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ヒルトンアメックス一般・プレミアムの海外旅行保険|家族・航空便遅延まで比較

ヒルトンアメックス一般・プレミアムの海外旅行保険を比較 クレカろぐ
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最終確認日: 2026年9月10日

ヒルトンアメックスには一般カードとプレミアムカードがあります。プレミアムには「海外旅行傷害保険最高1億円」とありますが、この1億円は主に傷害死亡・後遺障害の限度額です。海外で利用する可能性が高い傷害・疾病治療費用は、一般が各100万円、プレミアムの基本カード会員が各300万円です。

さらに、どちらもカードを持っているだけでは海外旅行傷害保険が始まらない利用付帯です。誰の旅行代金を、いつ、どのカードで支払ったかによって補償の有無が変わります。

私は過去にヒルトン・オナーズのダイヤモンド会員でしたが、現在は一般会員まで下がっています。最近はヒルトンを利用しておらず、ヒルトンアメックスは一般・プレミアムとも未保有です。この記事は、ダイヤモンド再取得を重視してプレミアムの発行を検討する過程で、2026年9月10日時点のAmerican Express公式ページとカード専用規定を調べたものです。カード利用や保険請求の体験談ではありません。

この記事の結論

  • 一般・プレミアムとも海外旅行傷害保険は利用付帯、最長90日
  • 傷害・疾病治療費用は、一般が各100万円、プレミアムは基本・家族カード会員が各300万円
  • カードを持たない配偶者なども家族補償の対象になり得るが、補償額と旅行代金の決済条件がカード会員と異なる
  • 海外航空便遅延費用補償はプレミアムの基本カード会員のみ。一般、家族カード会員、カードを持たない家族は対象外
  • 2026年7月1日以降に始まる旅行では、両券種とも海外旅行傷害保険の携行品損害は付帯しない
  • 一方、プレミアムの受託手荷物遅延・紛失費用補償は別制度として残っている
  • 年会費差49,500円を保険差だけで回収できるとは一律にいえない。ダイヤモンド取得や無料宿泊を含めて初めてカード全体の判断になる

※この記事は補償概要の整理です。保険金の支払いは事故状況、普通保険約款、特約に基づき引受保険会社が判断します。旅行前には必ず最新の公式規定をご確認ください。

ヒルトンアメックス一般カードとプレミアムの海外旅行傷害保険比較
基本カード会員では、プレミアムの傷害・疾病治療費用は各300万円。一般カードは各100万円です。
  1. ヒルトンアメックス一般・プレミアムの違いを先に比較
  2. 正式名称・年会費・家族カードなどの基本情報
  3. 海外旅行傷害保険と航空便遅延は別の補償
  4. 利用付帯を成立させるには何を、いつ支払うのか
    1. 出国前に日本国内で支払う場合
    2. 対象外と明記されている支払い
    3. 出国後に初めて支払う場合
    4. 特典航空券が中心の人は特に注意
    5. 夫婦旅行では誰の代金を、どのカードで払うか
  5. 海外旅行傷害保険を被保険者別に完全比較
    1. 一般カードの補償額
    2. プレミアムの補償額
  6. 家族カード会員とカードを持たない家族の違い
  7. 海外航空便遅延費用補償はプレミアム基本会員のみ
    1. 4時間・6時間・48時間・96時間の条件
    2. 請求に備えて残しておきたい書類
  8. 2026年7月から携行品損害は終了、手荷物遅延は存続
  9. 複数カードの保険は自動的に全部足せるとは限らない
  10. 年会費差49,500円を保険だけで評価するとどうか
  11. 私がプレミアムを検討する理由は保険よりダイヤモンド
  12. 読者別の選び方
  13. 確認した公式ページ・規定
  14. ヒルトンアメックスの海外旅行保険でよくある質問
    1. 一般カードとプレミアムは自動付帯ですか?
    2. 特典航空券の税金を払えば利用付帯になりますか?
    3. ホテル代の支払いだけで海外旅行保険は始まりますか?
    4. 妻は家族カードを持たなくても補償されますか?
    5. プレミアムの家族カード会員にも航空便遅延補償がありますか?
    6. 携行品損害がなくなったなら、預け荷物の遅延も対象外ですか?
    7. プレミアムなら任意の海外旅行保険は不要ですか?
    8. 保険だけを理由にプレミアムを選ぶべきですか?
  15. まとめ:プレミアムは手厚いが、決め手は保険だけではない

