券した特典航空券でもありません。運航便はエールフランスですが、発券元はJALなので、取り消しと払い戻しにはJALの提携航空会社特典航空券のルールが適用されました。
当初のパリ・バルセロナ旅行とホテル選びは、JALマイルでパリとバルセロナへ行く旅行計画にまとめています。JALマイルでエールフランス便を発券する流れや座席指定は、エールフランスのビジネスクラス特典航空券を発券した記事をご覧ください。

エールフランスの新型ビジネスクラス自体に不満があったわけではありません。過去に利用した際の座席や機内食は、エールフランスAF187新型ビジネスクラス搭乗記で紹介しています。
バルセロナを外し、旅行計画を見直した理由
旅程を変えた理由は、JALファーストクラスに乗りたくなったから、という一点だけではありません。旅行が近づくにつれ、次の点が気になり始めました。
- 夏のバルセロナでは厳しい暑さが予想されたこと
- 妻が暑さに弱く、現地で無理をする可能性があったこと
- フランスとスペインを移動すると、荷造りや空港移動が増えること
- 予定を詰め込むほど、旅行全体の満足度が下がるおそれがあったこと
航空券やホテルを予約した後は、「せっかく予約したのだから行かないともったいない」と考えがちです。ただ、予約済みの費用を守るために無理な旅程を続け、夫婦のどちらかが疲れてしまっては本末転倒です。
そこで今回は、訪問都市を増やすことよりも、フランスで過ごす時間と移動の少ない旅程を優先しました。旅行期間そのものは変えず、確保していた休暇の範囲で利用便と訪問先を組み直しています。
夫婦2名分のJAL旧型ファーストクラスをオンラインで発券
旅行計画を見直しながら日々空席を確認していたところ、夫婦2名分のファーストクラスが表示されているのを見つけ、そのままオンラインで発券しました。
利用することにしたのは、羽田からパリへ向かうJAL JL045便です。今回はキャンセル待ちではなく、2席の空席を確認した時点で発券しています。妻と一緒の旅行なので、1席だけであれば変更候補にはしていません。
| 項目 | 変更後の往路 |
|---|---|
| 便名 | JAL JL045 |
| 区間 | 羽田-パリ |
| クラス | 旧型ファーストクラス |
| 利用者 | 夫婦2名 |
| 必要マイル | 1名140,000マイル、2名合計280,000 JALマイル |
| 税金・諸費用 | 2名合計約140,000円 |
| 発券方法 | JAL Webサイトでオンライン発券 |
| 数字の対象範囲 | 往路片道 |

パリ線ファーストクラスは今回1名140,000マイル
2026年4月16日更新のJAL公式必要マイル表では、日本発着のパリ線ファーストクラスは搭乗日のシーズンによって必要マイル数が異なります。片道1名あたり、ローシーズン110,000マイル、レギュラーシーズン125,000マイル、ハイシーズン140,000マイルです。
今回の対象便はハイシーズンに該当したため、必要マイル数は1名140,000マイル、夫婦2名で280,000マイルでした。
ファーストクラスはJAL国際線特典航空券PLUSの対象外です。今回の140,000マイルは空席状況に応じたPLUSの追加マイルではなく、シーズン別に設定された必要マイル数です。最新情報は、JAL公式の国際線特典航空券・必要マイル表をご確認ください。
税金・諸費用は2名合計で約140,000円でした。特典航空券でも、燃油特別付加運賃や空港税などの現金負担は必要です。必要マイル数だけで判断すると、想定より支払いが大きくなることがあります。
旧型ファーストクラスの座席やサービスは、過去のJAL JL045旧型ファーストクラス搭乗記でも紹介しています。今回の2026年搭乗分は、写真と体験を整理したうえで別記事にします。
エールフランス便の払戻手数料は2名で6,200円
当初のエールフランス便はJALマイルで発券した提携航空会社特典航空券です。そのため、取り消し時に適用されたのは、運航会社ではなく発券元であるJALの払い戻しルールでした。
| 項目 | 2名分の結果・扱い |
|---|---|
| JALの払戻手数料 | 3,100円×2名=6,200円 |
| エールフランスへ別途支払った手数料 | なし |
| JALマイル | 220,000マイルを返還 |
| 税金・諸費用 | 約90,000円が支払いに使ったカードへの払戻対象 |
