【JAL JL045搭乗記】777-300ER旧型ファーストクラスを夫婦で利用|羽田→パリ【2026年】

JAL JL045旧型ファーストクラスの中央2席 JALろぐ

2026年、妻と2人でJALのJL045便に搭乗し、羽田空港からパリ・シャルル・ド・ゴール空港へ向かいました。

今回利用したのは、ボーイング777-300ERに搭載された旧型ファーストクラス「JAL SUITE」です。予約時は私が1D、妻が1Gの中央2席を指定。搭乗後、窓側の1Kが空いていたため、乗務員さんに確認したうえで私が1Kへ移動しました。

率直に言えば、最新の扉付き個室ではなくても、座席とベッドの広さに大きな不満はありませんでした。夫婦なら中央席は会話しやすく、窓側席は景色と一人の時間を楽しみやすい。ただし、中央席も2人掛けのソファやダブルベッドではなく、それぞれが独立した座席です。

必要だったのは、2名合計280,000 JALマイルと税金・諸費用約140,000円。安い移動手段ではありません。それでも、パリへ着くまでの時間そのものを夫婦旅行の一部にできたことは、私たちにとって大きな価値がありました。

本記事は777-300ERで運航されたJL045の搭乗記です。JAL公式では、羽田―パリ線のA350-1000を2026年9月1日から毎日運航予定と案内しています。使用機材は変更される場合があるため、予約時はJAL公式の運航予定と予約画面をご確認ください。

JL045・777-300ER旧型ファーストクラスの搭乗概要

航空会社日本航空(JAL)
便名JL045
区間羽田空港→パリ・シャルル・ド・ゴール空港
搭乗年2026年
クラス国際線ファーストクラス
搭乗時の機材ボーイング777-300ER・旧型JAL SUITE
人数夫婦2名
指定席本人1D・妻1G
搭乗後乗務員の了承を得て、本人が空いていた1Kへ移動
使用マイル2名合計280,000 JALマイル
税金・諸費用2名合計約140,000円
JAL JL045ファーストクラスの搭乗券とパスポート
JL045のファーストクラス搭乗券。個人情報と搭乗日は加工しています。

旅行計画を見直しながら空席を確認していたところ、夫婦2名分のファーストクラスを見つけ、JALマイルでオンライン発券しました。今回はキャンセル待ちではありません。もともと予約していたエールフランスのビジネスクラスからJL045へ変更した経緯と費用は、JALマイルのエールフランス特典をキャンセルした経緯で詳しくまとめています。

2名合計280,000 JALマイルと約140,000円

今回の特典航空券は、1名140,000マイル。夫婦2名で280,000 JALマイルを使い、税金・諸費用として約140,000円を支払いました。特典航空券とはいえ現金負担もあり、気軽に選べる金額ではありません。

同じルートを有償で検索した際は、First Flexが1名2,601,550円、2名合計5,203,100円と表示されました。ただし、これは検索時点の変更・払い戻し条件が柔軟な運賃です。一般的なファーストクラスの相場や、今回「約520万円を節約できた」ことを示す数字ではありません。

JL045と同じルートで検索したFirst Flexの1名料金と2名合計
同じルートを検索した際のFirst Flex参考価格。運賃は検索条件や時期によって変動します。

この表示額をそのまま使って1マイル当たりの価値を計算すると、実態以上に高く見えます。今回は有償運賃との差額ではなく、「夫婦2名分を同時に確保できるか」「長距離移動そのものを旅行の一部として楽しみたいか」で判断しました。

JALマイルで国際線特典航空券を探すときの考え方はJALマイルで国際線特典航空券を取るコツ、ポイントサイトからJALマイルへ交換する方法はモッピーでJALマイルを貯める方法で紹介しています。

羽田空港ではファーストクラス専用エントランスを利用

羽田空港では、ファーストクラス利用者向けの専用エントランスを利用しました。一般のチェックインカウンターとは雰囲気が異なり、落ち着いた空間で手続きを進められます。長距離便に乗る前の慌ただしさが少ないのは、実際に使ってみて感じた大きなメリットでした。

