※最終更新:2026年7月
フライングブルー(Flying Blue)は、エールフランス・KLMのマイレージプログラムです。
日本ではJALマイルやANAマイルと比べると知名度は高くありませんが、ヨーロッパ旅行、とくにエールフランスやKLMを使う人にとっては、選択肢として知っておく価値があります。
私自身も、ANA SFCからフライングブルーのプラチナ会員へステータスマッチし、エールフランスのビジネスクラス特典航空券、座席指定、ラウンジ、SkyPriorityなどで実際に活用してきました。
ただし、最初に正直に言うと、フライングブルーは誰にでもおすすめできる万能なマイレージプログラムではありません。
特典航空券の必要マイル数は変動します。改悪もあります。日本〜ヨーロッパのビジネスクラスは以前より必要マイル数が増えましたし、パリ発着では諸税や燃油サーチャージも高くなりがちです。
一方で、JALやANAの国際線特典航空券が取りにくい中、エールフランス・KLMの特典航空券は比較的空席を見つけやすい場面があります。マイル購入セール、Promo Rewards、ステータスマッチを組み合わせると、ヨーロッパ旅行の選択肢として十分に使えると感じています。
この記事では、フライングブルーの基本、マイルの貯め方・使い方、特典航空券、必要マイル、バイマイル、ステータス制度まで、実体験をもとに整理します。
この記事の結論
- フライングブルーはエールフランス・KLMのマイレージプログラム
- 日本人でも、ヨーロッパ旅行やエールフランス利用が多い人には使う価値あり
- 特典航空券は比較的探しやすいが、必要マイル数は変動する
- マイル購入セールは便利だが、使い道未定で買うのはおすすめしない
- ステータスマッチやプラチナ会員特典を活用できる人ほど相性が良い

フライングブルーの特典航空券に必要なマイル数や改悪内容については、以下の記事で詳しくまとめています。
マイル購入セールの最新情報はこちらにまとめています。
フライングブルーのマイル購入・バイマイルセール最新情報はこちら
フライングブルーとは?
フライングブルー(Flying Blue)とは、エールフランスとKLMを中心としたマイレージプログラムです。
エールフランスやKLMの航空券を購入したり、提携航空会社に搭乗したり、提携サービスを利用することでマイルを貯めることができます。
貯めたマイルは、特典航空券の予約、座席アップグレード、ホテル、その他提携サービスなどに利用できます。
また、フライングブルーには「XP(Experience Points)」というステータス判定用のポイントもあります。マイルは使うためのポイント、XPは会員ランクを上げるためのポイント、と考えると分かりやすいです。
エールフランス・KLMのマイレージプログラム
フライングブルーは、エールフランスやKLMに乗る人にとって基本となるロイヤルティプログラムです。
日本発着では、エールフランスの羽田〜パリ線や、KLMの日本〜アムステルダム線を利用する人に関係してきます。
また、エールフランス・KLMはスカイチームに加盟しているため、スカイチーム加盟航空会社の利用とも相性があります。
ただし、JALやANAとは別のマイレージプログラムなので、フライングブルーのマイルをJALマイルやANAマイルへ移行することはできません。
日本人でも使う価値はある?

