Googleフライトで航空券を探しているとき、「この便、マイルなら何マイルで乗れるんだろう?」と思ったことはありませんか?
そんな疑問を、いつもの検索画面で確認できるのがSeats.aero(シーツ・エアロ)のブラウザ拡張機能です。航空券の現金価格の近くに、特典航空券の必要マイル数を表示できます。
しかも、JALやANAの便を、海外航空会社のマイルで予約できる候補が見つかることもあります。
この記事では、導入方法から無料・有料の違い、検索できる航空会社、利用するときの注意点までまとめました。まずは無料で試せるので、特典航空券を探している人は参考にしてみてください。
最初に結論
- Googleフライトに、特典航空券の必要マイル数を追加表示できる
- 無料版では出発60日以内の保存済み特典情報を検索できる
- Pro版では、約1年先や乗継便など検索できる範囲が広がる
- JAL・ANAの便も、提携会社のマイルを使う候補として探せる場合がある
- 「Award Not Available」はこの検索で特典情報が見つからないという表示。必ずしも満席とは限らない
Googleフライトに必要マイル数を表示できる「Seats.aero」とは?
Seats.aeroは、マイルやポイントで予約できる航空券を探すサービスです。
通常のGoogleフライトでは、航空券の時刻や現金価格を比較できます。一方、特典航空券を探すには、航空会社のサイトを別に開いて調べる必要がありました。
Googleフライト自体の基本操作は、Googleフライトで航空券を探す方法でも紹介しています。
Seats.aeroの拡張機能を入れると、Googleフライトの検索結果に特典航空券の必要マイル数も表示されます。「現金で買うか、マイルを使うか」を考えるための候補が、一つの画面で見つけやすくなります。
2026年7月に登場した機能で、Googleフライト本体の新機能ではありません。Google Chromeなどのブラウザに追加して使います。
表示される情報はSeats.aeroが対応している路線・マイレージプログラムに限られますが、航空会社のサイトを何度も行き来する手間を減らせます。
Seats.aeroの使い方|インストールから検索まで
PCのGoogle Chromeを使う場合は、次の手順で始められます。
① Chromeに拡張機能を追加する
ChromeウェブストアのSeats.aero公式ページを開き、「Chromeに追加」を選びます。
提供元がTravel Data Corporationであることを確認してから追加しましょう。無料機能を使うだけなら、Seats.aeroの会員登録は必要ありません。

インストール後の案内画面にはログインの手順も表示されますが、無料機能を試すだけならログインは必須ではありません。有料のPro機能を使う場合にログインします。
② Googleフライトでいつもどおり検索する
Googleフライトを開き、出発地・目的地・日付・人数・搭乗クラスを選びます。
例えば「羽田→パリ」「片道」のような条件です。無料版なら、まずは出発60日以内の日付を指定してみましょう。搭乗クラスは、希望に合わせて選択してください。
Seats.aeroに該当する特典情報があれば、現金価格の下にマイル・ポイント数が表示されます。読み込みには数秒以上かかる場合もあります。

画面のANA便には「Award Not Available」と表示されています。これはSeats.aeroがその検索条件で特典情報を提示していないという意味で、ANA公式サイトにも空席がないことを示すものではありません。
③ マイル数にカーソルを合わせて詳細を見る
必要ポイント数にマウスカーソルを合わせると、プログラム名(または航空会社名)、何席分の情報があるか、情報取得からの経過時間、追加費用などが表示されます。今回の画面では、JAL便に「220k pts」、エールフランス便に「Flying Blue 226.5k pts」という候補が確認できました。
「220k pts」は220,000ポイント、「226.5k pts」は226,500ポイントという意味です。表示される「1 seat」は1席の候補なので、2人以上で旅行する場合は必要人数で取り直して確認しましょう。詳細を開いた後、発券する航空会社・プログラムの公式サイトで最新の空席と条件を確かめます。