ヒルトンアメックス一般・プレミアムの違いを先に比較

比較項目 一般カード プレミアム
本会員年会費 16,500円 66,000円
海外旅行傷害保険 利用付帯 利用付帯
基本会員の傷害・疾病治療 各100万円 各300万円
基本会員の賠償責任 3,000万円 4,000万円
基本会員の救援者費用 200万円 400万円
携行品損害
2026年7月1日以降開始の旅行
付帯なし 付帯なし
海外航空便遅延 付帯なし 基本カード会員のみ
ヒルトン会員資格 基本カード会員にゴールド 基本カード会員にゴールド
年間200万円利用でダイヤモンド
年会費は税込。保険金額は限度額です。出典:一般カード規定集プレミアム規定集

プレミアムの保険面の主な上乗せは、治療費用、賠償責任、救援者費用、カードを持たない家族の一部補償、基本カード会員の海外航空便遅延です。一方、携行品損害は両券種とも2026年7月から付帯しません。

正式名称・年会費・家族カードなどの基本情報

項目 一般カード プレミアム
正式名称 ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス®・カード ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス®・プレミアム・カード
発行会社 American Express International, Inc.
国際ブランド American Express
本会員年会費 16,500円 66,000円
家族カード 1枚目無料
2枚目以降6,600円
3枚目まで無料
4枚目以降13,200円
外貨取扱手数料 3.5%
一般申込 可能。American Express公式ページから申込可能
基本カード会員のヒルトン資格 カード保有中はゴールド カード保有中はゴールド。1月~12月の合計200万円以上利用でダイヤモンドを達成年の翌年末まで提供
ウィークエンド無料宿泊 前年150万円以上の利用+継続で1泊 継続で1泊。前年300万円以上の利用+継続で2泊目
公式申込時の入会特典
2026年9月10日確認
入会後3か月以内に30万円利用で10,000ポイント 入会後3か月以内に30万円利用で30,000ポイント
紹介プログラム 制度はあるが、確認した紹介規約では不特定多数が閲覧できるブログ・SNS等への紹介URL掲載は禁止。この記事には掲載しない
ASP案件 要管理画面確認。公開検索だけで案件の有無や条件を断定しない
年会費は税込。出典:一般カード公式ページプレミアム公式ページ外貨取扱手数料

ヒルトンのゴールド/ダイヤモンド資格や無料宿泊はカード全体の価値ですが、海外旅行保険とは別のサービスです。この記事では年会費差を考えるための最小限にとどめます。

なお、公式入会特典と既存会員からの紹介特典は別物です。掲載時にはご紹介プログラム利用規約を守る必要があります。ASP案件はA8.netやバリューコマース等の管理画面へログインしないと確定できないため、入稿時点では「要確認」としています。

海外旅行傷害保険と航空便遅延は別の補償

最初に、似た言葉を分けておきます。

制度 主に補償するトラブル 今回の重要点
海外旅行傷害保険 旅行中のケガ、病気、賠償責任、救援者費用など 一般・プレミアムとも利用付帯。2026年7月以降は携行品損害なし
海外航空便遅延費用補償 乗継・出航遅延時の食事や宿泊、預けた荷物の遅延・紛失による必需品購入 プレミアムの基本カード会員だけが対象

旅行中にカメラやスーツケース本体が盗難・破損した場合に確認するのが「携行品損害」です。航空会社へ預けた荷物が届かず、現地で衣類や洗面用品を購入した場合に確認するのが「受託手荷物遅延・紛失費用」です。名前が似ていますが、補償対象も条件も異なります。

利用付帯を成立させるには何を、いつ支払うのか

両券種とも、所定の旅行代金をカードで支払うことが海外旅行傷害保険の条件です。カードを財布に入れているだけでは始まりません。

出国前に日本国内で支払う場合

旅行前に日本国内で、次のいずれかを対象カードで支払います。

  • 日本出入国のために時刻表に基づいて運行される公共交通乗用具のチケット
  • 募集型企画旅行、いわゆるパッケージツアーの料金

公共交通乗用具は、航空法・鉄道事業法・海上運送法に基づく航空機、電車、船舶などです。出国前に条件を満たすと、自宅を出発してから自宅へ戻るまでの旅行期間が補償対象になります。ただし、日本出国の前日午前0時から入国翌日午後12時までの範囲で、日本を出国した翌日から90日後の午後12時が上限です。

