エールフランス新型ビジネスクラス完全ガイド|777-300ERの座席・座席指定料金・CDGラウンジ

エールフランス

2026年7月更新

エールフランスの長距離線では、スライド式ドアを備えた新型ビジネスクラスが順次導入されています。

私はパリ発東京行きのAF282を発券し、ボーイング777-300ERの新型ビジネスクラスに搭乗しました。その後、羽田〜パリ線のAF187・AF186でもエールフランスのビジネスクラスを利用しています。

本記事では、実際の予約画面と搭乗経験をもとに、新型シートの特徴、座席指定料金、最前列のBusiness Suite、座席の選び方、Wi-Fi、手荷物、機内食、パリ・シャルル・ド・ゴール空港のラウンジまでまとめます。

機内食やサービスを含む詳細な搭乗体験は、記事後半で紹介する各便の搭乗記をご覧ください。

エールフランス新型ビジネスクラスの結論

項目概要
座席配列1-2-1配列で全席から通路へ直接アクセス
個室性スライド式ドアと中央席の仕切りを装備
ベッドフルフラットで約2mのベッドとして利用可能
通常席の座席指定条件により有料。チェックイン開始後は空席の範囲で無料変更可能
Flying Blue会員Silver・Gold・Platinumなどは通常のビジネスクラス座席を事前指定できる
最前列追加スペースのあるBusiness Suiteとして別料金になる場合がある
Wi-Fi高速Wi-Fi搭載機ではFlying Blueアカウントへのログインで無料
CDGラウンジ出発ゲートのホールK・L・Mに応じたラウンジを利用
パジャマ通常のビジネスクラスでは基本的に用意されていない

特に注意したいのが、通常の座席指定と、最前列のBusiness Suiteは同じ扱いではない点です。Flying Blue Platinumであっても、Business Suiteが無料になるとは限りません。

エールフランス新型ビジネスクラスの座席

エールフランス新型ビジネスクラスのドア付き座席
エールフランスのドア付き新型ビジネスクラス

この記事で扱うボーイング777-300ERの改修型ビジネスクラスには、主に次の特徴があります。

  • 1-2-1配列
  • 全席から通路へ直接アクセス可能
  • スライド式ドア付き
  • フルフラット時は約2mのベッド
  • 17.3インチの4K対応モニター
  • Bluetooth接続対応
  • 中央席には開閉可能な仕切り
  • 電源とUSBポートを装備

窓側は一人旅向け、中央2席は夫婦や同行者との旅行に向いています。中央席でも仕切りを閉められるため、一人で利用する場合のプライバシーも確保できます。

なお、エールフランスの777-300ERには複数の座席仕様があります。便名だけで新型シートと断定せず、予約時の座席表を確認してください。運航直前に機材変更が発生する可能性もあります。

予約画面の座席表で確認する

エールフランス777-300ER新型ビジネスクラスの座席表
私がAF282で指定した座席は9Dでした

私が搭乗した777-300ERは、ビジネスクラス48席の仕様でした。予約画面では、各座席が通路に直接面した1-2-1配列になっていることを確認できます。

私は後方の小さなビジネスクラス区画の先頭にあたる9Dを指定しました。足元には余裕がありましたが、ギャレーやトイレに比較的近い位置です。

「先頭列なら必ず静か」「足元が広ければ必ず快適」とは限りません。広さ、窓の位置、トイレとの距離、ギャレーの音など、何を優先するかでおすすめ座席は変わります。

ビジネスクラスの座席指定は有料?

エールフランスでは、ビジネスクラス航空券を購入していても、運賃や会員資格によっては事前の座席指定が有料です。

有料座席指定は予約時からオンラインチェックイン開始前まで利用でき、料金は路線、座席、予約時期などによって変わります。

条件通常のビジネスクラス座席Business Suite
一般会員・対象外運賃チェックイン開始前は有料になる場合あり原則有料
Flying Blue Silver無料対象原則有料
Flying Blue Gold無料対象原則有料
Flying Blue Platinum無料対象原則有料
Flying Blue Ultimate無料対象無料対象
チェックイン開始後空席の範囲で無料選択・変更可能空席や条件による

同一予約記録に入っている同行者も、会員資格による無料座席指定の対象になる場合があります。

私が2025年の予約画面で確認した際は、対象外の場合に座席によって2万円台から3万円前後の料金が表示されていました。ただし、これは当時の私の便で表示された一例です。現在の固定料金ではありません。

最新料金は、エールフランス公式サイトまたはアプリの「予約」から座席表を開いて確認してください。

最前列のBusiness Suiteは別料金

一部のA350や777長距離線では、ビジネスクラス最前列に、通常席より広いBusiness Suiteが設定されています。

Business Suiteは、通常のドア付き座席に加え、足元や収納部分に余裕を持たせた座席です。通常のビジネスクラス座席指定とは別の有料オプションとして扱われます。

