※本記事は「検討中の案」を整理したものであり、最終決定ではありません
【重要な注釈】
本記事は、政府・与党内で議論されている「出国税引き上げ案」について、報道ベースの情報を整理した記事です。
現時点では確定事項ではなく、金額・時期・対象などは変更される可能性があります。
正式な決定は政府の公式発表をご確認ください。
■ 現在の出国税
- 日本の出国税「国際観光旅客税」は 1人1回あたり1,000円
- 航空券購入時に自動的に加算
- 日本人・外国人ともに対象(一定の免除規定あり)
- 制度は2019年に導入され、現在まで1,000円が維持
■ 引き上げに関する「検討案」
● 案①:出国税を 1,000円 → 約3,000円 に引き上げ
複数のメディアが「3倍の3,000円程度を検討」と報道。
オーバーツーリズム対策の財源確保が目的とされています。
● 案②:ビジネスクラス・ファーストのみ 5,000円程度(差別化案)
- 与党税制調査会が提示したとされる案
- 航空会社のシステム改修が必要とされ、実現性は未知数
- まだ“たたき台”レベルの情報
● 案③:他の旅行関連費用とのセット調整案
- パスポート発行手数料の見直し
- 観光地の保全・インフラ強化の補助
※これらも検討段階であり、正式な政策ではありません。
■ 今後のタイムライン(予想ベース)
- 2025年末〜2026年度税制改正で議論される見込み
- 法案 → 国会審議 → 閣議決定 → 施行 の流れ
- 実施時期は未定(早くても2026年以降とみられる)
報道内容を総合すると、あくまで「案の持ち寄り段階」にあり、
いつ・どの案で決まるかは全く確定していません。
■ 出国税が上がると、旅行者にはどんな影響がある?
● ① 1回あたりの渡航コストが増える
例:1,000円 → 3,000円案の場合
- 1人あたり +2,000円
- 家族4人:+8,000円
金額自体は航空券全体から見ると小さいものの、累積では無視できません。
● ② LCCや短期旅行への影響はやや大きめ
総旅行費の中で出国税の比率が高くなるため、
「週末海外」「LCC主体の旅行」ほど影響を受けやすい可能性。
● ③ ビジネスクラスの差別化課税が実施されれば上級クラスに影響
ビジネス・ファーストに5,000円案が導入される場合、
プレミアム路線の利用者への負担は相対的に大きくなります。
● ④ 訪日外国人(インバウンド)にも影響
出国時に課される税なので、訪日客も対象。
ただし「旅行需要を大きく冷やすほどではない」との専門家意見もあり。
■ 国際比較
| 国名 | 税額(参考) | 備考 |
|---|---|---|
| 日本 | 1,000円 | 引き上げ案(3,000円〜5,000円)が検討中 |
| オーストラリア | 70 AUD | 約9,000〜10,000円 |
| 韓国 | 25,000ウォン | 約3,000円 |
| シンガポール | 46.40 SGD | 約4,500円 |
| タイ | 730バーツ | 約3,000円 |
※いずれもJTB資料および各国公式情報より
https://www.jtb.co.jp/med/kaigai/rweb/kaigai/images/taxlist.pdf
※為替により日本円換算額は変動します
■ 出国税引き上げは本当に必要?
- オーバーツーリズム対策として「観光財源の確保」は妥当
- 一方で「日本の観光競争力を損なう懸念」も一部で指摘
- 国際的にも出国税は珍しくないが、日本は“導入して間もない”ため慎重論も多い
と言うことでネット上でもよく見かけますが、オーバーツーリズム対策なら、日本国籍以外の入国者から取ればいいのでは?と思います。
入国税+出国時のデポジットとともに。外国人は日本人のようにモラルやマナーが良い方ばかりではないので不法滞在対策もすべきとも思います。
そもそもESTAやETIAS、ETAなどのように事前申請と費用を支払わないと入国できない仕組みになぜしないのかも疑問ではありますが。
■ まとめ:今は「案の段階」。旅行者として知っておくべきこと
- 現在の出国税は 1,000円
- 報道では 3,000円案、ビジネス5,000円案 などが出ている
- ただし いずれも確定ではなく、施行時期も不明
- 年末〜来年度の税制改正に向けて議論が進む可能性が高い
- 正式決定後、当記事は随時アップデート予定
今回余計な増税と言いましょうか、余計な出費になりそうなお話が出てきましたのでまとめました。
ベネチアのように京都も観光税を取るべきだし、ESTAのような事前申請、支払いシステムも導入すべきでしょう。
日本は平和すぎて色んな意味で甘ちゃんですね。みんな良い人ではないのだから。
グローバル化を目指すのなら、外国の悪い部分への対策も忘れては行けない気もします。
以上
旅行のお話ではありませんが、簡単に調べてみたものとなります。
正確な情報は今後更新されていくかとは思いますが、必ずご自身でご確認ください。
それではみなさま、素敵な旅を!



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