対象外と明記されている支払い

規定には、次の費用は公共交通乗用具のチケット料金にならないと明記されています。

  • 電子マネーへのチャージ、デポジット、プリペイドカード購入費
  • 電車やリムジンバス等の回数券
  • 空港利用税、航空券の発券手数料、航空券の消費税
  • 座席指定手数料、ラウンジ利用料、タクシー代など

ホテル代だけをヒルトンアメックスで支払っても、海外旅行傷害保険の利用付帯を成立させる旅行代金にはなりません。

出国後に初めて支払う場合

出国前に対象決済がなくても、出国後に海外で、被保険者が旅行中に初めて利用する公共交通乗用具のチケット料金をカード会員が対象カードで支払うと、その購入時から補償が始まります。

出国時点へさかのぼって補償されるわけではありません。また、出国後に海外ツアー代を決済しても対象外です。出国から現地で最初の対象決済までに起きた事故は補償対象にならないため、できれば出国前に条件を整える方が分かりやすいです。

ヒルトンアメックスの海外旅行保険が始まる利用付帯の決済条件
ホテル代やタクシー代だけでは利用付帯は成立しません。対象旅行代金と決済時期を確認します。

特典航空券が中心の人は特に注意

私は海外旅行で特典航空券を使うことが圧倒的に多く、ビジネスクラス以上を選ぶことも多いです。この場合、「諸税や手数料をカードで払ったから利用付帯も始まる」とは決めつけられません。

公式規定は空港利用税と発券手数料を対象外としています。特典航空券の自己負担額には燃油特別付加運賃、税、手数料などが混在するため、その支払いだけで条件を満たすかは公開規定から一律に確定できません。

特典航空券利用時の安全な考え方

税・手数料だけで保険が始まると判断せず、出国前に別の明確な対象交通費を決済するか、旅行ごとにAmerican Express保険窓口へ確認します。確認時は、航空券の料金内訳、誰の分をどのカードで払うかまで伝えると判断しやすくなります。

夫婦旅行では誰の代金を、どのカードで払うか

カードを持たない家族も、本人の今回の旅行に該当する対象旅行代金が対象カードで支払われていることが必要です。たとえば夫が基本カード会員、妻がカードを持たない場合は、夫の分だけでなく妻の対象となる交通費またはツアー代も基本カードで支払う形を検討します。

妻が家族カード会員なら、より確実なのは妻自身の家族カードで妻の対象旅行代金を支払う方法です。基本カードで夫婦分を一括決済した場合に妻へ家族カード会員の補償額が適用されるかなど、カード名義と決済者の細部は公開規定だけでは十分に読み切れません。夫婦分を一括する場合は、出発前に保険窓口へ確認してください。

海外旅行傷害保険を被保険者別に完全比較

金額はいずれも保険金の限度額です。2026年7月1日以降に旅行期間が始まる旅行を前提にしています。

一般カードの補償額

補償項目 基本カード会員 家族カード会員 カードを持たない家族
付帯条件 利用付帯 利用付帯 利用付帯
傷害死亡・後遺障害 3,000万円 3,000万円 1,000万円
傷害治療費用 100万円 100万円 100万円
疾病治療費用 100万円 100万円 100万円
賠償責任 3,000万円 3,000万円 3,000万円
携行品損害 付帯なし 付帯なし 付帯なし
救援者費用
保険期間中
200万円 200万円 200万円
補償期間 最長90日
出典:ヒルトン・オナーズ・カード規定集「旅行傷害保険補償規定」HLTBREG-07/26、本誌内容2026年7月現在

プレミアムの補償額

補償項目 基本カード会員 家族カード会員 カードを持たない家族
付帯条件 利用付帯 利用付帯 利用付帯
傷害死亡・後遺障害 1億円 5,000万円 1,000万円
傷害治療費用 300万円 300万円 200万円
疾病治療費用 300万円 300万円 200万円
賠償責任 4,000万円 4,000万円 4,000万円
携行品損害 付帯なし 付帯なし 付帯なし
救援者費用
保険期間中
400万円 400万円 300万円
補償期間 最長90日
出典:ヒルトン・オナーズ・プレミアム・カード規定集「旅行傷害保険補償規定」HLTPREG-07/26、本誌内容2026年7月現在

プレミアムの「最高1億円」は基本カード会員の傷害死亡・後遺障害です。治療費用は各300万円、家族カード会員の死亡・後遺障害は5,000万円、カードを持たない家族は1,000万円です。すべてが1億円になるわけではありません。