結論から言うと、ヨーロッパ旅行をする人なら使う価値はあります。
特に、エールフランスやKLMを使ってフランス、オランダ、ヨーロッパ各地へ行く人にとっては、選択肢として持っておいて損はありません。
私自身も、JALやANAの特典航空券だけではなく、フライングブルーやJALマイルを使ったエールフランス便の発券も活用しています。
一方で、国内線中心の人、ヨーロッパへあまり行かない人、マイルの管理を増やしたくない人には優先度は高くありません。
つまり、フライングブルーは「とりあえず全員が貯めるべきマイル」ではなく、ヨーロッパ旅行やエールフランス・KLM利用が具体的にある人向けのプログラムです。
JAL・ANAマイルとの違い
日本人にとって分かりやすい比較対象は、JALマイルやANAマイルです。
JALやANAは日本国内で貯めやすく、日本語情報も多く、国内線にも使いやすいのが強みです。
一方で、国際線ビジネスクラスの特典航空券、とくにヨーロッパ方面は空席が取りにくい場面もあります。
フライングブルーは、必要マイル数や諸税の面ではJAL・ANAより有利とは限りません。しかし、エールフランス・KLMの特典航空券を比較的探しやすい点や、マイル購入セールを活用できる点は魅力です。
| 項目 | フライングブルー | JAL・ANAマイル |
|---|---|---|
| 日本国内での貯めやすさ | △ | ◎ |
| ヨーロッパ方面の選択肢 | ◎ | ○ |
| 特典航空券の探しやすさ | ○ | △ |
| 必要マイル数の分かりやすさ | △ | ○ |
| マイル購入セール | ○ | △ |
私の結論としては、JAL・ANAマイルを捨ててフライングブルーに一本化する必要はありません。
ただし、ヨーロッパ旅行が多い人、エールフランス・KLMを使う人、JAL・ANAの特典航空券が取れない時の代替手段が欲しい人にとっては、フライングブルーを知っておく価値があります。
JALマイルを使ったエールフランス特典航空券の発券については、以下の記事でも詳しくまとめています。
JALマイルでエールフランスのビジネスクラス特典航空券を発券した実体験はこちら
フライングブルーでできること
フライングブルーでできることは、大きく分けると以下の4つです。
- マイルを貯める
- マイルで特典航空券を予約する
- マイルを購入する
- XPを貯めてステータス特典を使う
この4つを理解すれば、フライングブルーの全体像はつかめます。
ただし、この母艦記事では各制度を詳しく書きすぎないようにしています。必要マイル、バイマイル、ステータスマッチなどは、すでに個別記事で詳しく扱っているためです。
この記事では全体像をつかみ、詳細は各関連記事で確認できる構成にしています。
フライングブルーのマイルの貯め方
フライングブルーのマイルを貯める方法は、主に以下の4つです。
- エールフランス・KLMに搭乗して貯める
- スカイチーム加盟航空会社に搭乗して貯める
- 提携ポイントやキャンペーンを活用する
- マイル購入セールで購入する
日本在住者にとっては、JALやANAマイルほど日常的に貯めやすいわけではありません。
そのため、フライングブルーは「日常決済でコツコツ貯めるマイル」というより、エールフランス・KLMの搭乗、ヨーロッパ旅行、マイル購入セールなどを組み合わせて使うプログラムと考えた方が現実的です。
エールフランス・KLMに搭乗して貯める
もっとも基本的な貯め方は、エールフランスやKLMに搭乗することです。
航空券の予約クラスや会員ステータスによって獲得できるマイル数は変わりますが、エールフランス・KLMを利用する機会があるなら、Flying Blue番号を登録しておく価値はあります。
特にヨーロッパ旅行でエールフランスやKLMを使う人は、JALやANAだけでなく、Flying Blueにも目を向けておくと選択肢が広がります。
スカイチーム加盟航空会社に搭乗して貯める
フライングブルーは、エールフランス・KLMだけでなく、スカイチーム加盟航空会社の利用でもマイルやXPを貯められる場合があります。
ただし、どの航空券でも必ず積算対象になるわけではありません。航空会社、予約クラス、運賃種別によって積算対象外になることもあります。
安い航空券を購入した場合は、搭乗前にFlying Blue公式サイトで積算対象かどうかを確認しておくのが安全です。
ポイント移行で貯める
フライングブルーは、時期や国・地域によって、提携ポイントからの移行が使える場合があります。
日本では、過去にVポイントからFlying BlueやAviosへの移行が使えましたが、現在は終了しています。
このように、ポイント移行ルートは制度変更の影響を受けやすいです。過去に使えた方法が現在も使えるとは限らないため、最新情報を確認する必要があります。
