先日ご案内したヒルトン・オナーズの会員資格改定の噂が、公式アナウンスとして発表されました。
公式ページによると、2026年1月1日から新たに「ダイヤモンド・リザーブ(Diamond Reserve)」という最上級ステータスが登場し、併せて既存のゴールド/ダイヤモンドの取得要件も刷新されます。(ヒルトン)

ステータスごとの取得要件(2026年改定後)
以下は公式発表または信頼できる報道に基づく要件です。
| 会員資格 | 宿泊日数(年) | 宿泊回数(年) | 年間利用額(USD) |
|---|---|---|---|
| ゴールド(Gold) | 25泊 | 15回 | 6,000ドル (The Points Guy) |
| ダイヤモンド(Diamond) | 50泊 | 25回 | 11,500ドル (The Points Guy) |
| ダイヤモンド・リザーブ(Diamond Reserve) | 80泊 | 40回 | 18,000ドル (The Points Guy) |
※ゴールド/ダイヤモンドも「泊数/滞在回数/利用額」のいずれか1つを満たせば該当可能。※ダイヤモンド・リザーブは「80泊または40滞在」かつ「18,000ドル支出」の両方を満たす必要あり。
新ステータス「ダイヤモンド・リザーブ」とは?

- 必要要件:年間80泊または40滞在、かつ18,000ドルの適格支出。
- 主な特典(公式発表より)
- 予約時点でスイート/プレミアムルームへのアップグレードを確約できる「Confirmable Upgrade Reward」。
- 全対象宿泊で120%のボーナスポイント。
- すべての宿泊で午後4時までのレイトチェックアウト保証。
- 専用カスタマーサポート、ラウンジ+プレミアムクラブアクセス、優先アップグレード等。
既存ゴールド/ダイヤモンドの取得要件緩和


ゴールド・ダイヤモンドともに「泊数」「滞在回数」「利用額」のハードルが下がりました。公式内容から抜粋:
- ゴールド:従来40泊/20滞在/75,000ベースポイント → 25泊/15滞在/6,000ドル。
- ダイヤモンド:従来60泊/30滞在/120,000ベースポイント → 50泊/25滞在/11,500ドル。

なぜこの改定が実施されたのか?
- ゴールド/ダイヤモンドの要件を下げることで、ライトからミドルの利用者にもステータス取得機会を拡大。
- 同時に「真のハイ・ロイヤル顧客」に対して、支出・宿泊回数という両面で明確に区分される最上級Tierを設けることで、待遇の差別化を図る。
- ロイヤリティプログラムの競合激化の中で、他チェーン(例えばMarriott BonvoyやWorld of Hyatt)に対しても優位性を維持・向上させる狙い。(View from the Wing)
ヒルトンオナーズ会員は今後どうしていくのか
- まずは2025年中の宿泊・支出実績を整理、2026年新制度で自身がどのステータスに到達可能かを確認。
- コ・ブランドカード保有/カード特典によるステータス自動付与の扱いについて、今後変更があるか否かをカード会社発表で追う。
- 新「ダイヤモンド・リザーブ」狙いの場合、宿泊数・滞在回数・支出の3要件をしっかり見据えたプランニングを。
- 特典内容が改定される可能性があるため、宿泊予約・アップグレード交渉・ラウンジ利用といった上級会員メリットの見直しが必要になる場合も。
6) 注意点
- 今回の情報はヒルトン公式からの発表に基づいていますが、特典内容の詳細(適用ブランド、除外条件、遡及措置など)は今後補足される可能性があります。
- 既存の「ライフタイム・ダイヤモンド」会員の扱いや、2025年中に獲得した宿泊実績の取り扱いなど、個別例では影響が出る可能性があるため、公式FAQを定期的に確認してください。
まとめ
ヒルトン・オナーズの2026改定は、「アクセスしやすさを高める」側面と「最上位を明確に差別化する」側面を同時に備えた設計かと思います。
ライトユーザー/中頻度ユーザーにとってはゴールド・ダイヤモンド取得が現実的になり、一方で高頻度・高支出ユーザーはダイヤモンド・リザーブという専用の頂点を目指す明確な道が示されました。
日本の個人旅行者にも大きな影響を与え得る変更となりそうですかね。
今年はマリオットボンヴォイアメックスの改悪?改善もありマリオット離れする方の多くがヒルトンへ移っているようにも感じます。(クレジットカードでゴールドになれる、または条件クリアでダイヤモンドになれる点)
【大改悪!?改善?!】マリオットボンヴォイ アメックス(一般・プレミアム)改定まとめ【2025年8月最新】
ヒルトンはゴールドでも朝食がつくのが大きい部分ですが、その辺りも改悪されなければよいですが。
今後、ヒルトンが公開する詳細特典を確認しつつ、ステータスの活用戦略を再考する良い機会となるかもしれません。
ちなみに私はヒルトンダイヤではなくなってしまったので、もう一度検討しなおします。
それではみなさま、素敵な旅を!



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