家族カード会員とカードを持たない家族の違い

「家族カードが無料」と「カードを持っていない家族も保険の対象になる」は別の話です。

  • 家族カード会員:自分名義の家族カードを発行している人
  • カードを持たない家族:配偶者、またはカード会員と生計を共にする子・親など一定範囲の親族

家族補償の親族範囲は6親等以内の血族、3親等以内の姻族です。規定は「同居」を一律の条件とはしていませんが、配偶者以外の子や親などには生計を共にする条件があります。就労している子や親は、生計を共にする家族に該当しない場合があります。

先ほどの分かりにくかった質問を夫婦旅行へ置き換えると、確認したかったのは「奥様が家族カードを持つのか、カードなしの配偶者として補償を受けるのか」です。プレミアムでは、家族カード会員なら傷害・疾病治療費用が各300万円、カードを持たない配偶者なら各200万円です。ただし、どちらも海外航空便遅延費用補償は対象外です。

海外航空便遅延費用補償はプレミアム基本会員のみ

補償項目 一般・基本会員 プレミアム・基本会員 プレミアム・家族カード/カードなし家族
海外航空便遅延費用補償 なし あり・利用付帯 なし
乗継遅延費用 2万円
出航遅延・欠航・搭乗不能費用 2万円
受託手荷物遅延費用 2万円
受託手荷物紛失費用 4万円
国内航空便遅延 なし なし なし
金額は1回あたりの限度額。国内航空機遅延費用補償は全個人カードが対象外です。出典:海外旅行時の航空便遅延費用補償国内航空機遅延費用補償

プレミアムでも、海外旅行傷害保険は家族カード会員やカードを持たない家族へ広がる一方、海外航空便遅延費用補償は基本カード会員本人だけです。夫婦旅行で夫が基本会員、妻が家族カード会員でも、妻の食事代や必需品代がこの補償で当然に支払われるとは考えられません。

4時間・6時間・48時間・96時間の条件

補償 主な成立条件 対象費用 限度額
乗継遅延 到着便の遅延で予定便に乗れず、実際の到着から4時間以内に代替便を利用できない 乗継地点で代替便を利用できるまでのホテル等客室料・食事代 2万円
出航遅延・欠航・運休・搭乗不能 出航予定から4時間以上の遅延等があり、予定時刻から4時間以内に代替便を利用できない 出航地で代替便を利用できるまでの食事代のみ 2万円
受託手荷物遅延 到着後6時間以内に預けた荷物が届かない 荷物が届くまでに必要な衣類・生活必需品の購入または貸与費用 2万円
受託手荷物紛失 到着後48時間以内に預けた荷物が届かず紛失とみなされる 到着から96時間以内に購入した衣類・生活必需品。96時間以内に届いた場合は到着までの費用 4万円

受託手荷物遅延と紛失の両方の条件を満たす場合は、2万円と4万円を合算した6万円が上限です。メガネ、時計、貴金属類などは対象外で、通常と異なる用途の衣類も対象になりません。

出航遅延・欠航等で対象になるのは食事代で、ホテル代や交通費まで含むとは規定されていません。ホテル等客室料が対象になるのは乗継遅延です。この違いは見落としやすい点です。

携行品損害とプレミアムの航空便遅延・受託手荷物補償の違い
携行品損害の終了と、航空便遅延・受託手荷物遅延等の補償は別の変更です。

請求に備えて残しておきたい書類

公式ページは請求時に保険ホットラインへ問い合わせるよう案内しています。必要書類は事故内容で変わるため、以下を固定的な完全リストとはせず、実務上の準備として保管しておくと安心です。

  • 航空会社が発行する遅延・欠航・搭乗不能の証明
  • 手荷物遅延・紛失の報告書や管理番号
  • 搭乗券、eチケット控え、旅程表
  • 対象カードで旅行代金を支払った利用控え・明細
  • 食事、ホテル、衣類、生活必需品の品目が分かる領収書

購入前に連絡できる状況なら、何が対象になるかを保険窓口へ確認してください。請求窓口はAmerican Express保険ホットライン(0120-234586、9:00~17:00、土日祝休)です。海外旅行中の連絡先はカード別に異なるため、一般はグローバル・ホットライン、プレミアムはオーバーシーズ・アシストの最新連絡先を、各カードの公式規定集やカード裏面で旅行前に確認・保存しておくと安心です。