VポイントからFlying Blue・Aviosへの移行終了については、以下の記事で詳しくまとめています。
VポイントからFlying Blue・Aviosへの移行終了についてはこちら
マイル購入セールで貯める
フライングブルーは、定期的にマイル購入セールを実施しています。
最大80%ボーナスなどのセールが出ることもあり、あと少しマイルが足りない場合や、すでに特典航空券の空席を確認済みの場合には有効です。
ただし、使い道が決まっていない状態でのマイル購入はおすすめしません。
フライングブルーは必要マイル数が変動します。さらに、特典航空券でも税金・サーチャージ等の支払いが必要です。購入単価だけを見て「安い」と判断すると、実際には思ったほど得ではないケースもあります。
最新のマイル購入セール情報は、以下の記事で随時更新しています。
フライングブルーのマイルの使い方
フライングブルーのマイルの主な使い道は、特典航空券です。
他にも座席アップグレード、ホテル、レンタカーなどに使える場合がありますが、個人的にはまず特典航空券を中心に考えるのが現実的だと思います。
理由は、エールフランス・KLMの特典航空券に使えることこそ、フライングブルー最大の価値だからです。
特典航空券に使う
フライングブルーのマイルは、エールフランス、KLM、提携航空会社の特典航空券に利用できます。
日本在住者にとって分かりやすい使い道は、日本〜ヨーロッパ間のエールフランス・KLM便です。
特にエールフランスの羽田〜パリ線、KLMの日本〜アムステルダム線などは、ヨーロッパ旅行と相性が良い路線です。
私自身も、エールフランスのビジネスクラス特典航空券を実際に発券・搭乗しており、JALやANAだけでは取りにくいヨーロッパ方面の選択肢として使えると感じています。
ただし、フライングブルーは必要マイル数が固定ではありません。同じ日本〜ヨーロッパでも、日程や空席状況によって必要マイル数が変わります。
Promo Rewardsを狙う
フライングブルーには、対象路線の特典航空券が割引マイル数で予約できる「Promo Rewards」があります。
Promo Rewardsは毎月対象が変わるため、希望路線が出ていれば魅力的です。
ただし、日本路線が毎回対象になるわけではありません。また、割引対象であっても空席がなければ予約できません。
そのため、Promo Rewardsは「出たらラッキー」くらいの位置付けで、普段から定期的にチェックするのが現実的です。
使い道未定で貯めるのは危険
フライングブルーは便利なプログラムですが、使い道未定でマイルを貯める・買うのはおすすめしません。
理由は3つあります。
- 必要マイル数が変動する
- 制度変更や改悪がある
- マイルには有効期限がある
特にバイマイルセールでは「今だけお得」に見えますが、予約したい特典航空券がなければ意味がありません。
フライングブルーのマイルは、目的地・必要マイル・空席・諸税まで確認してから貯める、または購入するのが基本です。
実際の発券トラブルやキャンセルについては、以下の記事も参考にしてください。
フライングブルーマイルを使った特典航空券発券トラブルの実体験
フライングブルー特典航空券の必要マイル数
フライングブルーを使ううえで、一番気になるのが特典航空券の必要マイル数です。
特に日本〜ヨーロッパのビジネスクラスを狙う場合、必要マイル数はかなり重要です。
現在の目安として、日本〜ヨーロッパのビジネスクラスは片道85,000マイル前後から表示されることがあります。
以前は片道70,000マイル前後から狙える時期もあったため、2025年の変更以降は明確に必要マイル数が増えています。
ここはきれいごとを言っても仕方がありません。フライングブルーは以前より改悪されています。
ただし、それでもエールフランス・KLMの特典航空券は、JALやANAの国際線特典航空券と比べて空席を見つけやすい場面があります。
そのため、必要マイル数だけを見て「悪い」と判断するのではなく、実際に取れるかどうか、諸税を含めていくらになるか、現金航空券価格と比べてどうかまで確認する必要があります。
必要マイル数や改悪内容については、以下の記事で詳しくまとめています。
フライングブルー特典航空券の必要マイル数と改悪後の価値を詳しく見る
フライングブルーのマイル購入・バイマイルセール

フライングブルーの特徴の一つが、マイル購入セール、いわゆるバイマイルセールが比較的よく開催されることです。
JALやANAのマイルは、基本的に日本国内でのクレジットカード決済やポイント移行で貯める人が多いと思います。一方、フライングブルーは必要なタイミングでマイルを購入し、特典航空券に使うという選択肢もあります。
ただし、これは便利である一方、判断を間違えると損をしやすい部分でもあります。
最大80%ボーナスは買うべき?