利用条件や当日の案内は変更される可能性があるため、出発前はJAL国際線ファーストクラスの空港サービスをご確認ください。

羽田空港JALファーストクラスラウンジ

専用エントランスを通過した後は、JALファーストクラスラウンジへ。駐機場を眺めながら料理とワインを楽しみ、機内へ向かうまでの時間をゆっくり過ごしました。

機内食も楽しみたかったので、ラウンジでは量を控えめにしました。それでも、搭乗前に食事とGusbourneを味わえるのはファーストクラスラウンジならではです。

JALファーストクラスラウンジのGusbourne

ラウンジで個人的に楽しみにしていたのが、ジャパニーズウイスキーです。白州、響 BLENDER’S CHOICE、山崎12年も並んでいましたが、今回特に飲んでおきたかったのが「イチローズモルト秩父 シングルモルト JAL EXCLUSIVE 2025」でした。

JAL限定の特別なボトルで、一般流通の銘柄とは違い、気軽に味わえるものではありません。普段からウイスキーが好きな私にとっては、銘柄数の多さ以上に、この一本を実際にグラスで楽しめることがラウンジの大きな魅力でした。搭乗前なので飲み過ぎは禁物ですが、ウイスキー好きなら見逃したくない一本です。

羽田空港のJALファーストクラスラウンジに用意されていたウイスキー

シャワーとマッサージチェアも利用しました。食事やお酒だけでなく、長距離便へ向けて身支度を整え、体を休められることもラウンジの価値だと思います。

羽田空港JALファーストクラスラウンジのシャワーとマッサージチェア

ただ、私はシャワーへ向かう途中の段差に気づかず転倒し、足首を痛めてしまいました。これは私自身の不注意でもありますが、初めて利用する方は足元にも注意してください。ラウンジの設備や利用条件はJAL公式の羽田空港ファーストクラスラウンジ案内で確認できます。

JL045へ搭乗|777-300ERの旧型JAL SUITE

搭乗時のJL045は、ボーイング777-300ERの旧型ファーストクラス「JAL SUITE」でした。ファーストクラスは1-2-1配列の8席。A350-1000のような扉付き個室ではなく、座席の周囲をシェルで囲う構造です。

JAL JL045旧型ファーストクラスの中央2席

JAL公式によると、シート幅は約58cm、ベッド幅は最大約84cm、ベッド長は最大約199cm、個人モニターは23インチです。写真で見る以上に座席まわりに余裕があり、長時間座っていても窮屈さは感じませんでした。

座席の仕様と配置は、JAL SUITEの座席仕様777-300ERの座席配置で確認できます。

JAL JL045で指定したファーストクラス1Dと1G
予約時は本人が1D、妻が1Gを指定。1Kへ移動したのは搭乗後です。

夫婦で中央席1D・1Gを選んで分かったこと

夫婦2名で使うなら、1D・1Gの中央席は声をかけやすく、食事を始めるタイミングも合わせやすいのがメリットです。中央2席の間には開閉できるパーティションがあり、会話するときは開け、休むときは閉められます。

ただし、2人掛けの座席ではありません。食事はそれぞれのテーブルで取り、就寝時も別々のベッドです。「2人で同じ空間を使う席」というより、「独立した2席のまま会話しやすい配置」と考えるのが近いです。

モニターや操作部のデザインには旧型らしさがあります。一方、テーブルと座席まわりは広く、座る、食べる、横になるという長距離便で大切な部分は、今でも十分に快適でした。

JAL旧型ファーストクラスの23インチモニターとテーブル

空席だった1Kへ移動し、窓側席も体験

搭乗後、窓側の1Kが空いていたため、乗務員さんに確認して私が1Dから1Kへ移動しました。予約時の座席指定画面では1Kを選べませんでしたが、当日は空席でした。

窓側席は機窓が近く、外の景色や明るさを楽しめます。中央席より一人の空間に集中しやすく、食事の後にゆっくり過ごすなら1Kのほうが好みでした。一方、妻へ声をかけやすいのは、やはり中央席です。