2026年7月から携行品損害は終了、手荷物遅延は存続

American Expressは、2026年6月30日までに旅行期間が始まる旅行をもって、対象カードの海外旅行傷害保険にある携行品損害を終了しました。一般・プレミアムの両方が対象です。

したがって、2026年7月1日以降に自宅を出発する海外旅行では、両券種とも携行品損害は付帯しません。これは、旅行中に持ち歩くスマートフォン、カメラ、バッグ等の偶然な盗難・破損などに関する補償の終了です。

一方、プレミアム基本カード会員の海外航空便遅延費用補償にある受託手荷物遅延・紛失費用は、2026年7月版のプレミアム規定集に掲載されています。携行品損害の終了だけを見て、預け荷物の遅延・紛失費用まで終了したと混同しないようにしましょう。

変更根拠:「海外旅行傷害保険」一部対象カード、補償内容改定のお知らせ

複数カードの保険は自動的に全部足せるとは限らない

私はSFC、JGC、Marriott Bonvoyアメックス・プレミアムも保有しています。ヒルトンアメックスを追加する場合でも、複数カードの補償額を単純に足し算して「治療費はいくら」とは断定できません。

ヒルトンの規定は、傷害死亡・後遺障害について、同様の保険が付く他カードがある場合は、その中の最も高い保険金額を限度として按分すると明記しています。治療費用や賠償責任など、ほかの補償がどのように重複調整されるかは、事故時の契約内容や他保険の扱いを保険会社へ確認する必要があります。

大切なのは、どのカードの利用付帯を成立させるか、誰がどのカードの被保険者になるかを旅行前に整理することです。関連する比較は次の記事にまとめています。

年会費差49,500円を保険だけで評価するとどうか

一般とプレミアムの本会員年会費差は49,500円です。保険だけを比較すると、プレミアムで増える主な内容は次の通りです。

  • 基本・家族カード会員の傷害・疾病治療費用:各100万円から各300万円
  • 基本・家族カード会員の賠償責任:3,000万円から4,000万円
  • 基本・家族カード会員の救援者費用:200万円から400万円
  • カードを持たない家族の治療費用:各100万円から各200万円
  • プレミアム基本カード会員だけに海外航空便遅延費用補償

治療費用が3倍になるのは大きな差です。しかし、プレミアムでも傷害・疾病治療費用は各300万円で、携行品損害はなく、航空便遅延は家族カード会員や妻へ広がりません。旅行先、日数、年齢、持病、医療費水準によっては、任意の海外旅行保険を別途検討する余地があります。

保険面だけの結論は、年会費差49,500円を支払って全員にプレミアムを勧めるほどではありません。年に数回の旅行で補償を上乗せしたいだけなら、手持ちカードの補償と旅行ごとの任意保険を比較した方が柔軟な場合があります。

私がプレミアムを検討する理由は保険よりダイヤモンド

私の場合、プレミアムで最も重視しているのは海外旅行保険ではなく、ヒルトン・オナーズのダイヤモンドステータスです。

以前はダイヤモンド会員でしたが、現在は一般会員まで下がり、最近はヒルトンを使っていません。プレミアムを発行するなら、1月~12月の年間200万円を集約できる見込みがあります。この条件を達成すると、基本カード会員にダイヤモンドステータスが達成年の翌年末まで提供されます。

さらに、プレミアムは継続時にウィークエンド無料宿泊1泊、前年300万円以上の利用と継続で2泊目が提供されます。ただし、現時点で無料宿泊の候補ホテルは未定です。宿泊先を決めずに「無料宿泊があるから得」とは判断せず、実際に使いたいホテルの料金と空室を見て価値を決める必要があります。

そのため、私の判断は次の2段階になります。

  1. 保険だけ:一般よりプレミアムが明確に手厚いが、年会費差を保険だけで正当化する決め手にはしにくい
  2. カード全体:年間200万円を集約してダイヤモンドを再取得し、その後ヒルトン宿泊を再開するなら、無料宿泊やポイントを含めてプレミアムを検討する合理性が出る

逆に、ダイヤモンドを取ってもヒルトンに泊まらないままなら、ステータスの価値を使い切れません。発行判断では「200万円を使えるか」だけでなく、「取得後に年間何泊するか」「ラウンジ等を使えるホテルを選ぶか」「無料宿泊をどこで使うか」を具体化します。