フライングブルーのマイル購入セールでは、最大80%ボーナスのような条件が出ることがあります。
最大80%ボーナスと聞くとかなりお得に見えますが、私は「誰でも買うべき」とは考えていません。
買ってもよい可能性があるのは、以下のような人です。
- すでに予約したい特典航空券の空席を確認済みの人
- 必要マイル数と諸税を確認している人
- あと少しだけマイルが足りない人
- 現金航空券価格と比較して、明確に安くなる人
逆に、使い道が決まっていない人、いつかヨーロッパに行くかもしれないという程度の人は、無理に買う必要はありません。
フライングブルーは必要マイル数が変動します。さらに、特典航空券でも税金やサーチャージの支払いが必要です。そのため、マイル単価だけで判断するのは危険です。
マイル購入を検討する場合は、必ず以下を確認してください。
- 実際に予約したい便の空席があるか
- 必要マイル数はいくらか
- 税金・サーチャージはいくらか
- マイル購入費用はいくらか
- 現金航空券と比較して本当に安いか
- 購入後すぐに発券できる状態か
特に重要なのは、マイルを購入する前に空席を確認しておくことです。
マイルを買ってから空席を探すのでは順番が逆です。空席、必要マイル数、諸税、現金航空券価格を確認して、それでもメリットがある場合だけ購入するのが安全です。
また、マイル購入セールはアカウントごとに条件が異なる場合があります。ブログや海外サイトで「最大80%ボーナス」と紹介されていても、自分のアカウントに同じ条件が出るとは限りません。
最新セールの条件、過去セール履歴、1マイル単価、買うべき人・買わない方がいい人の判断は、以下の記事で整理しています。
フライングブルーのマイル購入・バイマイルセール最新情報はこちら
海外決済コストを抑えたい場合は、WiseやRevolutなども選択肢になります。ただし、為替やチャージ方法によって有利不利が変わるため、慣れていない人が無理に使う必要はありません。
フライングブルーのステータス制度

フライングブルーには、Explorer、Silver、Gold、Platinumといった会員ステータスがあります。
ステータス判定には、マイルではなくXP(Experience Points)が使われます。
簡単に言えば、マイルは特典航空券などに使うためのポイント、XPは会員ランクを上げるためのポイントです。
XPとは?
XPは、フライングブルーのステータスを上げるために必要なポイントです。
エールフランス、KLM、提携航空会社などに搭乗すると、搭乗区間や搭乗クラスに応じてXPを獲得できます。
通常のマイルとは役割が違うため、フライングブルーを使う場合は「マイル」と「XP」を分けて考える必要があります。
| 項目 | 役割 |
|---|---|
| マイル | 特典航空券やアップグレードなどに使う |
| XP | 会員ステータスの判定に使う |
ステータスがあると何が変わる?
フライングブルーのステータスは、上がるほど空港や搭乗時の特典が増えます。
細かい条件や特典は変更される可能性があるため、ここでは概要だけ整理します。
| ステータス | 主なイメージ |
|---|---|
| Explorer | 通常会員 |
| Silver | 一部優先サービスを使える入口 |
| Gold | ラウンジや優先サービスを活用しやすい水準 |
| Platinum | 座席指定や空港サービスを含め、実用面でかなり強い水準 |
個人的に、フライングブルーの魅力を強く感じるのはGold以上、特にPlatinumです。
理由は、エールフランスのビジネスクラスでも座席指定が有料になる場面がある一方、ステータスによって無料で指定できるケースがあるためです。
私自身、フライングブルーのプラチナ会員になったことで、エールフランスのビジネスクラス座席指定やラウンジ利用の面でメリットを感じました。
ANA SFCからフライングブルー・プラチナへステータスマッチした実体験
私は過去に、ANA SFCからフライングブルーのプラチナ会員へステータスマッチしました。
このステータスマッチは、かなり大きな判断でした。費用もかかりますし、誰にでもおすすめできるものではありません。
しかし、私の場合はエールフランスのビジネスクラスを利用する予定があり、座席指定やラウンジ利用、SkyPriorityなどのメリットを使える見込みがあったため、結果的にはかなり満足度が高かったです。
