※最終更新:2026年8月18日
ANAとJALの2026年9〜10月発券分の燃油サーチャージが出そろいました。
結論から言うと、日本から欧州・北米などへ行く場合、2026年9月1日〜10月31日発券分はJALが片道50,000円、ANAが片道55,000円です。
2026年7〜8月発券分は両社とも片道65,000円だったため、9月以降は値下げになります。ただし、今回はANAとJALで金額が異なり、欧州・北米方面ではJALの方が片道5,000円低い設定です。
燃油サーチャージは搭乗日ではなく、原則として航空券を購入・発券した日の金額が適用されます。8月中に発券するか、9月まで待つかで、夫婦2人の欧州往復ならJALで60,000円、ANAで40,000円の差が出ます。
この記事では、ANA・JALの最新額、7〜8月発券分との差、特典航空券への影響、9月まで発券を待つべきかを整理します。燃油負担そのものを抑えたい方は、燃油サーチャージがかからない航空会社・発券方法のまとめもあわせてご覧ください。
この記事の結論
- 2026年9〜10月発券分は、ANA・JALとも7〜8月より値下げ
- 日本発の欧州・北米などはJALが片道50,000円、ANAが55,000円
- 往復1人ではJAL100,000円、ANA110,000円
- 夫婦2人の往復ではJAL200,000円、ANA220,000円
- 8月発券と比べると、夫婦2人往復でJALは60,000円、ANAは40,000円下がる
- 有償航空券だけでなく、ANA・JALの特典航空券にも同額がかかる
- 同じ運賃・同じ特典空席を確保できるなら9月発券が有利。ただし空席消失や運賃上昇には注意
ANA・JAL燃油サーチャージ最新額【2026年9〜10月発券分】
まず、負担が大きい欧州・北米・中東・オセアニア方面を比較します。金額は、日本から旅行を開始する場合の1人1区間・片道あたりです。
| 航空会社 | 7〜8月発券 | 9〜10月発券 | 片道の差 |
|---|---|---|---|
| JAL | 65,000円 | 50,000円 | −15,000円 |
| ANA | 65,000円 | 55,000円 | −10,000円 |
2026年9〜10月は、JALの方がANAより片道5,000円低くなります。往復なら1人10,000円、2人なら20,000円の差です。
ただし、航空券を選ぶ際は燃油サーチャージだけで決められません。有償航空券は航空運賃が変動し、特典航空券は必要マイル数や空席状況が異なるため、必ず最終的な支払総額で比較してください。
なお、この記事の表は燃油サーチャージのみです。空港税や航空保険特別料金などは含みません。日本で購入する場合、航空保険特別料金はJALが1区間片道600円、ANAが780円です。
JALの燃油サーチャージ【9〜10月発券分】
JALは2026年8月18日、9月1日〜10月31日発券分の燃油サーチャージを更新しました。日本から旅行を開始する場合の最新額は以下のとおりです。
| 路線区分 | 7〜8月 | 9〜10月 | 差額 |
|---|---|---|---|
| 韓国・極東ロシア、沖縄〜台北・高雄 | 7,400円 | 5,900円 | −1,500円 |
| 東アジア(韓国などを除く) | 16,900円 | 12,400円 | −4,500円 |
| グアム・パラオ・フィリピン・ベトナム・モンゴルなど | 22,500円 | 17,500円 | −5,000円 |
| タイ・マレーシア・シンガポール・ブルネイなど | 35,000円 | 26,000円 | −9,000円 |
| ハワイ・インドネシア・インド・スリランカ | 40,400円 | 30,900円 | −9,500円 |
| 北米・欧州・中東・オセアニア | 65,000円 | 50,000円 | −15,000円 |
JALは全方面で値下げです。欧州・北米などの長距離路線は片道15,000円下がり、1人往復で30,000円、2人往復で60,000円の差になります。
路線区分には例外があります。欧州内のJALコードシェア便などを含む場合は区間ごとの追加設定もあるため、複雑な旅程は予約画面の最終金額を確認してください。
ANAの燃油サーチャージ【9〜10月発券分】
ANAの2026年9月1日〜10月31日購入分も、7〜8月より値下げされます。日本から旅行を開始する場合の最新額は以下のとおりです。
| 路線区分 | 7〜8月 | 9〜10月 | 差額 |
|---|---|---|---|
| 韓国・ウラジオストク | 7,400円 | 6,500円 | −900円 |
| 東アジア(韓国を除く) | 15,400円 | 14,300円 | −1,100円 |
| ベトナム・グアム・フィリピン・パラオ・モンゴル | 22,500円 | 19,300円 | −3,200円 |
| タイ・シンガポール・マレーシア・ミャンマー・カンボジア | 33,500円 | 27,300円 | −6,200円 |
| ハワイ・インド・インドネシア | 40,400円 | 35,800円 | −4,600円 |
| 欧州・北米(ハワイ除く)・中東・オセアニア | 65,000円 | 55,000円 | −10,000円 |
ANAも全方面で値下げです。欧州・北米などは片道10,000円下がり、1人往復で20,000円、2人往復で40,000円の差になります。
なお、ANA公式ページでは2026年8月18日時点で9〜10月分を「政府認可申請中」としています。また、成田〜メキシコシティ線など一部には別設定があります。発券直前に公式ページで再確認してください。
欧州・北米往復はいくら安くなる?