表示例には、円建ての現金運賃とドル表記の追加費用が同時に出ています。通貨や搭乗クラスが画面上で確認できない部分もあるため、ポイント価値をそのまま計算したり、画面の追加費用を確定額として紹介したりすることは避けましょう。
④ 使いたいマイルに絞って探す
画面のフィルターを使えば、特定のマイレージプログラムや必要ポイント数の上限などで候補を絞れます。諸税・手数料の上限設定など、一部はPro向けの機能です。
例えばAtmos RewardsでJAL便を調べたい場合は、Programs(プログラム)の絞り込みを使うと候補を整理しやすくなります。なお、下で紹介するSeats.aero本体サイトのフィルターと、Googleフライト上の拡張機能の設定は画面が異なります。
気になる便が見つかったら、最後は予約先の航空会社・マイレージプログラムの公式サイトで空席と支払額を確認して発券します。Seats.aeroの画面から直接航空券を発券するわけではありません。
JAL・ANAの特典航空券も検索できる?
結論からいうと、JALやANAが運航する便も、検索候補に出る場合があります。ただし、ここには少しだけ仕組みの違いがあります。
マイルの予約には「実際に乗る航空会社」と「マイルを使う航空会社」があります。例えばJALの飛行機に乗るとしても、JALマイル以外の提携プログラムで予約できることがあるのです。
| 乗りたい便 | 探す候補になるプログラム |
|---|---|
| JAL運航便 | Alaska Atmos Rewards、American AAdvantage、British Airways Club(Avios)、Qantasなど |
| ANA運航便 | Air Canada Aeroplan、United MileagePlus、Avianca LifeMilesなど |
| エールフランス運航便 | Flying Blueなど |
| カタール航空運航便 | Qatar Airways Privilege Clubなど |
上記は代表的な検索・発券候補です。すべての便や日付で表示されるわけではなく、実際の発券条件はプログラムによって異なります。
なお、2026年11月5日に確認したSeats.aero公式ステータス一覧には「JAL Mileage Bank」「ANA Mileage Club」という名前はありません。一方、今回のGoogleフライト画像には「JAL 220k pts」という表示があります。この表記だけではJALマイルによる発券かどうか判断できないため、利用するプログラムは詳細画面と発券先で必ず確認してください。
JALマイル・ANAマイルを使って予約したい場合は、それぞれの公式サイトでも調べましょう。
海外マイルによる発券方法を詳しく知りたい人は、JAL便を予約できる他社マイルの比較と、ANA便を予約できる他社マイルの比較も参考にしてください。
検索できるマイレージプログラム一覧
Seats.aeroは世界各地のマイレージプログラムに対応しています。公式ステータスページに掲載されているプログラムをグループ別に整理しました。
| グループ | 主な対応プログラム |
|---|---|
| ワンワールド系 | Alaska Atmos Rewards/American AAdvantage/British Airways Club/Cathay Pacific Asia Miles/Finnair Plus/Qantas Frequent Flyer/Qatar Airways Privilege Club |
| スターアライアンス系 | Air Canada Aeroplan/Avianca LifeMiles/Ethiopian ShebaMiles/Lufthansa Miles & More/Turkish Miles&Smiles/United MileagePlus |