JL045旧型ファーストクラスの窓側席1Kと機窓

今回は中央席と窓側席の両方を体験できましたが、空席があれば自由に使えるという意味ではありません。1Kへ移動できたのは、この便で乗務員さんの了承を得られた結果です。

座席設備とアメニティ

旧型JAL SUITEは、広いサイドテーブル、複数の収納、23インチモニター、座席操作パネルを備えています。最新世代ほど収納が細かく分かれてはいませんが、スマートフォンや眼鏡など、小物の置き場所には困りませんでした。

化粧室にはクレ・ド・ポー ボーテのスキンケア用品が用意されていました。機内のアメニティや設置品は搭乗時期によって変わる可能性があります。

JALファーストクラス機内のクレ・ド・ポー ボーテ

JL045 機内食|夫婦で異なる主菜を選択

最初の食事は洋食を選びました。オマールのブイヤベースと和牛フィレの両方を楽しめたのは、ファーストクラスならではかなと。

JL045ファーストクラスの洋食メニュー

洋食はカンテサンスの岸田周三シェフ監修。アミューズ・ブーシュの山羊乳のババロアに続き、前菜は毛ガニのガスパチョを選びました。一皿ずつゆっくり提供されるため、食事を急がず楽しめます。

キャビアのサービスもありました。料理の内容だけでなく、急かされることなく、自分たちのペースで食事を進められたことが印象に残っています。

JL045ファーストクラスで提供されたキャビア

洋食コースのデザートは「ガトースリーズ」。キャビアやメイン料理に注目が集まりがちですが、最後の一皿まで含めて、ゆっくりとコースを楽しめるのもファーストクラスらしいところです。

ラウンジから機内まで食事とお酒が続くため、機内食を最後まで楽しみたい場合は、搭乗前に食べ過ぎない方がよいと感じました。

コースの最後にいただいたデザート

機内のドリンク|SALON 2015とジャパニーズウイスキー

食事の始まりに選んだのはSALON 2015です。普段はなかなか手を出せない一本を機内で味わえることも、今回楽しみにしていた体験の一つでした。

JL045ファーストクラスで提供されたSALON 2015

赤ワインはChâteau Lagrangeを選びました。窓側の1Kへ移動した後は、外の景色を眺めながらゆっくり楽しめました。

JL045ファーストクラスの窓側席で楽しむ赤ワイン

食後には、厚岸のシングルモルト、「イチローズモルト秩父 シングルモルト JAL EXCLUSIVE 2025」、「響 サントリーウイスキー100周年記念 -Anniversary Blend-」もいただきました。料理から食後酒まで、自分のペースで組み立てられるのはファーストクラスの楽しさです。

JL045ファーストクラスで提供されたジャパニーズウイスキー

エアウィーヴの寝具とフルフラットベッド

食事の後はベッドメイクをお願いしました。寝具はJAL国際線ファーストクラス特別仕様の「エアウィーヴ DUAL MODE」で、マットレスは硬さの異なる面を選べます。

JAL旧型ファーストクラスの窓側席とエアウィーヴ寝具

食事を終えたあとは、移動した1Kの座席をフルフラットにしました。横から見ると、座席全体がベッドへ変わる様子と、足元まで続く奥行きがよく分かります。

扉付き個室ではない旧型のJAL SUITEですが、長距離便で横になって休むための広さは十分です。新型とは異なる開放感も含め、ボーイング777-300ERのファーストクラスらしいゆとりを実感できました。

座席をフルフラットにした状態。横から見ると広さが分かりやすいです。

ベッドは最大約199cmの長さと最大約84cmの幅があり、横になっても窮屈さは感じませんでした。扉付き個室ではないため、視線や音を完全に遮れるわけではありません。それでも、ベッドの広さは旧型JAL SUITEの大きな強みです。