日本発の欧州・北米などを単純往復する場合、燃油サーチャージだけで次の金額になります。
| 航空会社 | 往復1人 | 往復2人 | 7〜8月との差 |
|---|---|---|---|
| JAL | 100,000円 | 200,000円 | 1人−30,000円/2人−60,000円 |
| ANA | 110,000円 | 220,000円 | 1人−20,000円/2人−40,000円 |
値下げとはいえ、9月以降も夫婦2人の欧州往復では燃油サーチャージだけで20万円を超える水準です。ここに空港税、航空保険特別料金、有償航空券なら航空運賃が加わります。
「値下げされたから安い」ではなく、「7〜8月よりは負担が軽くなった」と考えるのが実態に近いです。
8月中に発券する?9月まで待つ?
同じ便・同じ運賃・同じ特典空席を9月にも確保できるなら、燃油サーチャージだけを見れば9月1日以降の発券が有利です。
特にJALの欧州・北米方面は片道15,000円下がるため、片道2人なら30,000円、往復2人なら60,000円の差になります。
| 状況 | 判断 |
|---|---|
| 有償航空券の運賃が変わらず、座席にも余裕がある | 9月発券を待つメリットがある |
| 特典航空券の空席が複数あり、消えるリスクを許容できる | 差額と空席リスクを比較して待つ |
| 希望日の特典空席が1〜2席しかない | 燃油差より空席確保を優先する判断もあり |
| 有償運賃が上昇しそう、またはセール期限が近い | 燃油の値下げ額だけで待たない |
| 日程や旅程が未確定 | 焦って発券せず、変更・取消条件を先に確認 |
たとえば、9月まで待ってJALの燃油サーチャージが往復30,000円下がっても、その間に有償運賃が30,000円以上上がれば総額では得になりません。特典航空券も、必要な席が消えれば比較そのものができなくなります。
したがって、「全員が9月まで待つべき」とは言えません。燃油サーチャージの差額が、失ってもよい空席・運賃リスクの範囲内かで判断するのが現実的です。
予約日ではなく発券・購入日で決まる
今回の新しい金額が適用されるのは、2026年9月1日以降に購入・発券する航空券です。搭乗日が9月以降でも、8月中に発券すれば原則として7〜8月発券分の金額が適用されます。
反対に、8月中に予約だけしても、実際の発券が9月1日以降なら9〜10月分が基準です。予約を保留できる条件や期限は航空券によって異なります。
すでに発券済みの航空券は、燃油サーチャージが下がっても、変更しなければANA・JALとも原則として差額調整はありません。未使用航空券を変更する場合は、変更日に有効な金額との差額調整が行われます。一部使用済みの航空券を変更する場合は差額調整されません。
特典航空券にも同じ燃油サーチャージがかかる
今回の改定は有償航空券だけの話ではありません。
ANAマイレージクラブの特典航空券でANA便を利用する場合、JALマイレージバンクの国際線特典航空券でJAL便を利用する場合も、原則として同額の燃油サーチャージがかかります。
私自身、JALマイルで羽田〜パリのファーストクラスを2人分発券した際は、280,000JALマイルに加えて、燃油サーチャージや空港税などを含む約140,000円を支払いました。約140,000円の全額が燃油サーチャージではありませんが、マイル発券でも現金負担が残る実例です。


実際の発券額や搭乗の様子は、JAL JL045ファーストクラスを夫婦2人分発券した記録と、ANAマイルで羽田〜パリ往復ビジネスクラスを2人分発券した記録で詳しくまとめています。
マイル発券では、必要マイル数だけでなく、燃油サーチャージ、空港税、航空保険特別料金、変更・取消条件を含めた総額で比較することが重要です。
海外発の旅程は日本円の表がそのまま適用されない
ここまでの表は、旅行開始国が日本の場合の金額です。
パリ発東京行きのように海外から旅行を開始する航空券は、海外発旅程の現地通貨建て金額が適用されます。たとえばJALの2026年9〜10月発券分は、欧州発(英国を除く)の日欧線が片道280ユーロです。ANAも欧州発には別のユーロ建て設定があります。
日本発の往復航空券と、海外発の片道航空券・往復航空券では計算基準が違うことがあるため、予約画面の明細と旅行開始国を必ず確認してください。
なぜ9〜10月分は値下げされた?