「エールフランス便を取り消したので、エールフランスにも手数料を払う」と考えてしまいそうですが、今回はエールフランスから直接購入した航空券ではありません。今回、エールフランスへ別途支払った取消手数料はなく、JALへ2名合計6,200円の払戻手数料を支払いました。
記事公開前にJAL公式で確認した主な条件は次のとおりです。
- 払戻手数料は1名・1特典につき3,100円
- 旅行開始前の特典航空券のみ取り消し・払い戻しが可能
- 旅程の一部だけを取り消して払い戻すことはできない
- JAL Webサイトでの手続き期限は、原則として予約便出発の3時間前まで
- 払い戻し時点で有効期限が切れているマイルは口座に戻らない
- カードで支払った燃油特別付加運賃や税金等は同じカードへ払い戻され、口座確認に2~3カ月かかる場合がある
一部の航空会社や予約内容には例外があり、規約は変更される可能性があります。実際に手続きする際は、JAL公式の提携航空会社特典航空券ルールを必ずご確認ください。
過去にJALマイルで発券した別のエールフランス便を取り消し、旅程を組み直した際の費用は、JALマイルでエールフランス特典をキャンセル・再予約した実体験にまとめています。
バルセロナ区間は全額損失ではなく、実質約3万円
バルセロナ関連では、別発券していた航空券が約35,000円ありました。この航空券は全額が戻ったわけではありませんが、全額が損失になったわけでもありません。
税金等として1名3,000円強、夫婦2名で6,000円強が払い戻されました。正確な返金額は最終確認できていないため、この記事では次のように概算で整理します。
| 項目 | 概算額 |
|---|---|
| 別発券した航空券 | 約35,000円 |
| 税金等の払い戻し | 2名合計6,000円強 |
| 実質的な損失 | 約29,000円前後(記事上は概算約30,000円) |
正確な返金額は未確認であり、約30,000円は概算です。少なくない金額ですが、この費用を惜しんで無理にバルセロナを組み込むより、旅行全体の負担を減らす方がよいと判断しました。

変更前後の費用は単純な差額では比較できない
| 項目 | マイル・現金 | 対象範囲 |
|---|---|---|
| 当初のエールフランス特典 | 220,000 JALマイル+約90,000円 | 当初の特典旅程全体 |
| JALの払戻手数料 | 6,200円 | 2名分 |
| バルセロナ区間の実質損失 | 概算約30,000円 | 別発券分 |
| 変更後のJALファーストクラス | 280,000 JALマイル+約140,000円 | 往路片道 |
変更前の数字は当初の特典旅程全体、変更後の数字はJALファーストクラスの往路だけです。対象範囲が違うため、「60,000マイルと50,000円の追加だけで変更できた」と捉えるのは正確ではありません。
変更後は往路だけで、当初の特典旅程全体より多くのマイルと現金が必要になりました。誰にとっても合理的な選択とはいえません。それでも私たちは、最安値や訪問都市数ではなく、夫婦2人で体験する今回の旅行そのものを優先しました。
- 夫婦2名で同じファーストクラスを利用できること
- 旅行期間を変えずに旅程を組み直せること
- バルセロナを外し、現地移動の負担を減らせること
- フランスで過ごす時間を増やせること
- 貯めてきたJALマイルを、自分たちが価値を感じる体験に使えること
ファーストクラスの有償価格が高いから得をした、という話にしたいわけではありません。必要マイル数も諸費用も大きく、別発券便の損失も発生しています。それらを理解したうえで、今回は費用効率より体験価値を優先しました。
夫婦2名でヨーロッパ行きの特典航空券を使ってきた現実や、マイルとの付き合い方は、夫婦2名でヨーロッパへ行くためのマイルの貯め方・使い方でも詳しく書いています。
旅程変更後は帰国便も見直すことになった
| 項目 | 変更前 | この段階での変更後 |
|---|---|---|
| 往路 | エールフランス・ビジネスクラス | JAL JL045旧型ファーストクラス |
| 旅行先 | フランス+バルセロナ | フランス滞在を優先 |
| バルセロナ区間 | 別発券済み | 取り消し。実質損失は概算約30,000円 |
| 旅行期間 | 当初の予定 | 変更なし |
| 帰国便 | 当初のエールフランス特典に含まれていた | フィンエアーを利用する計画へ変更 |