Flying Blue Silver・Gold・Platinumの通常席無料指定特典だけでは、Business Suiteが無料にならない点に注意してください。

最前列の料金、無料条件、私が実際に利用した後方区画先頭席との違いは、以下の記事で詳しく整理しています。

エールフランスBusiness Suiteは有料?最前列の座席指定ルールを解説

新型ビジネスクラスのおすすめ座席

希望候補注意点
一人で落ち着きたい窓側A・L席窓と座席の位置関係を座席表で確認
同行者と会話したい中央D・H席離着陸時などは仕切りの操作が制限される場合あり
足元の広さを優先Business Suiteまたは区画先頭席追加料金、ギャレー、トイレとの距離を確認
静かさを優先各区画の中ほど最前列や最後列より足元が狭い場合あり
早く降りたい前方区画Business Suite以外の空席を確認

私が一人で利用するなら、窓側か、ギャレーとトイレから少し離れた区画中央を優先します。

一方、夫婦や同行者と利用する場合は、中央2席の方が会話しやすくなります。必要なときは中央の仕切りを閉じられるため、睡眠時のプライバシーも確保できます。

発券後に確認したい7項目

  1. 予約画面で機材と座席表を確認する
  2. 通常席とBusiness Suiteの料金を比較する
  3. Flying Blue会員番号が予約に登録されているか確認する
  4. 機内食の事前選択が開放されているか確認する
  5. 預け手荷物の個数と重量を予約画面で確認する
  6. CDG出発ゲートのホールK・L・Mを確認する
  7. 搭乗機が無料高速Wi-Fi対応機か機内で確認する

座席指定後も、搭乗日まで機材や座席番号が変わる可能性があります。アプリを入れておき、搭乗数日前とオンラインチェックイン開始時に再確認するのがおすすめです。

Wi-Fiは無料?

エールフランスは、長距離機を含む保有機材へ無料の高速Wi-Fiを順次導入しています。

高速Wi-Fi対応機では、Flying Blueアカウントへログインすることで、エコノミークラスを含む全クラスでインターネットを無料利用できます。

ただし、全機材への導入途中です。未対応機では、Flying Blue会員向けの無料メッセージングと、有料インターネットプランが提供される場合があります。

そのため、現時点では「エールフランスなら必ず高速Wi-Fiが無料」とは断定できません。機内でポータルへ接続し、利用可能なプランを確認してください。

ビジネスクラスの手荷物

エールフランス運航便のビジネスクラスでは、一般的に以下の手荷物が含まれます。

  • 預け手荷物:通常2個、1個あたり32kgまで
  • 機内持ち込み:手荷物2個と小型バッグ1個
  • 機内持ち込みの合計重量:通常18kgまで

ただし、運賃、路線、共同運航便、会員資格によって条件が変わる可能性があります。空港へ向かう前に、予約確認画面や航空券控えに表示されている手荷物条件を確認してください。

Flying BlueやSkyTeamの上級会員資格がある場合は、追加手荷物特典が適用されることがあります。

機内食は事前に選択できる

長距離線ビジネスクラスでは、対象便でメイン料理を事前に選択できます。

公式案内上は出発24時間前まで選択できます。私の予約では、出発のおよそ15日前からアプリ上に選択肢が表示されました。

提供数には限りがあるため、希望する料理がある場合は、選択画面が開いた段階で登録しておく方が確実です。

なお、事前選択を済ませても、機材変更や搭載上の事情により希望どおり提供されない可能性はあります。私のAF282搭乗時にも、予約画面と機内での対応に行き違いがありました。

AF282パリ〜羽田ビジネスクラス搭乗記はこちら

CDG空港で利用できるラウンジ

パリ・シャルル・ド・ゴール空港から日本へ向かうエールフランス便は、主にターミナル2Eを利用します。

ターミナル2EはホールK・L・Mに分かれており、基本的には出発ゲートに対応したエールフランスラウンジを利用します。

パリCDG空港ターミナル2Eのエールフランスラウンジ案内
ターミナル2EはホールK・L・Mに分かれています

ホールKのラウンジは2025年に改装・拡張されました。営業時間や利用条件は変更される可能性があるため、搭乗券とエールフランスアプリで最新情報を確認してください。

ビジネスクラス利用者は原則としてラウンジを利用できますが、一部のBusiness Light運賃などは対象外になる場合があります。SkyTeam Elite Plus資格による入室条件もあります。

ターミナル2Eでの乗り継ぎ、出国審査、免税店、各ラウンジの場所は、以下の記事で詳しく解説しています。

パリCDG空港ターミナル2E完全ガイド

エールフランスのホールKラウンジ利用レビュー

アメニティと寝具

エールフランスの長距離線ビジネスクラスでは、一般的に以下の設備やアメニティが用意されます。

  • 枕と羽毛布団
  • スリッパ
  • ノイズキャンセリングヘッドホン
  • アイマスク、靴下、歯ブラシなどを含むアメニティキット
  • 一部便でSofitel My Bedのマットレストッパー

エールフランスは2026年8月から、長距離線ビジネスクラスへ新しいアメニティキットを順次導入すると発表しています。内容やデザインは搭乗時期によって異なります。

ビジネスクラスにパジャマはある?