特にエールフランスのビジネスクラス座席指定は、普通に指定しようとすると高額になる場合があります。ここが無料になるだけでも、ステータスマッチの価値を感じやすい部分でした。
実際のステータスマッチ手順、費用、プラチナ会員になって感じたメリットは、以下の記事で詳しくまとめています。
ANA SFCからフライングブルー・プラチナへステータスマッチした実体験はこちら
制度面を中心に確認したい場合は、以下の記事も参考にしてください。
実際にフライングブルーを使って感じたメリット・デメリット
ここからは、実際にフライングブルーを使って感じたメリット・デメリットを整理します。
制度上のメリットだけでなく、実際に日本からヨーロッパへ行く立場でどう感じたかを中心に書きます。
メリット1:エールフランス・KLMの特典航空券を探しやすい
フライングブルー最大のメリットは、エールフランス・KLMの特典航空券を探しやすいことです。
JALやANAの国際線特典航空券、とくにヨーロッパ方面のビジネスクラスは、希望日程で取るのがかなり難しい場面があります。
一方で、エールフランス・KLMは日程をずらして検索すると、特典航空券の選択肢が見つかることがあります。
もちろん、常に安いマイル数で取れるわけではありません。必要マイル数が高く出る日程もあります。
それでも「そもそも空席が見つからない」という状態よりは、選択肢がある方が現実的です。
メリット2:ヨーロッパ旅行との相性が良い
フライングブルーは、ヨーロッパ旅行との相性が良いプログラムです。
エールフランスはパリ、KLMはアムステルダムを拠点としており、そこからヨーロッパ各地へ乗り継ぐことができます。
日本からパリやアムステルダムへ行くだけでなく、フランス地方都市、スペイン、イタリア、ベルギー、ドイツなどへ移動する場合にも使いやすいです。
私のようにフランスやヨーロッパ旅行が多い人にとっては、JAL・ANAだけに絞らず、フライングブルーも選択肢に入れておく意味があります。
メリット3:ステータスがあると体験が変わる
フライングブルーは、ステータスがあるかどうかで体験がかなり変わります。
特にプラチナ会員の場合、座席指定、優先チェックイン、ラウンジ、手荷物など、空港や搭乗前後の快適さに関わる部分でメリットを感じやすいです。
私の場合、エールフランスのビジネスクラス座席指定が無料になったことは大きなメリットでした。
ステータスマッチ費用は安くありませんでしたが、実際にエールフランスを複数回利用する予定があったため、単なる見栄ではなく実用面で価値がありました。
デメリット1:必要マイル数が増えている
デメリットとして最初に挙げるべきなのは、必要マイル数の増加です。
以前は日本〜ヨーロッパのビジネスクラスを片道70,000マイル前後から狙える時期もありましたが、現在は片道85,000マイル前後が一つの目安になっています。
これは明確に負担増です。
バイマイルセールでマイルを買えるとはいえ、必要マイル数が増えている以上、以前より慎重に判断する必要があります。
必要マイル数と改悪内容については、以下の記事で詳しくまとめています。
デメリット2:税金・サーチャージが高くなりやすい
フライングブルーの特典航空券は、マイルだけで完結しません。
税金、空港使用料、燃油サーチャージなどの支払いが必要です。
特にパリ発着やヨーロッパ発着では、諸税が高く感じることがあります。
そのため、必要マイル数だけを見て判断せず、必ず総額で比較してください。
たとえば、マイル購入費用と諸税を合計した金額が、現金航空券とあまり変わらないのであれば、無理にマイルを使う必要はありません。
デメリット3:制度変更が多く、管理が必要
フライングブルーは、必要マイル数、マイル購入セール、ポイント移行ルート、ステータス条件など、制度変更がそれなりにあります。
そのため、古い情報を見て判断すると危険です。
過去に使えたポイント移行ルートが終了したり、必要マイル数が増えたり、マイル購入セールの条件が変わったりすることがあります。
フライングブルーを使う場合は、発券前に必ず公式サイトや最新記事で条件を確認する必要があります。
制度変更に振り回されたくない人には、やや扱いにくいプログラムです。
フライングブルーはどんな人におすすめ?