この前編で紹介した280,000マイル+約140,000円は、あくまで往路のJALファーストクラスに必要だった数字です。帰国便の必要マイルや費用とは分けて考える必要があります。
往路を決めた時点では、帰国便はフィンエアーを利用する予定でした。しかし、その後さらに計画が変わり、最終的には帰国便もJALの新型ファーストクラスへ変更します。帰国便の選択と費用は後編でまとめます。
特典航空券の旅程を変更する前に確認したいこと
今回のような変更がよいかどうかは、必要マイル数だけでは決められません。変更前に、少なくとも次の点を確認する必要があります。
- 元の特典航空券を取り消した場合、マイルと税金・諸費用はいくら戻るか
- 払戻手数料はいくらか
- 払い戻し時点で有効期限が切れるマイルはないか
- ホテルや別発券便に返金されない費用が残るか
- 同行者全員分の希望クラスを確保できるか
- 変更後に必要なマイルと現金を無理なく負担できるか
- 移動を増やすことと、滞在をゆっくり楽しむことのどちらを優先するか
- その体験に、自分自身がどれだけ価値を感じるか
私たちにとっては変更する価値がありましたが、同じ条件でも元のエールフランス・ビジネスクラスを維持する方が合理的な人もいるはずです。ファーストクラスという言葉だけで決めず、戻るお金、失うお金、追加するマイル、旅行中の負担を一緒に見ることが大切だと思います。
よくある質問
エールフランス側にも取消手数料を支払いましたか?
今回は支払っていません。JALマイルでJALから発券した提携航空会社特典航空券だったため、JALの払戻手数料として1名3,100円、2名合計6,200円を支払いました。エールフランスから直接購入した航空券やFlying Blue特典航空券には、それぞれ別の規則が適用されます。
220,000 JALマイルと約90,000円は戻りましたか?
未使用の特典航空券を規定に従って取り消し、220,000 JALマイルは返還されました。税金・諸費用約90,000円は、支払いに使ったクレジットカードへの払戻対象です。JAL公式では、カード口座で確認できるまで2~3カ月かかる場合があると案内されています。
なぜパリ線ファーストクラスが1名140,000マイルだったのですか?
今回の対象便がJALのハイシーズンに該当したためです。2026年4月16日更新のJAL公式表では、パリ線ファーストクラスは片道1名110,000~140,000マイルに設定されています。ファーストクラスは特典航空券PLUSの対象外です。
バルセロナ区間の約35,000円は全額損失ですか?
全額損失ではありません。税金等として2名合計6,000円強が払い戻されたため、実質的な損失は約29,000円前後です。ただし、正確な返金額は未確認のため、記事では概算約30,000円としています。
旅行の日程も変更しましたか?
日程は変更していません。当初予定していた旅行期間内で、利用する航空会社、搭乗クラス、訪問先を見直しました。
まとめ|約3万円の損失が出ても旅行全体の満足度を優先
2026年夏の旅行では、JALマイルで発券していたエールフランスのビジネスクラスを取り消し、往路をJAL JL045旧型ファーストクラスへ変更しました。
- 当初のエールフランス特典:2名合計220,000 JALマイル+約90,000円
- JALの払戻手数料:2名合計6,200円
- エールフランスへ別途支払った取消手数料:なし
- バルセロナ別発券便の実質損失:概算約30,000円
- 変更後のJALファーストクラス往路:2名合計280,000 JALマイル+約140,000円
費用だけを見れば、元のエールフランス・ビジネスクラスを維持する選択にも十分な合理性があります。それでも私たちは、暑さや移動の負担を減らし、フランス滞在と夫婦2名でのファーストクラス体験を優先しました。
JALマイルを大量に使うこと自体が正解なのではありません。戻る費用と失う費用を確認し、自分たちが何を大切にしたいかで決めた結果です。
JALマイルはクレジットカード決済だけでなく、ポイントサイトやキャンペーンも組み合わせて貯めています。現実的な貯め方は、私が使っているクレジットカードとポイントサイト、具体的な交換方法はモッピーでJALマイルを貯める方法をご覧ください。
後編では、フィンエアーを利用する予定だった帰国便をJAL新型ファーストクラスへ変更した経緯、必要マイル、追加費用、最終的な判断をまとめます。



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