燃油サーチャージは、シンガポールケロシンの平均価格と為替レートなどをもとに、原則2カ月ごとに見直されます。
9〜10月発券分は、主に2026年6〜7月の指標をもとに決まりました。ANAは、中東情勢を踏まえた日本政府の緊急的な航空機燃料への補助効果を考慮し、9〜10月分を軽減したと公式ページで説明しています。
そのため、今回の値下げを単純に「原油価格が下がったから」とだけ説明するのは正確ではありません。燃料価格、為替、政府措置などが組み合わさった結果として見る必要があります。
11月以降の見通し
2026年11〜12月発券分の金額は、8月18日時点では発表されていません。
JALの改定スケジュールでは、11〜12月分は2026年8〜9月の平均値をもとに、10月中旬ごろの発表予定です。
燃料価格だけでなく為替や政府措置にも左右されるため、現時点で11月以降の値上げ・値下げを断定することはできません。この記事は次回発表後も同じURLで更新します。
燃油サーチャージを抑える選択肢
9〜10月分は値下げされますが、欧州往復では依然として1人10万円以上です。
負担を抑えたい場合は、ANA・JAL以外の航空会社、燃油サーチャージを転嫁しないマイレージプログラム、必要マイル数の異なる提携航空会社発券も比較対象になります。
比較するときの確認ポイント
- 必要マイル数
- 燃油サーチャージと諸税の合計
- 直行便か経由便か
- 特典空席の有無
- 変更・キャンセル手数料
- マイル購入が必要なら、その取得費用
具体的な航空会社や発券方法は、燃油サーチャージがかからない航空会社まとめで整理しています。ただし、制度は随時変わるため、発券前には各社の最終支払画面まで確認してください。
ANA・JALの公式情報
本記事は2026年8月18日に確認した公式情報をもとに作成しています。関係国政府の認可などにより、適用額や期間が変更される可能性があります。
よくある質問
2026年9〜10月のANA・JAL燃油サーチャージはいくらですか?
日本発の欧州・北米・中東・オセアニア方面は、1人1区間片道あたりJALが50,000円、ANAが55,000円です。往復ではJAL100,000円、ANA110,000円になります。
8月発券と9月発券では、いくら違いますか?
欧州・北米などでは、JALが片道15,000円、ANAが片道10,000円下がります。往復1人ならJAL30,000円、ANA20,000円、往復2人ならJAL60,000円、ANA40,000円の差です。
燃油サーチャージは搭乗日と発券日のどちらで決まりますか?
原則として航空券の購入・発券日に有効な金額が適用されます。9月搭乗でも8月中に発券すれば7〜8月分、8月中に予約しても9月に発券すれば9〜10月分が基準です。
9月まで発券を待った方がよいですか?
同じ運賃・同じ特典空席が残るなら、燃油サーチャージは9月発券の方が安くなります。ただし、有償運賃が上がる可能性や特典空席が消える可能性があります。燃油差額だけでなく、総額と空席リスクで判断してください。
特典航空券にも燃油サーチャージはかかりますか?
はい。ANAマイルでANA便、JALマイルでJAL便の国際線特典航空券を発券する場合も、原則として同額がかかります。空港税や航空保険特別料金も別途必要です。
すでに発券した航空券も自動的に安くなりますか?
いいえ。ANA・JALとも、発券後に航空券を変更しなければ原則として差額調整はありません。未使用航空券を変更する場合は、変更日の金額との差額調整が行われます。
燃油サーチャージは払い戻されますか?
ANA・JALとも、航空券を払い戻す場合は燃油サーチャージ自体を全額払い戻すと案内しています。ただし、航空券本体の取消・払戻条件や手数料は別に確認が必要です。
まとめ:9〜10月は値下げ。ただし総額と空席で判断
2026年9月1日〜10月31日発券分の燃油サーチャージは、ANA・JALとも7〜8月分から値下げされます。
- JALの欧州・北米など:片道50,000円、往復100,000円
- ANAの欧州・北米など:片道55,000円、往復110,000円
- 7〜8月発券との差:JALは片道−15,000円、ANAは片道−10,000円
- 特典航空券にも原則として同額を適用
- 海外発旅程は現地通貨建ての別設定
同じ航空券を同じ条件で確保できるなら、9月以降の発券が有利です。一方で、有償運賃の上昇や特典空席の消失によって、燃油サーチャージの値下げ以上に不利になることもあります。
燃油サーチャージだけで結論を出さず、必要マイル数、航空運賃、諸税、変更条件、空席を含めた総額で判断してください。



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