読者別の選び方

読者 公式事実から考えられる判断
一般カード検討者 年会費を抑えつつゴールド資格と家族カード1枚無料を重視する人向け。ただし治療費用は各100万円で、携行品・航空便遅延は付帯しない
プレミアム検討者 治療費用各300万円、救援者費用400万円、基本会員の航空便遅延が増える。保険以外にダイヤモンド条件や無料宿泊を使えるかも合わせて判断
夫婦旅行 妻が家族カード会員か、カードを持たない配偶者かでプレミアムの治療費用が各300万円/各200万円に分かれる。妻の対象旅行代金の決済も確認
航空便遅延重視 一般は対象外。プレミアムも基本カード会員だけで、家族は対象外。夫婦2人を補償したいなら他カードや別保険も確認
カード保険だけで足りるか不安 旅行先の医療費、既往症、歯科、旅行期間、携行品、キャンセル等を含め、任意保険で不足分を補うか比較
すでにヒルトン上級会員 保険価値とステータス価値を分ける。既存資格の取得経路・期限とカードで得る資格が重複しないか確認

確認した公式ページ・規定

ヒルトンアメックスの海外旅行保険でよくある質問

一般カードとプレミアムは自動付帯ですか?

どちらも利用付帯です。所定の公共交通乗用具のチケットまたはパッケージツアー料金を対象カードで支払う必要があります。

特典航空券の税金を払えば利用付帯になりますか?

一律にはいえません。規定は空港利用税と航空券の発券手数料を対象外と明記しています。特典航空券の支払い内訳だけで判断せず、別の対象交通費を決済するか、事前に保険窓口へ確認してください。

ホテル代の支払いだけで海外旅行保険は始まりますか?

始まりません。海外旅行で対象になる旅行代金は、日本出入国のための所定の公共交通乗用具チケットまたはパッケージツアー料金です。

妻は家族カードを持たなくても補償されますか?

配偶者はカードを持たない家族として補償対象になり得ます。ただし、妻本人の対象旅行代金も対象カードで支払う必要があり、補償額は家族カード会員と異なります。

プレミアムの家族カード会員にも航空便遅延補償がありますか?

ありません。プレミアムの海外航空便遅延費用補償は基本カード会員本人だけです。一般カードにはこの補償自体がありません。

携行品損害がなくなったなら、預け荷物の遅延も対象外ですか?

別制度です。2026年7月以降、両券種の携行品損害は付帯しませんが、プレミアム基本カード会員の受託手荷物遅延・紛失費用補償は規定に残っています。

プレミアムなら任意の海外旅行保険は不要ですか?

一律には判断できません。プレミアムでも治療費用は各300万円で、携行品損害はなく、航空便遅延は家族へ広がりません。渡航先、旅行日数、健康状態、家族構成に応じて任意保険を比較してください。

保険だけを理由にプレミアムを選ぶべきですか?

保険だけなら、年会費差49,500円に見合うかを個別に判断する必要があります。ダイヤモンド取得、無料宿泊、ポイントなどを実際に使える人はカード全体で評価すると合理性が変わります。

まとめ:プレミアムは手厚いが、決め手は保険だけではない

ヒルトンアメックスの海外旅行保険は、一般・プレミアムとも利用付帯です。一般は傷害・疾病治療費用が各100万円、プレミアムは基本・家族カード会員が各300万円。プレミアム基本カード会員には海外航空便遅延費用補償もあります。

ただし、2026年7月以降は両券種とも携行品損害がなく、航空便遅延はプレミアムでも家族カード会員やカードを持たない家族は対象外です。特典航空券中心の旅行では、税や発券手数料だけで利用付帯が始まると判断しないことも重要です。

私自身は現在ヒルトンの一般会員で、プレミアムは未保有です。年間200万円を集約してダイヤモンドを再取得できる見込みはありますが、最近はヒルトンを利用しておらず、無料宿泊の候補も決まっていません。保険の上乗せを評価しつつ、実際にヒルトン宿泊を再開してダイヤモンドと無料宿泊を使えるかまで考えて発行を判断します。

注意事項・免責

本記事は2026年9月10日時点の公開情報を基にした概要です。カード特典、保険条件、キャンペーンは変更される場合があります。個別の事故で保険金が支払われるかは、普通保険約款・特約および事故状況に基づき引受保険会社が判断します。申込前・旅行前・請求前にはAmerican Express公式ページ、最新規定、保険窓口でご確認ください。

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