JAL旧型ファーストクラスのフルフラットベッド

到着前の和食とパリ到着

休息後、パリ到着前には和食をいただきました。到着後も予定があったため、最初の食事だけで満腹にせず、睡眠と到着前の食事まで含めて機内時間を使えたのは良かったです。

JL045パリ到着前にいただいた和食

JL045はパリ・シャルル・ド・ゴール空港へ到着。羽田の専用エントランス、ラウンジ、機内での食事と休息まで、移動全体が一つの旅行体験になりました。

パリ・シャルル・ド・ゴール空港到着時の案内

実際に乗って分かった良かった点・気になった点

良かった点

  • 1D・1Gの中央席は、夫婦で会話しやすく、食事のタイミングも合わせやすい
  • 中央席も各席は独立しており、会話するときと休むときを切り替えられる
  • 旧型でも座席とベッドが広く、長距離便で体を休めやすい
  • 専用エントランス、ラウンジ、機内食、寝具まで一連の体験として楽しめる
  • 夫婦で異なる料理を選び、2人で体験を共有できた

気になった点

  • 扉付き個室ではなく、通路側からの視線や機内の音を完全には遮れない
  • モニターや操作部には、A350-1000と比べて世代の古さがある
  • 中央席は景色を見にくく、2人で一つのテーブルやベッドを使う仕様でもない
  • 2名合計280,000 JALマイルと約140,000円の負担は大きい
  • JL045は使用機材によって旧型と新型が変わるため、予約時の確認が欠かせない

280,000 JALマイルを使う価値はあったか

移動と睡眠だけを目的に考えるなら、2名合計280,000 JALマイルと約140,000円は効率的とは言いにくいです。フルフラットで休めれば十分という方には、ビジネスクラスのほうが必要マイルとのバランスを取りやすいでしょう。

一方、今回は夫婦2名分を同時に確保できました。中央席で会話しながら食事を楽しみ、広いベッドで休み、空席だった1Kでは窓側席も体験できました。パリへ着くまでの約半日を、単なる移動ではなく旅行の一部として共有できたことに満足しています。

万人にすすめる使い方ではありません。それでも、マイルに余裕があり、夫婦で長距離移動そのものを特別な体験にしたいなら、旧型JAL SUITEにも選ぶ価値はありました。

JL045の旧型・新型・ビジネスクラスを比較するなら

必要マイルと移動中の快適さを優先する方は、2024年のJL045ビジネスクラス搭乗記と比べると判断しやすくなります。

同じ777-300ERの旧型JAL SUITEについては、2025年のJL045旧型ファーストクラス搭乗記も公開しています。こちらは今回とは搭乗時期と利用人数が異なり、本記事では2026年の夫婦利用と中央席・窓側席の違いを中心にまとめました。

A350-1000の新型ファーストクラスは、扉付き個室など座席設計が大きく異なります。新旧シートの違いを確認したい方は、JAL A350-1000のファーストクラス・ビジネスクラスをご覧ください。

なお、今回の旅行では帰路も見直し、パリ発のJL046新型ファーストクラスを確保しました。予約変更の経緯と費用は、フィンエアー特典をキャンセルしてJAL新型ファーストクラスへ変更した記録でまとめています。

まとめ|旧型でも、夫婦で乗るJL045は特別な時間になった

2026年のJL045では、夫婦2名で777-300ERの旧型ファーストクラスを利用しました。予約時は私が1D、妻が1G。搭乗後は、乗務員さんの了承を得て私が空席だった1Kへ移動しました。

中央席は夫婦で会話しやすく、窓側席は景色と一人の時間を楽しみやすい。旧型には設備の古さやプライバシー面の弱さもありますが、座席とベッドの広さは今でも十分です。

2名合計280,000 JALマイルと約140,000円は軽い負担ではありません。それでも私たちにとっては、羽田空港の専用エントランスからパリ到着までを夫婦で共有できたことに、使ったマイル以上の思い出が残りました。

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