| スカイチーム系 | Aeromexico/Air France/KLM Flying Blue/Delta SkyMiles/SAS EuroBonus/Saudia AlFursan/Virgin Atlantic Flying Club |
| その他 | Azul Fidelidade/Emirates Skywards/Etihad Guest/Frontier Airlines/GOL Smiles/JetBlue TrueBlue/Livelo/Virgin Australia Velocity |
2026年11月5日確認。Liveloは航空会社ではなくポイントプログラムです。一部にはベータ版や一時的に検索できないプログラムも含みます。
対応状況は変わるため、最新情報はSeats.aero公式の稼働状況一覧で確認できます。ここに名前が載っていても、すべての路線・便が表示されるわけではありません。
無料版とPro版の違い|いくらかかる?
まず試してみたい人なら、無料版からで十分です。大きな違いは、いつ出発する便まで探せるかと、検索できる候補の広さです。
| 機能 | 無料版 | Pro版 |
|---|---|---|
| 料金 | 無料 | 有料 |
| 検索できる日程 | 出発60日以内 | 最大約1年先 |
| 主な検索結果 | 保存された特典情報が中心 | 乗継便なども候補に |
| 最新情報の検索 | 保存済みデータ | 対応プログラムでライブ検索可能 |
| 詳細な絞り込み | 基本機能 | 利用できる項目が増える |
Proでもすべての便をリアルタイム検索できるわけではありません。検索する路線やプログラムによって使える機能が異なります。
Pro版の料金|2026年11月9日に値上げ予定
Seats.aeroは2026年11月9日からの値上げを予告しています。現在の料金と改定予定額は次のとおりです。
| プラン | 11月8日まで | 11月9日からの予定額 |
|---|---|---|
| 月額 | 9.99米ドル | 12.99米ドル |
| 年額 | 99.99米ドル | 109.99米ドル |
2026年11月5日時点。改定日は公式登録ページ、改定後の金額は専門メディアの報道で確認しました。申込前に公式ページで最新の価格をご確認ください。円での請求額は為替やカードの手数料などで変わります。
Proは自動更新のサブスクリプションです。解約はできますが、支払済みの料金は原則返金されません。
結局、有料版は必要?
出発まで2か月以内なら、まず無料版。 一方、半年後の旅行や翌年の夏休みなどを早めに探すならProの検索期間は魅力です。どちらも、利用できる便はSeats.aeroに対応データがある範囲に限られます。
ただし、Proに入れば希望する特典席が取れるというわけではありません。旅行の予定が年に1回程度なら、必要な時期だけ月額契約を検討する方法もあります。
実際の検索画面で見る|羽田―パリの特典航空券
今回、Seats.aero本体の検索画面で、東京発パリ行きの特典航空券を調べた画像を用意しました。ここから紹介するのはSeats.aero本体サイトの画面で、Googleフライト上の表示とは異なります。 ただし、拡張機能で見つけた候補を詳しく調べるときにも参考になります。
検索画面では日付やプログラムをまとめて絞り込める
出発地は羽田(HND)・成田(NRT)、目的地はパリ(CDG)に指定。検索画面には「プログラム」「アライアンス」「ポイント」などのフィルターが並び、日付や乗継条件を変えながら比較できます。