ここまでフライングブルーの基本、マイルの貯め方・使い方、特典航空券、バイマイル、ステータス制度まで整理してきました。
最後に、フライングブルーがどんな人に向いているのか、逆にどんな人には向いていないのかを整理します。
フライングブルーは便利なマイレージプログラムですが、万人向けではありません。
特に日本在住者の場合、JALやANAマイルの方が日常的には貯めやすいです。そのため、フライングブルーは「ヨーロッパ旅行」「エールフランス・KLM」「特典航空券」「ステータス活用」のどれかに明確な目的がある人向けです。
おすすめできる人
- ヨーロッパ旅行をする機会が多い人
- エールフランスやKLMを利用する予定がある人
- JALやANAの特典航空券が取りにくいと感じている人
- 日本〜ヨーロッパのビジネスクラス特典航空券を狙いたい人
- バイマイルセールを理解したうえで使える人
- ステータスマッチや上級会員特典を活用できる人
- 特典航空券の空席検索や比較が苦にならない人
特に相性が良いのは、ヨーロッパ旅行を具体的に予定していて、エールフランスやKLMを選択肢に入れられる人です。
私自身も、フライングブルーのステータスマッチ、エールフランスのビジネスクラス搭乗、特典航空券の発券、バイマイルを実際に使ってきました。
この経験から言うと、フライングブルーは「分かる人にはかなり使える」が、「何となく貯める」には向かないプログラムです。
エールフランスのビジネスクラス搭乗記はこちらで詳しくまとめています。
おすすめしにくい人
- 国内線中心でマイルを使いたい人
- ヨーロッパ旅行の予定がほとんどない人
- JALやANAマイルだけで十分な人
- マイル管理を増やしたくない人
- 特典航空券の空席検索が面倒な人
- 制度変更や改悪に振り回されたくない人
- 使い道未定でマイルを買おうとしている人
フライングブルーは、必要マイル数が変動します。さらに、税金やサーチャージもかかります。
そのため、マイル購入セールだけを見て「安そうだから買う」という使い方はおすすめしません。
予約したい便、必要マイル数、諸税、現金航空券価格まで確認できる人でないと、うまく活用するのは難しいです。
私の結論:JAL・ANAの代替手段として持っておく価値はある
私の結論としては、フライングブルーはJALやANAマイルの完全な代替ではありません。
日本在住者にとって、日常的な貯めやすさや使いやすさでは、JALやANAマイルの方が分かりやすいです。
ただし、ヨーロッパ方面の特典航空券、とくにエールフランス・KLMを使う場合は、フライングブルーを知っているかどうかで選択肢が変わります。
JALやANAで希望日の特典航空券が取れないとき、フライングブルーでエールフランス・KLMを探す。これだけでも十分に意味があります。
私自身も、今後もJAL・ANAマイルを使いつつ、ヨーロッパ旅行ではフライングブルーも選択肢として見ていくつもりです。
よくある質問(FAQ)
フライングブルーとは何ですか?
フライングブルー(Flying Blue)は、エールフランスとKLMを中心としたマイレージプログラムです。エールフランス・KLMの搭乗や提携サービスの利用でマイルを貯め、特典航空券やアップグレードなどに使えます。
フライングブルーのマイルは何に使えますか?
主な使い道は特典航空券です。エールフランス、KLM、提携航空会社の特典航空券に利用できます。座席アップグレードやホテルなどに使える場合もありますが、個人的には特典航空券を中心に考えるのが現実的だと思います。
フライングブルーの特典航空券に必要なマイル数は?
日本〜ヨーロッパのビジネスクラスは、現在片道85,000マイル前後が一つの目安です。ただし、必要マイル数は固定ではなく、日程や空席状況によって変動します。必ず実際の検索画面で確認してください。
フライングブルー特典航空券の必要マイル数はこちらで詳しく解説しています
フライングブルーは改悪されましたか?
はい。2025年以降、日本〜ヨーロッパのビジネスクラス特典航空券などで必要マイル数が増えています。以前より少ないマイルで取りにくくなったため、改悪と考えてよいです。
ただし、改悪後もエールフランス・KLMの特典航空券は比較的探しやすい場面があります。必要マイル数だけでなく、空席の見つけやすさや現金航空券価格との比較も重要です。
フライングブルーのマイルはJALやANAに移行できますか?
いいえ。フライングブルーのマイルをJALマイルやANAマイルへ直接移行することはできません。JAL、ANA、Flying Blueはそれぞれ別のマイレージプログラムとして考える必要があります。
フライングブルーのマイルは購入できますか?