私が利用したエールフランスのビジネスクラスでは、パジャマの提供はありませんでした。

現行のビジネスクラス公式案内にも、標準装備としてパジャマは記載されていません。長距離便で着替えたい場合は、薄手の部屋着などを持参した方が安心です。

マイルでエールフランスを発券する方法

エールフランスの特典航空券は、主にFlying Blueマイルや、提携する航空会社のマイルを利用して発券できます。

必要マイル数、燃油サーチャージ、変更・キャンセル条件は、利用するマイレージプログラムによって異なります。

Flying Blueは必要マイル数が変動するため、検索日によって必要数が大きく変わる場合があります。マイルを購入する前に、希望日の空席、必要マイル、諸税を必ず確認してください。

Flying Blueの仕組みと使い方をまとめたガイド

Flying Blue特典航空券の必要マイル数と使う価値

私はJALマイルを使ってエールフランスのビジネスクラスを発券した経験もあります。ただし、JAL側とエールフランス側で空席表示や座席指定の扱いが異なる場合があります。

JALマイルでエールフランス特典航空券を発券した方法と注意点

発券後に予定が変わる可能性がある場合は、キャンセル手数料も確認しておきましょう。

エールフランス・Flying Blue特典航空券のキャンセル方法と手数料

エールフランスのビジネスクラス搭乗記

座席の実際の広さ、機内食、乗務員のサービス、SkyPriorityの流れは、以下の搭乗記で詳しく紹介しています。

本記事は座席や料金、ラウンジなどの搭乗前情報を確認するガイドとして使い、実際の体験は各搭乗記とあわせてご覧ください。

よくある質問

エールフランスのビジネスクラスは座席指定が無料ですか?

運賃や会員資格によって異なります。一般会員はオンラインチェックイン開始前の指定が有料になる場合があります。Flying Blue Silver・Gold・Platinumなどは、通常のビジネスクラス座席を事前に無料指定できる場合があります。

Flying Blue Platinumなら最前列も無料ですか?

最前列がBusiness Suiteとして設定されている場合、Platinumでも原則として有料です。Business Suiteの無料指定はFlying Blue Ultimateなど、対象者が限定されています。

新型ビジネスクラスかどうかはどう確認しますか?

予約画面の座席表で、1-2-1配列になっているかを確認します。ただし、新旧どちらも1-2-1配列の機材があるため、座席画像や機材仕様もあわせて確認してください。出発前の機材変更にも注意が必要です。

一人旅におすすめの座席はどこですか?

プライバシーを優先するなら窓側のA・L席が候補です。ギャレーやトイレの音を避けたい場合は、各客室区画の中ほどを選びます。

エールフランスのWi-Fiは無料ですか?

無料高速Wi-Fi対応機では、Flying Blueアカウントへのログインにより無料で利用できます。未対応機では無料メッセージングと有料プランが提供される場合があります。

ビジネスクラスにパジャマはありますか?

私が搭乗した便では提供されませんでした。現行のビジネスクラス公式案内にも標準装備として記載されていないため、必要な場合は自身で持参するのが確実です。

CDG空港ではどのラウンジを使いますか?

ターミナル2Eの出発ゲートがあるホールK・L・Mに対応したエールフランスラウンジを利用するのが基本です。搭乗券またはアプリで出発ホールを確認してください。

まとめ

エールフランスの新型ビジネスクラスは、全席通路アクセス、スライド式ドア、フルフラットベッドを備え、長距離移動でプライバシーと睡眠を重視する人に適した座席です。

一方で、ビジネスクラス航空券を持っていても、事前座席指定や最前列のBusiness Suiteが有料になる場合があります。

発券後は、機材、座席指定料金、Flying Blue番号、機内食、手荷物、出発ラウンジを確認しておきましょう。特に機材と座席は変更される可能性があるため、搭乗直前にもアプリで再確認することをおすすめします。


本記事の座席指定料金、運航機材、Wi-Fi、ラウンジ、アメニティなどの情報は変更される場合があります。予約・搭乗時には、エールフランス公式サイトおよび予約画面に表示される最新条件をご確認ください。

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