JAL直行便には必要ポイント数がクラス別に表示された
2026年11月5日に撮影した画面には、11月26日・27日のJAL JL45(羽田→パリ)が表示されています。画面では51k・92k・83kポイントという候補が並びました。検索時点の表示であり、発券できる人数・マイレージプログラム・空席は詳細を開いて確認する必要があります。
必要ポイントは搭乗クラスや利用するマイレージプログラムによって変わります。数値だけを見て発券先や支払総額まで同じだと判断せず、詳細を開いて比較してください。

別の画面では、便の情報にカーソルを重ねると追加費用や座席数を示す表示も確認できます。数字は検索時点の参考情報なので、発券直前に改めて確認しましょう。
乗継便も一緒に比べられる
同じ東京―パリでも、キャセイパシフィック航空などを経由する候補が表示されます。例えば必要ポイント数が少なくても、乗継が2回で所要時間が30時間を超える便もありました。必要マイル数だけでなく、乗継回数と所要時間を見比べると選びやすくなります。

画面は2026年11月5日の撮影例です。表示されたポイント数・座席数・追加費用は、その後変わることがあります。
JAL・ANAを他社マイルで探すときに役立つ理由
私はこれまで、JALマイルやAviosを使って夫婦2人分のヨーロッパ行き特典航空券を予約してきました。2026年のパリ旅行では、往路と復路で異なるマイレージプログラムを使ってJALファーストクラスを手配しています。
こうした発券で大変なのは、「その便をどのマイルで取れるのか」をプログラムごとに調べることです。
Seats.aeroは、その最初の候補探しに使えます。例えば羽田―パリのJAL便を表示し、Atmos RewardsやAviosなどで取れる可能性があるかを確認。そのあと、実際に使うマイレージプログラムで空席と費用を確かめる、という流れです。
私自身の発券例については、夫婦2人でJALファーストクラスのパリ往復を手配した実際の費用にまとめています。
使うときに気をつけたい5つのこと
1.マイル数が表示されても、空席が残っているとは限らない
Seats.aeroの無料版は、あらかじめ取得された空席情報を表示します。確認したあとに誰かが予約して、空席がなくなっていることもあります。
気になる便が見つかったら、予約先の公式サイトで確認しましょう。特にマイルの購入やポイント移行は、空席を確認してからがおすすめです。
2.2人分以上の空席は、人数を指定して確かめる
夫婦や家族で利用するなら、人数分の座席が取れるかが重要です。表示された特典候補が1席だけという可能性もあるため、予約画面で必要人数を指定して確かめてください。
3.往復を探していても、マイル数は片道分
拡張機能の必要マイル数は、基本的に片道ごとの表示です。Googleフライトで往復の現金価格を見ているときは、往復分のマイル数と勘違いしないようにしましょう。
4.必要マイル数だけでなく、追加費用も見る
特典航空券はマイルだけで乗れるとは限りません。空港税や燃油サーチャージなどが別にかかることがあります。
「現金で買う場合」と「マイルを使って追加費用を払う場合」を比べると、どちらが自分にとって使いやすいか判断しやすくなります。
追加費用については、特典航空券にかかる税金・燃油サーチャージ・手数料の解説も参考にしてください。
5.見つからない便があっても、満席とは限らない
Seats.aeroが調べていない路線や、提携先に開放されていない特典枠もあります。公式サイトには空席があるのに、Seats.aeroには表示されないこともあります。
希望便が見つからないときは、日付や空港を変えるか、航空会社のサイトでも調べてみましょう。
よくある質問
Q.Seats.aeroの検索画面とGoogleフライトの画面は同じ?
違います。Seats.aero本体サイトは、複数の日付・路線やポイント数を一覧で調べる検索画面です。ブラウザ拡張機能は、Googleフライトの通常の検索結果にマイル情報を追加するものです。この記事では両方の使い方を紹介しています。
Q.無料版を使うためにログインは必要?
不要です。Seats.aeroの公式FAQでは、拡張機能の無料機能はログインせずに利用できると案内されています。Proの検索機能を使う際にはログインが必要です。
Q.iPhoneやスマホでも使える?
今回紹介したGoogleフライト用の拡張機能は、PCのChrome、Firefox、Edge、Braveなどで使えます。iPhone版Chromeでは同じ拡張機能を追加できず、Safariも対応していません。Seats.aeroのスマホ向けアプリとは別の機能です。
Q.英語が苦手でも使える?
Googleフライトは日本語で検索できます。Seats.aeroの設定名や詳細情報は英語が中心ですが、「Programs=マイレージプログラム」「Points=必要ポイント数」のように、使う項目を覚えれば基本操作は難しくありません。
Q.マイル残高がなくても検索できる?
はい。候補を調べるだけなら、必要マイル数を持っていなくても構いません。実際に予約するときには、発券するプログラムのマイルやポイントが必要です。
Q.検索結果が表示されないときは?
拡張機能が有効かを確認し、Googleフライトを再読み込みしてみてください。無料版なら出発60日以内の日付で試し、絞り込み条件も緩めます。それでも出ない場合は、Seats.aeroにその旅程の情報がない可能性があります。
まとめ|まずは無料で、よく使う路線を検索してみよう
Seats.aeroの拡張機能が便利なのは、Googleフライトで航空券を探しながら、マイルで乗れる候補も一緒に見られるところです。
特に、JALやANAの便を海外航空会社のマイルで予約したい人、ビジネスクラスの現金運賃と特典航空券を比べたい人には、試してみる価値があります。
ただし、すべての便が検索できるわけではありません。Seats.aeroで候補を探して、予約先の公式サイトで確かめる。この使い方が基本です。
最初からProに申し込まず、まずは無料版で自分のよく使う路線を検索してみてはいかがでしょうか。
参考情報
- Seats.aero公式|拡張機能のよくある質問
- Seats.aero公式|拡張機能の使い方
- Seats.aero公式|対応プログラムの稼働状況
- Seats.aero公式|料金・登録ページ
- Seats.aero公式|利用規約
情報確認日:2026年11月5日。機能・料金・対応プログラムは変更されることがあります。


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