はい。フライングブルーではマイルを購入できます。また、定期的にボーナスマイル付きのマイル購入セールが開催されています。
ただし、使い道未定で買うのはおすすめしません。購入前に、予約したい特典航空券の空席、必要マイル数、諸税、現金航空券価格を確認してください。
フライングブルーのマイルに有効期限はありますか?
はい。フライングブルーのマイルには有効期限があります。対象となるマイル獲得活動などによって残高全体の有効期限が延長される仕組みがありますが、条件は変更される可能性があるため、必ず公式サイトで確認してください。
フライングブルーのステータスは何で決まりますか?
フライングブルーのステータスは、マイルではなくXP(Experience Points)で決まります。マイルは特典航空券などに使うポイント、XPはステータス判定に使うポイントです。
ANA SFCからフライングブルーにステータスマッチできますか?
過去には、ANA SFCからフライングブルーのプラチナ会員へステータスマッチできた事例があります。私自身も実際にステータスマッチを行いました。
ただし、ステータスマッチは常設制度ではなく、時期や条件によって変わる可能性があります。実施中かどうか、対象ステータス、費用、付与期間は必ず最新情報を確認してください。
ANA SFCからフライングブルー・プラチナへステータスマッチした実体験はこちら
エールフランスのビジネスクラス座席指定は無料ですか?
エールフランスのビジネスクラスでも、条件によっては座席指定が有料になる場合があります。
一方で、フライングブルーの上級会員ステータスがあると、座席指定が無料になるケースがあります。私の場合、プラチナ会員として座席指定のメリットを実感しました。
ただし、対象条件は変更される可能性があるため、予約時に必ず表示条件を確認してください。
フライングブルーとJALマイル、どちらがおすすめですか?
日本在住者が日常的に貯めやすいのは、基本的にJALマイルやANAマイルです。
ただし、ヨーロッパ方面の特典航空券、とくにエールフランス・KLMを使いたい場合は、フライングブルーも選択肢になります。
どちらが絶対に良いというより、JAL・ANAで取れないときの代替手段としてフライングブルーを知っておく、という使い方が現実的です。
まとめ:フライングブルーはヨーロッパ旅行の選択肢を増やすためのプログラム
フライングブルーは、エールフランス・KLMを中心としたマイレージプログラムです。
日本ではJALやANAマイルほど一般的ではありませんが、ヨーロッパ旅行、とくにエールフランスやKLMを使う人にとっては、知っておく価値があります。
特典航空券の必要マイル数は変動し、2025年以降は日本〜ヨーロッパのビジネスクラスで必要マイル数が増えています。
そのため、以前より慎重に使う必要があります。
一方で、エールフランス・KLMの特典航空券は比較的探しやすい場面があり、JALやANAで希望日の特典航空券が取れないときの代替手段になります。
また、マイル購入セール、Promo Rewards、ステータスマッチ、上級会員特典などをうまく使える人にとっては、今でも十分に活用価値があります。
私自身も、ANA SFCからフライングブルー・プラチナへステータスマッチし、エールフランスのビジネスクラス搭乗や座席指定、ラウンジ利用などで実際にメリットを感じました。
ただし、フライングブルーは「何となく貯めるマイル」ではありません。
使う目的、必要マイル数、空席、諸税、現金航空券価格を確認したうえで、初めて価値が出るプログラムです。
ヨーロッパ旅行を予定している人、エールフランス・KLMを使いたい人、JALやANA以外の選択肢を持っておきたい人は、フライングブルーを一度チェックしておく価値があります。
まずは以下の記事から、必要な情報を確認してみてください。
- フライングブルー特典航空券の必要マイル数と改悪内容
- フライングブルーのマイル購入・バイマイルセール最新情報
- ANA SFCからフライングブルー・プラチナへステータスマッチした実体験
- エールフランス AF282 パリ〜羽田 新型ビジネスクラス搭乗記
- エールフランス AF187 羽田〜パリ 新型ビジネスクラス搭乗記
- エールフランス AF186 パリ〜羽田 新型ビジネスクラス搭乗記
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それではみなさまも、素敵な旅を!



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